南伊豆の沖釣りはここがいいぞ!
米丸  http://homepage1.nifty.com/yonemaru/
龍正丸 http://www.gyo.ne.jp/ryusho/


前回に引き続き釣りについて

 基本的に俺は“沖釣り”しかやらない。
 ガキの頃から釣りは好きだったが、本格的にやるようになったのは30歳を過ぎてからだ。きっかけは、釣りをやる仲間がいて、そいつらと一緒に沖釣りを行くようになってからだな。場所はいつも決まって南伊豆に行く。釣りの面白さは、自然相手に「釣れればラッキー」もあるが、基本的なことの潮の流れ、海水の温度、船の風向きなどを含めて、 どういった場所に魚がいるかを推測しなければならないことである。 魚が感知できる温度は0.1度。魚は温度の変化などによって場所を動いたり、動かなかったりもする。なおかつ、海の黒潮、潮の流れ、満潮や干潮とかにも影響される。それこそ台風が来ていることも影響したりするからな。
fishing
とにかく魚が何を考えているか、魚の目は何色が見える、見ないといったことも分からない。そして、釣り上げるためにどうしたらエサを食べてくれるのだろうといった要素も考えなければならない。常にそういったことを思って相手(魚)と接し、釣りをしながら考え、潮の流れや黒潮といった海の状況もデータをとって行くわけだ。 そして、状況にあった道具を選び、釣り竿を海へ放す。

魚の気持ち
 じゃあ、どうやったら魚がエサを食うのか。ラッキーで食うわけじゃないから、下から上にエサに食いつくのか、目の前にあるエサが下に沈んで行くから食いつくのかなどは、俺たちには分からない。鼻があるけど臭うのか、色は何色が見えるのか、お昼は何を食ったのかとか、“魚の気持ち”を考えながら釣りをする。それから、エサを生きているように見せたり、それなりに技を使ったりしなければ、魚を釣ることはできない。
 味はてめえで釣ったヤツが一番うまい。店では食べられないからな。俺は店で魚を食べるときは釣らない魚だけを注文する。そうじゃないと怒る可能性が高いからだ。どれだけネタがいいか、新鮮かが見てすぐに分かるから。
 俺は魚をさばいたりもするが、でかいヤツはしないな。それにでかい魚はうまくないものが多い。2、3kgのヤツが一番うまい。かんぱちなんかは小ぶりが特にうまい。こう身が引き締まっているようなヤツがさ。
 釣りは楽しいことばかりではないよ。危険なことも少なくはない。釣りをやっていて危険な目にあったことは何度もある。沖釣りでは釣り竿と体が一体になっていることが多いが、いつも通りにアタリが来て釣りあげようとしたら、魚の引きが強く船から前のめりになり落ちそうになり、足だけが引っ掛かり、宙ぶらりん状態になったこともある。俺はそんな状態になっても魚を見事に釣り上げたけどな。釣りは楽しいが、危険と背中合わせでもある。


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