富士スピードウェイ Round9




富士スピードウェイ Round9 Qualifying Certifications



■公式予選結果

予選1回目: 3位  1分42秒647
予選2回目:27位  1分48秒709
スーパーラップ: 2位  1分42秒289
予選総合: 2位  1分42秒289

■開催日:2006年11月04日

天 候:曇り
観客動員数:予選 14,970人
監督:坂東正明
■コース:富士スピードウェイ
(全長4.563km)
路面コンディション:ドライ
車 名:ウエッズスポーツセリカ
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:松田晃司/脇阪薫一
チーム:WedsSportRacingTeam
with BANDOH

<< 公式予選 >>
■1回目  GT300クラス占有 10時10分〜10時30分/混走 10時50分〜11時10分
天候:曇り 路面:ドライ


 時間通りに始まった「FUJI GT 300KM」予選1回目。空は雲に覆われ、雨が落ちてこないかと少し不安な天候。路面コンディションとの関係で19号車ウェッズスポーツセリカは開始から16分後に脇阪選手がピットより出走する。GT300他車も路面のコンディション回復の関係か、これからアタックをかけていく様子で、ピットからコースへと出て行くのが見られる。アタックをかけるにあたって、監督が後続車両について無線で細かく連絡をとっていく。コースインから4周目に1分42秒647のタイムを出して予選3番手になる。
 GT300占有走行予選時間残り5分をきったあたりで、脇阪選手が「ピットへ戻る」と無線連絡が入った。先日よりも路面が悪く、マシンがアンダーオーバーの状態だという脇阪選手のコメントを受け、再度ピットインし、ダウンフォースレスの方向へと作業を行うこととなる。しかし、残り時間が3分ほどしか無いため、1周計測することは不可能でアウトラップのみでの確認となってしまう。多少リスクはあるものの、午後に行われる予選2回目、スーパーラップ、そして決勝へ向けてリアウィングの変更を行った。
 続いて始まった予選1回目GT300・GT500混走は松田選手からスタート。
 今回使用するタイヤは先ほどのGT300占有のときと同じものを使用。走行から5分ほど経った時、松田選手から「若干マシンがアンダー気味である」との報告を受ける。フロントタイヤの方も心配であるとのことなので、ピットインし確認作業を行うことに。予選1回目のタイムを更新するマシンはなく19号車ウェッズスポーツセリカは暫定で予選3位のポジションをゲットし、スーパーラップへ進出する事が決定した。


■2回目  GT300クラス占有 14時10分〜14時25分 ■スーパーラップ  GT300クラス 14時45分〜10時30分
天候:曇り 路面:ドライ


 予選1回目でスーパーラップ進出が決定した19号車ウェッズスポーツセリカは、脇阪選手のドライブでスーパーラップへ向けての最終確認を行うことに。主な確認事項はブレーキングと車高調整。午前の走行に引き続きタイヤの方も気にしながら周回を重ねる。幸い、ブレーキングの方は問題が無い様子だった。気温も路面温度も思いのほか高くないため、タイヤの内圧の上昇が重要なポイントとなった。予選走行時間も残り5分をきったところでピットインし、フロントパッカーを入れて再開し確認後、走行時間を終了した。
 14時45分から始まったGT300スーパーラップ。ポジションを19号車ウェッズスポーツセリカの後につける車両から続々とピットを離れ、アタックを開始する。入念にストレッチを行ってから脇阪選手がピットを離れる。最初の2LAPで丁寧にタイヤを暖めて準備万端、いざアタックラップへ。



「脇阪薫一が魅せます」という場内アナウンスどおり、渾身のアタックでセクター1、セクター2と進んでいく19号車ウェッズスポーツセリカ。今回のスーパーラップでのタイムは1分42秒289をマークし、GT300トップタイムを記録。
 残りのアタック車両は2台、96号車 EBBRO BTEC MAZIORA 350Rと777号車 梁山泊 apr MR-S。チームスタッフ全員が見守っている。96号車 EBBRO BTEC MAZIORA 350Rのタイムは1分42秒437。チームスタッフは安堵の表情、続いてラストアタックの777号車 梁山泊 apr MR-S、リストリクターが2ランクアップしているため、ストレートは速い。
 結果、777号車 梁山泊 apr MR-Sが1分41秒778のタイムを出した。したがって19号車ウェッズスポーツセリカは明日の決勝レースを2番手からスタートすることを決めた。



予選 コメント


松田晃司
ドライバー:
松田晃司
 今回は本当に上手くいった、これ以上ない予選だった。薫一(選手)のアタックは素晴らしかったね。トップはコンマ5早かったけれど僕らの車以上の救済措置を受けているから、僕らは僕らの仕事を完璧にやった結果の2番手だったし、何も悔いの残らない予選だった。いいポジションを薫一(選手)が持って帰ってきてくれたし、明日の決勝が楽しみでしょうがない。

脇阪薫一
ドライバー:
脇阪薫一
 今回は色々と車のセットの見直しをして、1つ1つ確認しながら走り出すことが出来、それがいい方向に行ったんだと思います。車ということに関して言えば、チーム、メカニックやエンジニアが今年の集大成としてうまく進めてくれたし、レースウィークも色々とモディファイを進めてくれました。タイヤの方も、ヨコハマさんが最後まで力を貸してくれたおかげで、いい流れで予選へと臨むことが出来ました。
 予選では着実に上位につくことが出来たし、予定通りのプログラムでいけました。ポジション的には想定していた位置にはいけたので納得しています。

