マサのアルテッツァレポート


Netz CUPアルテッツアシリーズ
レースレポート
2004年 第1戦 in TIサーキット英田
雨が味方!?で4位をゲット!

RACING PROJECT BANDOH
坂東 正敬

ドライバー 今村 陽一

  今年もとうとうレースが開幕した。レースはスポンサーがいないとできないスポーツ、幸運にも坂東商会には今年もスポンサーにサポートをして頂く事が決まったので坂東マサチームが2004年、始動した。パートナーはORC、WEDS、オートバックス、ネッツ山梨、TRD、エンドレス、ティーズ、ベロフ、ニューテック、ビデオオプション他の協力を得てアルテッツアワンメイクレースを継続することになった。
  ドライバーは2003年D1チャンピオン今村陽一。昨年2戦スポット参戦。不本意な成績だった為、リベンジする事になった。以前からドリフトのファンをサーキットへサーキットのファンをドリフトへとモータースポーツをマサなりに盛り上げる、この課題(コンセプト)には今村陽一は最高のパッケージだった。以前のWEDSカラーから今年はORCカラー変更(デザインは鈴木学さんに協力して頂きました。)注目度NO1のアルテッツアができあがった。第1戦GTの開幕戦の前座としてTIに乗り込んだ。

金曜日
 
  今年からショックをZEALに変更しエンジンも新しくし、後はボディーのみと昨年よりもスペックを上げたマシンでフリー走行に望んだ。
  1本目 コースは雨も上がりドライ


<< 走行後 今村陽一のコメント >>

『道を覚えるのが大変だった。道を覚えるのに3周もかかった(笑)』レーサーとは思えないコメントを残した。そして余裕が見られた。
  1本目はステアリングのセンターのずれやリヤのトラクションのかかりを確かめながらセットアップしタイムは望んでなかったが中古中古中古タイヤで1分47秒36までもっていった。
  2本目はNewタイヤを装着しフリー走行に望んだ。タイヤの消耗を気にしながらの走行で、最初はタイムが上がらずダブルヘアピンを気にしながら走行し、8周目に46秒6のタイムを叩きだした。(叩きだしたという程のタイムではないが・・・)


土曜日 予選

  ゼッケン17番碓井のすぐ後ろにつきコースイン。1周目、2周目と陽一の後ろにはアタック車両が続く、陽一は一度後ろに引き、再度アタックを開始する。
  ここでの冷静さと単独のアタックに切り替えた部分に関しては陽一も少しは馬鹿ではないとマサは感じた。5周目に46秒4を出すと昨日の碓井の車載ビデオを思い出しダブルヘアピンを昨日より攻略し、昨日交換した新品ミッションのおかげかシフトダウンもうまくいき単独で7周目に45秒5を出し、予選終了。総合10番手に滑り込んだ。トップは前嶋で44秒5とコースレコード。トップとは1秒差があるが当社のアルテッツアの車重やTI初走行などを加味するとまずまずの先につながる予選だった。
  今回よりまたD1ドライバーがレースに参戦してきた。植尾 勝浩、2002年D1チャンピオンだ。これで陽一がさらに注目を浴びるようになった。雲行きが怪しくなってきた。明日の決勝の行方は・・・・


日曜日 決勝

  朝、起きるとすでに雨が降っていた。この時はこの雨が幸運の雨になるとは予想もしてなかった。
  スターティンググリッドにならんだ21台。陽一は10番手イン側からのスタート。シグナルがレッドからグリーンへ。陽一がいいスタートを決め、スタートで8番手に浮上した。7番手を走る植尾にプレッシャーをかけるとなんと最終コーナーでまさかのスピン。7番手に浮上。今度は3番手を走る碓井がまたもや最終コーナーでスピン。入賞圏内6番手浮上した。D1ドライバー、さすがマシンコントールには自信があった。ベロフのスティンガービームを装着し常に前の車にプレッシャーをかける。2コーナーをすぎてヘアピン手前で77番がスピン、なんと5番手に浮上した。6周目36番、37番が相次いで最終コーナーでスピン、ホームストレートの壁に激突、ここで一時赤旗中断。なんと陽一は5番手でリスタートを待っている。待っている間も余裕の笑顔をみせている。
  なんなのか分からないけど笑っている陽一に真剣さを教えてやりたいくらいだった。このままでもいい。そんな気持ちの中スタートした。やはりあの余裕が裏目にでた。スタートを失敗し7番手。しかし又前が1台スピンし6番手を走行する。するとゼッケン17番碓井が凄い勢いで迫ってくる。一時は最終コーナーでスピンし最後尾まで落ちた碓井だが切れた走りに陽一は抜かれてしまう。
  しかしなんとか碓井の後を走り、前のオートバックス号に迫って行く。前との差をつめていき抜けるかなと思ったがそのままチェッカーを受けることに・・・・
  しかしレースはまだ終わっていなかった。16号車がガス欠で順位を落とし、そしてなんと2位争いしていた矢野と福島が最終コーナーで接触、福島がスピン。陽一は最終ラップゴール手前で福島を抜き5位でチェッカーを受けた。
  凄く凄くうれしかった。今回は陽一が残してくれた結果。マシンが決してよかった訳ではないがすべてが見方についてくれてなんとか残せた結果だった。
  しかしレースはまだ終わっていなかった。トップでチェッカーを受けた、ゼッケン3番前嶋が燃料違反で失格、表彰台手前4位になった。マサとして始めての入賞。賞金15万をゲットした。今回は雨と神が味方についてくれた。このまま陽一が調子に乗らなきゃいいが・・・・


<< 今村陽一のコメント >>

  植尾くんには絶対負けたくなかった。植尾はアルテッツアレースは初めてだが僕は3戦目、いろんな意味で周りがD1ドライバーだからと注目してくれるので結果を残せてで少しほっとしています。次も植尾君には負けないと思います。期待してください。次から新車でボディーも軽くなるので楽しみにしています。
  今のところランキングも4位なので、ドリフトドライバーも少しはなめられずにすんでよかったです。自分なりに今回はアピールできました。有り難うございました。


  と強気なコメントを残しTIを後にしUSAに向かった。本当に今回は昨年からいろんな方々がいろいろと協力していただいたのである程度結果が残せたと思います。次も全開で頑張りますので応援のほど宜しくお願いします。

 次戦は5月22〜23日にSUGOでGTの前座として開催されます。

レーシングプロジェクトバンドウ
(有)坂東商会
坂東 正敬



ホームへ戻る



このサイトに掲載の記事・写真・図表などの無断転載を禁止します。
すべての著作権は株式会社レーシング プロジェクト バンドウと情報提供者に帰属します。



質問・お問い合わせは フォームにご記入ください。

Copyright 2001-2003(C)RACING PROJECT BANDOH
(C)Dora communications Inc.

 
race