<< 合同テスト1日目 >>
8月3日栃木県・ツインリンクもてぎで2004 AUTOBACS 全日本GT選手権第5戦「MOTEGI GT CHAMPION RACE」へ向けてのJGTC合同テスト1日目が行われた。天気予報は曇りだったが、午前中は日差しも強く好天に恵まれた。1回目のセッション開始の午前9時には気温28度、路面温度は35度というコンディション。走行は2時間の予定。青木選手がステアリングを握り、タイヤテストをメインとした走行を開始するが、1周目でギヤの異変を訴えピットイン。メカニックは迅速に作業を進め、1回目のセッションの残り時間30分という所でマシンを送り出し、9周目にベストラップの1分58秒642を記録した。その後3周して1回目のセッションは終了した。トップはNo.81シーウエストダイシンアドバンZの1分 54秒625。2番手はNo.72アドバンBOROポルシェの1分56秒370となった。 午後のセッションは、定刻の14時から2時間の予定でスタート。だが、セッション開始直前にポツポツと大粒の雨が降り出し、瞬く間にコースはウエットに。数台がスリックタイヤで出るが、すぐにピットインをする。このため、一時的にコース上からはマシンの姿が消えた。約10分後に各車は次々にレインタイヤでコースイン。だが、通り雨だったためにこのころには雨も上がり、夏の日差しも戻り、次第にコースは乾いていった。ウエッズスポーツセリカは17周目に青木選手が出した1分59秒075がベストタイムとなり7番手。ウエットの前半のトップはNo.51太陽石油プロジェクトμセリカの2分03秒259。ドライとなった残り30分でNo.80エンドレスアドバンダイシンZが57秒753を記録してトップに。さらに最後には1分57秒693までタイムを縮め、このセッションのトップタイムとした。
今日は走り出しからミッションのトラブルがあって、午前中あんまり走れなかったんだけど、その中でタイヤのメニューも結構あるのでいろいろ探って、サスペンションなんかも大幅にジオメトリを変更するようなセットで持ち込んできて、狙ったところは狙ったところで良くなってるかなと。それに対して合うタイヤを探している状態です。タイム的には午後雨が降っちゃったので路面も良くなかったんですが、それにしてもタイム的にはもうちょっと詰めないといけないかなと思ってます。ただ今日はタイムを出すのが目的ではなくて新しいセットの確認と合うタイヤを探すという作業をしなきゃいけなかったんで、その中では暗闇の中から小さい光が見えてきたかなというのは感じました。
<< 合同テスト2日目 >>
1回目セッション開始の午前9時には気温29度、路面温度32度というコンディションから走行は開始された。昨日の午後にトップタイムを記録しているNo.80エンドレスダイシンアドバンZが1分55秒718を出し、これがこのセッションのトップタイムとなった。2番手は僅差で僚友のNo.81シーウエストアドバンダイシンZの1分55秒727。ウエッズスポーツセリカは17周目に青木選手の出した1分57秒281がベストラップとなり、9番手という結果でこのセッションを終えた。この後ちょうどお昼休みにあたる時間帯にまたしても大粒の雨が落ちてきたが、昨日ほどの大粒の降りではなかった。程なく雨が止むと雨は嘘だったかのような日差しが降り注ぎ、昼のインターバルの間にコースコンディションは回復した。 2回目のセッションは、定刻の14時から2時間の予定でのスタート。気温は33度、路面温度も44度とコンディションとしては、かなり厳しい状況だった。ウエッズスポーツセリカはセットやタイヤの確認を行いつつ、このセッションではトータル41周走行し、終了間際の39周目で青木選手が1分56秒290を記録し4番手。トップはNo.81シーウエストアドバンダイシンZの1分55秒463。2番手には1分55秒787でNo.52太陽石油プロジェクトμセリカ。ウエッズスポーツセリカは総合順位5位という結果で2日間の合同テストを終えた。
車のセットとタイヤの確認という作業を今日一日やってきた中でまぁまぁ得るものはあったかなと。ただ最後4番手のタイムが出たのは出たんだけど、でも決勝はちょっと厳しいかなと見てるので、決勝は強いタイヤを作ってもらうように今リクエストしてるところです。
第5戦は9月4日〜5日に栃木県のツインリンクもてぎで開催されます。