2003マサのアルテッツァレポート vol2


社員ドライバーがアルテッツァレースに初参戦!
社員ドライバーがアルテッツァレースに初参戦!

5月のゴールデンウィークのGT選手権アルテッツアレースはドライバーの関係でキャンセルした。
その為何としても次のレースは出場したかった。菅生で早いドライバーいないかな?
ふとそんなことを考えていた。
たまたまWeds(GTのメインスポンサー)の本社の方と話していると、ハイランドで早いなら聞いたことあるなー。えっ!誰?誰?
まさも知ってる奴だよ。
えっ?
あっ!電算課の石井君?
そうそう!
そんな話になった。石井君とは昔カートの耐久レースに一緒に出場した仲であり、カートは速いのは知っていた。茂木まで送ってもらう時、インプレッサの横に乗せてもらったが目が違っていたという印象でとても負けず嫌いな性格であることもわかっていた。よーし石井君に決めた。
社員ドライバーの誕生だ。
まてよA級ライセンスは持っているのかな?
心配な為石井君に確認した。
持ってないよー。しかもカート以外のレースに出るのは始めてだしハイランドは得意だけど菅生は5回くらい走行会で走った事あるくらいとの返事。
大丈夫。大丈夫。楽しく行こうよ。楽しもうよ。
A級ライセンスは何とか間に合いそうだ。まさはどこかでこの男やってくれるんじゃないかと期待していた。
そんなこんなでシート合わせを終わらし5月19日の練習走行に備えた。
 
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5月19日、富士、天候はあいにくの雨。
1度も走った事ないハイスピードコースを初マシンで走らせるのは危険だと思ったが日程はもう限られているのでメカ2人を同行させ感触をつかんでもらった。
マシンはドライセットにレインタイヤを組んだだけ。
マシンの挙動をみるだけで15周の練習は終わった。マシンは無事だった。
ドライバーは初めてということもありとまどいもあったが期待も膨らんで帰宅した。
そして5月23日(金)練習走行日。
なんと今回もGT選手権の前座レースなのである。しかもWEDSSPORTS MR-Sは今回の菅生よりWEDSSPORTS CELICAにチェンジした。今回はWEDSにとってとても見応えと期待と話題のレースとなった。
練習は全部で3本、ドライバーがこの3本で何を感じるかまたいかにスリックタイヤになれるか? いかにLSDをつかいこなせるか? この3本はかなり重要な走行になるとわかっていた。
1本目、ペースを上げようとするがブレーキング終了からクリップまでがとにかくアンダー。なかなかアクセルが踏めない。大きくスピードを殺さないと曲がれない。この時点でトップと3秒差。
多分、ショックのリバンプが早いのだろう。ショック自体をもっとストロークさせある程度時間がかけられる方向にもっていくため、バンプラバーをカットし減衰を少しあげた。
2本目はNEWタイヤを投入、感触を確かめてもらった。1本目よりかは乗りやすいがまだ弱アンダー。
3本目はタイムを狙いにリヤのトーをいじったがこれまたうまくいかずタイムものびず終了。
明日の予選のみとなり方向性を話し合うことにした。その結果、リヤのスタビをノーマルに戻し、若干アンダーセッティングにしトラクション重視のセットに変更した。
 
【予選】

NEWタイヤを履きコースイン。速いマシンが来るのを待つ。同じくらいのペースマーカーを見つけ、ついていく。
2周目、なんとか昨日のタイムを更新40秒3。トップは峰尾の37秒1。しかし3周目に峰尾が36秒378でコースレコードを叩き出した。さすが前回富士でトップを取った男だ。波に乗っている。ホームグランドの川崎俊英は7番手。
4周目、タイヤもいい感じになり39秒8。この時点で15番手。初めてにしては上出来かなと思った。しかし38秒台に入らないとスタート位置もかなり苦しいところかなとタイムアップを望んだ。ぼくの願いが叶ったのか7周目38秒9をマーク。総合16番手で予選が終わった。
峰尾、小林、前嶋、樋口、塩野、太田の順。川崎俊英はNEWマシンでセッティングが決まらず8番手。碓井は11番手と関東勢も苦しんだ結果となった。
昨日より1.8秒タイムアップし、電算課石井のアルテッツァレース初予選は16番手で終わった。マシンはアタック中にオーバーが出たのでリヤの車高を1ターンさげ明日に望む事にした。
 
【決勝】

ハコのレース経験がない分、スタートは心配していた。インラップで何回か練習しフォーメーションでクラッチミートを試すように指示した。
今回の目標は完走。1台でも前にゴールする事。次に繋がるレースをする。楽しむ。
いよいよスタート。シグナルがレッドからグリーンへ
なんとクラッチミート失敗。1コーナー手前で3台前に行かれる。1コーナー曲がったところで19番手。レースが開始された。3周目、トップの小林が2番手前嶋にストレートでプッシュを受け1コーナーに飛んでいった。5周目にはその影響か前嶋もリタイヤ。この時点で15番手まで電算課石井はポジションを上げていた。その後は2つポジションを上げ13番手まで浮上。WEDS本社や仙台営業所の社員達は我が子を見つめるようなまなざしで石井を応援していた。そしてFAINALLAP。馬の背でトップシークレット号にインを差されそのままゴール。
電算課石井のレースは終わった。25台中14番手。始めてを考えれば80点くらいだ。
 
【総括】

今回はWEDS社員を起用してそれなりの方向性は見えた。石井君も今後に繋がるレースが出来たと思うし、自信もついたと思うし、またワンメイクレースもレベルもわかったと思う。
日本一のワンメイクレースに俺が出れば絶対優勝だよと断言できるドライバー是非応募して来てください。次は8月の富士。次のドライバーは誰になるかは・・・・・
そこの君待っている。


まさ

 



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