予選総合


GT300クラス/予選総合
□1回目:2006-11-04|天候:曇り|コース:ドライ
□スーパーラップ/2回目:2006-11-04|天候:曇り|コース:ドライ
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
1777梁山泊 apr MR-SS田中 実
大嶋 和也
1'42.3121'41.778MI

+2

219ウェッズスポーツセリカS松田 晃司
脇阪 薫一
1'42.6471'42.289YH

+1

39NOMAD ADVAN LeyJun MT
OSAMU
田中 勝喜
1'42.6791'42.385YH
496EBBRO BTEC MAZIORA 350R
黒澤 琢弥
黒澤 翼
1'42.4891'42.437DL20
513エンドレスアドバンCCI ZS影山 正美
藤井 誠暢
1'42.9421'42.482YH35
662WILLCOM ADVAN VEMAC408R
柴原 眞介
黒澤 治樹
1'42.8231'42.595YH25
746吉兆宝山 DIREZZA ZS佐々木 孝太
番場 琢
1'42.7551'42.837DL5
847吉兆宝山 DIREZZA Z
長島 正興
安田 裕信
1'42.8871'43.190DL

+1

9110TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
松田 秀士
菅  一乗
1'42.8961'43.966YH15
1026カーチスTOMOタイサンGT3
西澤 和之
山路 慎一
1'42.9561'43.994YH
117雨宮アスパラドリンクRX7S山野 哲也*
井入 宏之
1'42.959
YH85
12101TOY STORY Racing MR-S
新田 守男
高木 真一*
1'42.960
MI
132プリヴェチューリッヒ・紫電S高橋 一穂
加藤 寛規*
1'43.009
YH100
1411JIM CENTER FERRARI DUNLOPS田中 哲也*
青木 孝行
1'43.088
DL25
1555DHG ADVAN FORD GT
光貞 秀俊*
池田 大祐
1'43.578
YH20
1688アクティオ ムルシェ RG-1
マルコ・アピチェラ*
桧井 保孝
1'43.585
YH
1714ハンコックエンドレスポルシェ
木下 みつひろ*
峰尾 恭輔
1'43.596
HK
18910洗剤革命 UEMATSU&石松RSR
植松 忠雄
阪口 良平*
1'44.619
YH
1987トライクジャパン ムルシェ RG-1
山西 康司*
和田 久
1'43.805
YH
205プロμマッハGOGOGO車検320R九州
玉中 哲二*
筒井 克彦
1'43.871
YH

+1

2161アネブル ADVAN VEMAC320R
密山 祥吾*
谷口 信輝
1'43.907
YH70
2277クスコスバルADVANインプレッサ
小林 且雄*
菊地 靖
1'44.212
YH
2310T&G CyberAgent DUNLOP F360Sヒロミ
尾本 直史*
1'44.212
DL

+2

2452プロμ太陽石油KUMHOセリカ
竹内 浩典*
嵯峨 宏紀
1'44.484
KH20
25111RodeoDrive WAKO'S GT3
飯島 寛也
Guts 城内*
1'45.930
YH
26666ライフワークBOMEXアップル NSX
周防 彰悟
山下 潤一郎*
1'45.406
YH

+2

27170外車の外国屋アドバンポルシェ
石橋 義三*
高見沢 一吉
1'48.624
YH
GT300クラス:以上予選通過

■GT 500 CLASS/予選総合
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
132EPSON NSXSロイック・デュバル
武藤 英紀
1'33.1081'33.668DL

+2

-25

235BANDAI DIREZZA SC430S服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
1'33.9231'33.755DL

+1

33イエローハットYMS トミカ ZS横溝 直輝
J.P・デ・オリベイラ
1'34.2141'34.084BS

+1

+25

424WOODONE ADVAN KONDO Z
柳田 真孝
荒  聖治
1'34.3371'34.195YH

+2

-25

51ZENT セルモ SCS立川 祐路
高木 虎之介
1'34.3631'34.203BS80
68ARTA NSXS伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
1'34.3541'34.397BS40

+25

736OPEN INTERFACE TOM'S SC430S脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
1'34.6931'34.525BS70
86Mobil 1 SCS飯田 章
片岡 龍也
1'34.4831'34.551BS10
922MOTUL AUTECH ZSミハエル・クルム
リチャード・ライアン
1'34.6611'34.740BS80
1025ECLIPSE ADVANスープラ
織戸 学
土屋 武士
1'34.6681'34.867YH

+1

-25

1118TAKATA 童夢 NSXS道上 龍*
小暮 卓史
1'34.787
BS80

+25

1223XANAVI NISMO ZS本山 哲*
松田 次生
1'35.136
BS80

+25

13100RAYBRIG NSX
セバスチャン・フィリップ*
細川 慎弥
1'35.235
BS100

+25

1412カルソニック インパル ZSブノワ・トレルイエ*
星野 一樹
1'35.678
BS70

+25

1566triple a サード スープラGT
アンドレ・クート*
平中 克幸
1'35.715
BS
GT500クラス:以上予選通過

両クラスの上位10台は、スーパーラップにより順位を決定

車名の後ろの S:シード権車両

□タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

□WH = ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)
+25,-25:GT500クラス特別性能調整(kg)

□スーパーラップアタックドライバー:GT500[赤字]GT300[青字]

□*=予選1回目のタイムを出したドライバー/

※No.77, 10は2006 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第25条7.により順位を決定した。


■予選1回目

※No.87, 61:国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章4.d)違反(ピット入り口のホワイトラインカット)により、
罰金3万円を課す。

※No.170:2006 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第25条 1.1)2(走行可能区分)違反により、罰金2万円を課す。