2003マサのアルテッツァレポート vol3


第4戦ドライバー決定!
第4戦ドライバー決定!



 7月中旬、インターネットの僕のレポートを読んだ関係者から一本の電話が入った。
「すいません。アルテッツアのワンメイクレースに出場したいのですが空いていますか?」と。
 そういえば前回のレポートの時、我こそはと思うドライバーは連絡くださいとコメントしたら本当に
応募があったのだ。詳しく聞いてみるとハコのレースは始めて。1度もハコのレースに出たことがないという。
 応募してきた嵯峨宏紀は、昨年からFTにフル参戦している20歳のドライバーだった。だが、アルテッツアのワンメイクレースは日本一のワンメイクレースでドライバーの顔ぶれもセミS耐みたいな感じでレベルは高い。昔、FTチャンピオンの後藤選手も参戦していたが1度も勝利を収める事はできなかった。しかし翌年GT300で勝利を収めたのである。
 スプリントレースなので耐久とは違うバトルが見られるし、マシンがワンメイクなのでドライバーの腕が勝負が勝負の決め手なのである。というわけで、NETZ CUPアルッテツアワンメイクレース第4戦IN富士のドライバーはFT参戦中の嵯峨宏紀に決まった。FTドライバーがどこまで通じるか見物だった。まあ所詮FTだけど・・・・。
 ハコのレースをしたことないということで急遽7月16日に富士に練習に行くことになった。
 初めてのハコ。やはり最初は車の挙動に戸惑っていたが、さすがFTドライバーすぐに50秒台に入れてきた。そしてダンパーの減衰やスタビ、PADなどを交換したが、結局タイムはあがらず元のセットに戻すことにした。そして80周という長いテストは終わった。タイヤの使い方、ABSの使い方、車の挙動変化、をもっとわかればもっとタイムはでるだろう。
 
【予選】


 8月の富士。エントリー台数は44台ほぼフルグリッドである。やはり富士だけ台数が集まる。こんなに車があるなら毎戦毎戦出て欲しいものだ。金曜日の練習走行から我らWEDSSPORTアルテッツアはいろいろ考えていた。今回はデフのしばりを256に変更しファイナルは4.3のままエンジンは山崎スペック。F18R16でシャコタン使用で戦闘準備OK。最低で3台いるウエッズカラーのトップを取りたかった。
 予選日、GT1回目の予選でWEDSSPORTCELICAがトップを奪った。関係ないがなんとなく追い風が吹いているような気がした。予選では富士はスリップが効くので速い集団に付いて行けと指示をした。
 ハコの予選。タイヤが6本規定と決められている為タイヤの使い方やスリップの使い方でタイムは1秒縮まる。予選が始まった。富士はチャンピオンレース経験者やベテランレーサーなどが得意とするサーキット。嵯峨宏紀は50秒台へタイムを上げた。そして49秒785。トップはアクシアスポーツの中川で47秒251。宏紀とは2秒5離れていた。あと5分というところで春田がエンジンブローそれを避けようとした朝日が急ブレーキ。よけきれずに福島が朝日に追突。そこで予選終了。トップ中川、井入、靖、前嶋、峰尾、福島の順。19号車は25番手。単独走行の為、予選は失敗。25番手が物語ってた。レースはレース何が起きるか分からないため明日へと準備した。
 
【決勝】
 
 決勝レース。15周という長いようで短いレースだ。レーシングプロジェクトバンドウはいまだノーポイント。GTの名が廃ってしまう。ドライバー育成部門やビジネス的に考えればしょうがないのかもしれないが、まだ僕が携わっている以上しょうがないのかも。少しでも注目されるように何かアイデアを考えなければ・・・。
嵯峨宏紀はやっと車に慣れてきたという感じだったが、まだまだ何を変えたら乗りやすくなり、その分リスクを負わなければならないことが分かっていなかった。最終コーナーをいかに速いラインで立ち上がるか、まだまだコーナーの立ち上がりのアクセルの踏みが他車より遅れていた。25番手はちょうど真ん中くらい。スタートでどのくらい前に行けるかがポイントだった。
 スタート。少しで遅れた。2台前に行かれた。1周目に前の車がクラッシュ。24番手に浮上その後、樋口がフライング。18番手までポジションを上げた。前嶋が8周目にマシンを止め、結局17番手でゴール。
 しかし大文字がレース除外、菊池が車両違反の為、結果15位となった。25番手スタートで15位は誉めてあげるべきだろう。初めてのレースで日本一のワンメイク。15位。才能はあるドライバーだった。今後はドライバーとしての才能を伸ばすことはもちろん人間的にオーラがある人間になって欲しいものだ。またFTでもみなさんナウモータースポーツの嵯峨を応援してやってください。
 
【戦い終わって】
 
 次回も乗りたいという要望を受けたので次戦も考えることにした。また今回は優勝した車が違反をした。レースに対する意気込みや研究熱心なのはよくわかるが違反はいけない。違反をしなくても良いチームだしドライバーだしましてやチャンピオンだし・・・。今後はレース終了後の車検は公開車検にしてほしいものだ。ボクシングの計量みたいに・・・。
 それにしても何かドライバーをアピールする方法はないのか。もっと雑誌媒体が取り上げてくれれば・・・。今年の頭のTV放送予定はどこにいったのだろうか・・・。
 いろいろ難しいと思うが同じ事の繰り返しは飽きちゃうよ。来年は茂木オーバルもいいなー。リバースグリットもいいなー。まあ鈴鹿に向けて頑張ろう。あっ誰かドライバーいないかなー。速くてタレント性があってお金もっていて・・・そうだ。是非TV放送するときはレポーターとして僕をやとってね。T・R・Aさん。
 てな感じで富士のレースは終わった。
 アルテッツアレースが終わってGT選手権を見てたらレース終了後泣いちゃいましたよ。GT300でセリカが勝って・・・マカオ以来僕にとっては2度目の涙でした。GTは次も勝って欲しいですね。


まさ

 



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