RACING PROJECT BANDOH
RACING PROJECT BANDOH CAR NUMBER 19

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JGTC Round 5
RACE REPORT
JAPAN SPECIAL GT CUP
Saturday 27 and Sunday 28 JUL.


新タイプのタイヤ、50kgのハンデウェイトも響き16位からスタート
荒れた展開に助けられポジションアップするも、
残念ながら終盤にクラッシュでレースを終える
前夜遅くまで作業して挑んだ決勝レースだったが・・・
2002年全日本GT選手権シリーズ第5戦
7/27(土)〜28(日)
■開催日:2002年7月27日(予選)−28日(決勝)
■コース:富士スピードウェイ(全長4,400m)
■決勝周回数:57周
■天候:予選(晴) 決勝(曇)
■路面コンディション:予選(ドライ) 決勝(ドライ)
■観客数:予選日19,100人 決勝日51,000人(主催者発表)
■車名:ゼッケン19 ウェッズスポーツMR−S
■ドライバー:田中実/後藤聡
■監督:坂東正明

【公式予選】
■予選1回目 14位 1分34秒364
■予選2回目 13位 1分34秒520
■予選結果  16位 1分34秒364
路面温度45℃、過酷なコンディションの予選となった
新しいタイヤを投入、ストレートスピードを伸ばすFUJI仕様で挑んだが予選16位
 灼熱のマレーシアから1ヶ月のインターバルで開催となる第5戦の舞台も、真夏の太陽が降り注ぐ富士スピードウェイ。このレースから新しいタイプのタイヤを投入、さらにストレートスピードを伸ばすための対策を行って臨んだが、予選前日の走行からタイムが伸び悩む。考えうるセッティングの変更を施し予選1回目を迎える。
 気温は30℃を超える真夏日。前日の50℃を越えるほどではないものの、路面温度は45℃と過酷なコンディション。まず田中実が乗り込みタイムアタック。タイムは計測2ラップ目に出した1分34秒364をベストに1分34秒台をコンスタントにマークするものの、ライバル勢は速く結果14位。
 さらにタイムアップを狙って臨んだ予選2回目。混走時間帯から田中が乗り込みインターバルで施したセッティングの変更を確認。さらに良いセッティング方向を探りながらの走行を行ない、そしてタイムアタック。しかし、タイムは1分34秒520と予選1回目のタイムを更新ならず、予選は16位に留まる事となった。
坂東監督「今回から新しいタイヤを試したけど狙った動きにならなかった。今までのタイプを比べて一長一短があって、どっちを使うか悩みどころだった。決勝ではコンスタントラップをもう少し上げるようにセットを作って、ピットワークで稼いでポイントを稼ぐしかないな」

決勝朝のフリー走行でポイント獲得の可能性も見えた
予選16番手、坂東親分の顔も渋い
後方スタートから13番手まで追い上げるが
残り10周で多重クラッシュ。モニターを見つめるスタッフ
【決勝】
■フリー走行 15位 1分35秒209
■決勝結果  22位
 コーナー立ち上がり加速の鈍さと、アンダーステアに対する対策は遅くまで行なわれた。そして臨んだ決勝日早朝のフリー走行も、田中が確認し、さらなるセッティングを行う。後半は後藤聡が乗り込んみ決勝でのバランスを確認。田中が1分35秒209、後藤が1分35秒台終盤のベストタイムで、ポイント獲得の可能性も見えてきた。
 決勝は、1周目からセーフティカーが導入され、荒れた展開を予感させる幕開けとなった。スタート直後のセーフティカーランは5周に渡り、6周目へ入るタイミングで仕切りなおしの再スタート。最初のスタートでは15番手にポジションを上げていた田中だったが、この再スタートでポジションを大きく落としてしまう。
 そしてGT500のトップが18周目走行中、サントリーコーナーで#33スープラがクラッシュ。2度目のセーフティカー導入。レースの周回数1/3を消化していたため各車続々とドライバー交代のピットインを行う。#19ウェッズスポーツMR−Sはピットでの混乱を避け、セーフティカー導入2周目にピットイン。14番手でレースに復帰した。再スタート後、田中から代わった後藤は安定したラップを刻みなら一時13番手にまでポジションをアップする。しかし、残り10周となる45周目の最終コーナーで#61を抜こうとインに飛び込んだところ、フロントを塞がれる形となって接触。そこにGT500のマシンが追突する多重クラッシュとなってしまう。#19ウェッズスポーツMR−Sの負ったダメージは大きく、その場でレースを終えることになってしまった。幸い後藤の身体に大事は無く、周回数により22位完走扱いにはなったが、チームでは次戦に向けてマシンの修復に追われることとなった。
坂東監督「最初のセーフティカーでタイヤを変えようとも考えたが周回をもう少し重ねないと状況がわからないことからそのまま行かせた。2回目のセーフティカーでは結果としても後からでも順位への影響はなかったな。後藤に履かせたタイヤは路面温度も下がったこともあって多少はいい傾向にあったが、もてぎに向けて何か考えないとこのままじゃ終われない」

田中 実「前回の富士では救済措置でリストリクターが大きかった事とウェイトも積んでいなかったけど、その時でも予選の一発だけだったから、何かムシがいる事を期待したい。それが見つかってくれて次にもてぎではいいレースをして結果を残したいですね」

後藤 聡「クルマは少しずつ良くなってきてはいますが、基本的にはアンダーステアが消えなくて、タイヤもスタート時とは違うものにしたけど劇的には良くなってないです。クラッシュはインを開けていたんで抜こうと思ってインに入ったら相手が寄せてきたからですが、それでもクラッシュはダメですね。完走しないと何も残らないですから」
公式予選・決勝結果

※第6戦は9月14〜15日に栃木県・ツインリンクもてぎで開催されます。

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[RENEWAL]ホームページリニューアルのお知らせ まもなく、JGTCでも坂東組がトップでチェッカーを受けるはず。これだけのパフォーマンスがありながら、そしてAUTOSPORT誌でも、表紙は飾るワ、特集ページはあるワ。絶対勝てるよな・・・。てなわけで、ホームページのほうも優勝に備えて少しずつお色直しです。ご期待ください。
16:11 02/08/02