RACING PROJECT BANDOH
RACING PROJECT BANDOH CAR NUMBER 19

TOP


















JGTC Round 6
RACE REPORT
MOTEGI GT CHAMPION RACE
Saturday 14 and Sunday 15 SEP.


難しいコンディションの中、予選は10位
決勝は一時4位まで浮上も
慎重になりすぎ6位入賞に留まる
今回のもてぎはあいにくの天候・・・。
2002年全日本GT選手権シリーズ第6戦
MOTEGI GT CHAMPION RACE
9/14(土)〜15(日)
■開催日:2002年9月14日(予選)−15日(決勝)
■コース:ツインリンクもてぎ ロードコース(全長4,801.379m)
■決勝周回数: 63周
■天候:予選日(曇時々雨) 決勝日(雨のち曇)
■観客数:予選日14,000人 決勝日44,000人(主催者発表)
■路面コンディション:予選(ウェット/ドライ) 決勝(ドライ)
■車名:ゼッケン19 ウェッズスポーツMR−S
■ドライバー:田中実/後藤聡
■監督:坂東正明

【公式予選】
■予選1回目 15位 1分59秒328
■予選2回目 10位 1分56秒850
■予選結果 10位 1分56秒850
スタッフによる入念なセッティング
悪天候による影響が心配されるが・・・
モニターを見つめる二人
 前線がかかり不安定な天候となったツインリンクもてぎは、朝方まで降っていた雨の影響で路面が湿っている状態。予選1回目が始まると、細かい雨が降り始める。そんな中、スリックタイヤを履いてアタックするGT500がコースアウトし赤旗中断となるなど荒れた予選となった。
 GT300の走行が開始された時も細かい雨が落ちていたが、走行ラインは乾いてくる可能性が高いため、ウェッズスポーツMR−Sはスリックタイヤを履いてコースイン。しかし、走行開始直後にコースアウトしたクルマを回収するためにセッションは中断する。仕切りなおしとなったタイムアタックで、田中実はコンディションが良くなってきた12周目に12番手となる1分59秒328をマークした。
 GT500との混走となり、後藤聡にドライバーを代えて基準タイムをクリアするための走行となるが、その間にもコンディションも改善されタイムアップを果たすクルマもあり、予選1回目を15位で終えた。
 グリップが低い状況でのマシンバランスが良くなかったことから、少しでも改善しようとインターバルでアライメントなどの見直しを行い予選2回目備える。
 予選2回目は、ドライコンディションでの走行となった。GT500との混走時間帯でクルマを確認。さらにセッティングを詰めた上でニュータイヤに履き替えて田中がタイムアタックを行う。そして、ニュータイヤへ替えた3周目に1分56秒850をマークして6番手に踊り出る。ところがその後、田中はタイムアタックを繰り返すもタイムアップは果たせず、結果として10番手で予選2回目を終えることとなった。
坂東監督「金曜の状態からさらにタイムアップを狙ってセッティングを変えたものを、雨のために確認する事が出来なかったのが敗因。ドライになった予選2回目ではもっといいセットがあったかもしれなかったね」

田中実「金曜の状況でもタイムは厳しかった。自分としてはこれ以上無いというぐらい目一杯いってミス無く走れたけど、10位じゃ話にならない。なんらかの糸口を見つけて改善しないと決勝では厳しいですね」

ピットアウトする#19
「天気悪くてもがんばってます!」
「応援に来てくださ〜い!」
坂東監督と入念な打合せ
【決勝】
■フリー走行 18位 2分13秒241
■決勝結果 6位
 クルマの状態を改善するために、夜遅くまで掛かってマシンのセットを見直したものの、朝のフリー走行も雨。雨のセッティングをしてフリー走行を終えることになり、ドライコンディションでのクルマの状況を確認する事が出来ないままに決勝を迎える事になった。
 しかし、決勝は路面がすっかり乾きドライコンディション。金曜日の状況にマシンを戻して決勝に臨む。そして、スタートドライバーの田中がひとりのドライバーが走れる周回数ギリギリまで走行を行う作戦を採った。
 田中は、スタート直後こそ順位を落としたもののすぐにポジションを取り戻し、コンスタントに予選に近いタイムを刻んでポジションをキープ。中盤以降は上位チームがピットインを行う中で2番手にまでポジションを上げ、36周目にピットイン。そして、#19ウェッズスポーツMR−Sは素早いピットワークによりクラス6位でレース復帰に成功する。全車がピットインを終えたところでクラス5位にまでポジションを上げた後藤は、さらに45周目にミッションにトラブルを抱えてペースが上がらなくなった#31ARTAアペックスMR−Sを抜いてクラス4位へと浮上する。
 しかし、レース終盤となった52周目の90°コーナーで#3シルビアにインを差されてクラス5位とポジションダウン。さらにミッショントラブルをおしてペースを上げてきた#31ARTAアペックスMR−Sに残り3周で抜かれ、クラス6位でチェッカーを受けることとなった。
坂東監督「レースタイムで見れば負けているのはちょっとだけ。タイヤが新しい状態でのタイムが遅いから、そこをこれからどうやって出していくか。そこが見つかればいい勝負が出来るから、次のテストではなんとかいいセットを見つけて、美祢のレースでは表彰台に乗りたいね」

田中 実「一発のタイムは無いわりにしぶとく走れたしタイム落ちも無かったから6位になれたけど、トップ争いが出来る状況じゃないのでなんとかクルマを速くして次のレースではトップ争いをしたいですね」

後藤 聡「課題だったピットアウト直後のペースは問題なかったんですが、終盤で勝負となった時に完走を意識しすぎてちょっと慎重になりすぎました。抜かれないつもりでは走っていたんですが、抜かれてしまったのは悔しい。次のレースでは最後まで厳しい勝負をして表彰台に乗りたいですね」

第7戦は10月26〜27日
山口県・CP MINEサーキットで開催されます。

back to
このサイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
すべての著作権は株式会社レーシング プロジェクト バンドウと情報提供者に帰属します。
質問・お問い合わせは フォームにご記入ください。
Copyright2002(C)RACING PROJECT BANDOH
(C)Dora communications Inc.
[OUT-SIDE] ホームページをリニューアルして挑んだ第6戦だったけれど残念。でも、セッティングが出せない状況で、チーム戦略で6位入賞は立派!って思うでしょ!! 12:15 02/09/17