開催日 |
2004年7月18日 |
コース |
ツインリンクもてぎ(全長4.801379km) |
天候 |
晴れ |
路面コンディション |
ドライ |
車名 |
ORC WEDS アルテッツア |
ドライバー |
今村 陽一 |
監督 |
坂東 正敬 |
|
今回はGTの前座レースではなくMOTEGIチャンピオンレースの一環としてアルテッツアレースが組み込まれた。1Dayで予選決勝を行うため予選でトラブルが出ると決勝に出場することさえ危ぶまれる過酷なスケジュールだった。
現在シリーズランキング4位で少し調子に乗っている陽一は茂木は不得意と読んでいた。今回からスプリングをXコイルに変更し、自由調も長めにして少しでもリヤにトラクションがかかるようにセットしてきた。エンジンもNEWエンジンで今回がシリーズの山場と踏んでいた。
土曜日、相変わらずゼッケン17碓井の後ろでコースイン。思うようにタイムは上がらない。19秒をラップする。マシン自体の問題はないとドライバーのコメント。後はクリアになればと期待を持たすコメントをし午後の練習走行に望むことにした。午前中のトップは前嶋。16秒頭を出してたというが陽一は
2分17秒34で今回出場28台中10番手くらいのタイムだった。
午後、気温はますます高くなりタイムがでそうな気配は全くなかったが
午前中のドライビングの修正点を指示しタイムアップを期待した。
またまたゼッケン17番の後ろでコースイン。碓井との間隔が開いた為、一度PIT
IN。再びコースイン後17秒台に入る。17秒35までタイムを上げると9周目に17秒15を叩きだした。この時点では碓井、前嶋に続く3番手。明日の予選でどのくらい前にいけるか過去最高位のグリッドを得られるか(過去最高6位)期待をさせる練習走行だった。ミッションオイル、デフオイル、ローター、パッド、エアクリーナー、ブレーキオイルを交換して予選を待つことにした。
今回も碓井の後について最後尾でコースイン。予選は走って7周。いかに碓井についていき近いタイムを出すかが狙いだったが1周目18秒、2周目21秒と碓井との間隔が離れていく。3周目単独で17秒12を出すがどうもマシンの様子がおかしい?最終コーナーの出口の車速が練習走行と全然違う。4周目、5周目とタイムが延びずに予選終了。結局、陽一は14番手。ポールは碓井。続いて雨宮、前嶋、牧田、下藤、福嶌の順だった。すぐに陽一にマシンの状態を聞きに行くがミッションがおかしい。3から4にシフトアップできないとのコメント。とりあえず気持ちだけを切り替えて決勝に望む事にした。
何とか時間内にミッション交換を終了し、陽一の予選のコメントからリヤのトーを変更し、後は陽一が14番手からどれくらい抜くのか楽しみにしてグリッドについた。
予選2番手の雨宮栄城は予選中エンジンブローで決勝出場できず、陽一の順位はすでに13番手。スプリントとはいえ12周と長いレース。何が起きるか分からないからとりあえず1周目に勝負を賭けろ!と指示をした。シグナルがレッドからグリーンへ。なかなか良いスタートを切った陽一は1コーナーで1台交わすものの3コーナーで前が詰まった所を今度は逆に交わされてしまう。2周目に再び抜き返し、前との差をぐんぐん詰めてくる。8周目ヘアピンで前の車をインから指すものの立ち上がりで車が加速していかない。ん?おかしい?何があったのか?しばらくするとピットに戻ってきた。アクセルを踏んでも全然吹けないらしい。トランクをあけると燃圧が1.0kに落ちていた。燃料ポンプの送り側が壊れた。
勝負は終わった。陽一始めてのリタイヤ。とても残念な結果だった。
決勝は碓井選手がポールtoウイン。一度もトップを譲ることなくチェッカーを受けた。ランキングもダントツでトップとなった。
2位以下は牧田、前嶋、佐々木、馬場、下藤、となった。
たらればがない世界なので気持ちを切り替えて次ぎは絶対に勝つと心に決めてガレージに戻った。
今回は残念な結果となりましたが次の陽一は見違える走りをしてくれる事を約束してくれました。今回はスポンサー様には大変ご迷惑とご期待に応えられない結果でしたが次は必ず結果を出しますので是非期待してください。応援宜しくお願いします。
次回は9月4、5日ツインリンク茂木(GT)です。
(有)坂東商会
坂東 正敬
|