鈴鹿サーキット Round1


 2008 AUTOBACS SUPER GT 第1戦 SUZUKA GT 300km
 練習走行 2008年3月14日(金)
 公式予選 2008年3月15日(土)
 決  勝 2008年3月16日(日)

鈴鹿サーキット Round1 Practice


2008年度スーパーGTが開幕しました。

今年は新車レクサス「IS350」を第3戦富士GT500kmより投入予定で、シーズンオフからチーム一丸となって活動しています。

メインスポンサーには、長年お世話になっている株式会社ウェッズ様が今年も継続して頂ける事になり、今年のドライバーは、1997年レーシングプロジェクトバンドウとともに、シリーズチャンピオンを獲得した織戸学選手を向かえ、セカンドドライバーに阿部翼選手を起用いたしました。
また、監督には坂東正明に代わり、「爆走坂東組」2代目として、坂東正敬が就任いたします。

第1戦鈴鹿、第2戦岡山は「セリカ」での参戦となりますが、確実にポイントを獲得し、シリーズチャンピオンを目指して行きたいと思います。

「爆走坂東組」第2章にご期待ください。

<< フリー走行 >>
■ 1回目(混走) 10時00分〜11時45分
天候:雨  路面状況:ウェット  気温:12度  路面温度:13度


朝から雨が降っており、ウェットコンディションでのスタートとなった。

両ドライバーともセリカに乗るのは初めてだったが、織戸選手は開幕戦1番手でPITをスタートした。
1LAP目に2分42秒579を記録し、その後3LAP走行してPITIN、阿部選手に交代した。GT初参戦の阿部選手は緊張することも無く、3LAPを走行し、午前中の走行を終えた。

予選、決勝ともに、天気予報では晴れの為、データ収集など出来ない為、走行するチームは少なく、GT500、GT300合わせて17台しか走行しなかった。





■ 2回目(占有走行) 14時15分〜16時00分
天候:曇  路面状況:ウェット  気温:14度  路面温度:16度


午後には雨は止み、曇り空にはなったが、路面はウェット状態。

午前中に予定されていた、セーフティカーシュミレーションから始まる。
ドライバーは織戸選手、ウェットタイヤでスタート。車のセットアップはドライのセットで走行、13LAPを走行し、11LAP目には2分25秒791を記録した。阿部選手に交代し、3LAP目にコースアウト。

ベストタイムは2分27秒338を記録した。

最後には決勝用にスリックタイヤの皮むきのため織戸選手が走行、本日のベストタイムの2分23秒581を記録し、GT300クラス9番手のタイムとなった。

フリー走行 コメント


織戸 学
ドライバー:
織戸 学
初めてのセリカドライブとなったが、あいにくのヘビーウェットコンディションでまともに走れず、予選、決勝のために、車とタイヤの確認をしたかったが、雨での走行の中にも方向性が見えてきたので、セリカのパフォーマンスを出し切って、グリッド前方のほうから表彰台を目指したいと思っています。

翼に関しては、少しずつ車に慣れてきているので心配はしていません。

阿部 翼
ドライバー:
阿部 翼
初めてのスーパーGTでのレインコンディションは思ったよりスリッピーで大変でしたが、織戸選手のアドバイスで少しずつ車にも慣れてきました。

明日は今日よりもタイムを上げて走れるよう頑張ります。

坂東 正敬
監督:
坂東 正敬
ウェットコンディションの為、ドライバーのセットアップが出来なかったのが残念でした。

阿部に関しても今回は乗る機会も少なく、コースアウトしてしまいましたが、今後の成長に期待しています。


鈴鹿サーキット Round1 Qualifying Certifications


■公式予選結果

予選1回目:9位  2分07秒316
スーパーラップ:7位  2分06秒980
予選総合:7位  2分06秒980

■開催日:2008年3月15日

天 候:晴
観客動員数:予選 20,000人
監督:坂東 正敬
■コース:鈴鹿サーキット
(全長5.807km))
路面コンディション:ドライ
車 名:ウエッズスポーツセリカ
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:織戸学 / 阿部翼
チーム:WedsSportRacingTeam with BANDOH

<< 公式予選 >>
■1回目 10時00分〜10時20分(GT300)
     10時54分〜11時14分(混走)
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:13度  路面温度:20度


午前中に行われた公式予選1回目、この午前中にタイムを出さないとスーパーラップには残れない。

アタックは織戸選手、1LAP目から気合の走行で2分7秒236を記録し、2LAP目には2分7秒316を記録。
PIT INをして他のチームの様子を伺う。この際に、リアの車高調整とウイングのガーニーフラップを調整する。

予選時間半分を過ぎると、7号車ORC雨宮SGC-7が2分6秒443を記録しトップに躍り出た。

残り時間5分となったところで、62号車WILLCOM VEMACが130Rでクラッシュ。スポンジバリアに激突し、車両が宙に舞うほどのクラッシュだった。このため赤旗中断となるが、この時点で19号車ウェッズスポーツセリカは5番手タイムになっていた。

スーパーラップを確実に進出するため、2Set目のNewタイヤを装着し、再度コースイン。アタックラップに2コーナーでオーバーステアがでたためにアタックを中止した。しかしながら、他のマシンもタイムが伸びず、最終的にはGT300クラス9番手のタイムで予選1回目(GT300)を終えた。

GT500占有時間のあと、再び予選1回目、混走時間が始まった。
この時間は、阿部選手の予選タイムクリアの為の時間とされ、阿部選手がスタートした。しかし、順調に周回数を重ねていたところ、GT500,22号車MOTUL AUTECH GT-R とヘアピンで接触、スピンしてしまい、車両点検の為PIT IN、今回の予選が終わった。

この時点での阿部選手のベストラップは2分11秒392だった。

GT500との接触でペナルティーが課せられ、ベストラップ抹消になったが、2分7秒316の2番手タイムがあり、19号車ウェッズスポーツセリカは最終的に、初戦としては上出来の9番手のタイムでスーパーラップ進出を果たした。

■2回目 GT300クラス占有14時00分〜14時15分
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:17度  路面温度:30度


この占有走行2回目、スーパーラップ進出車はスーパーラップに向けてのマシンチェックを行う。惜しくもスーパーラップ進出を逃したマシンも決勝に向けてのマシンチェックや燃料満タン時のタイ ヤの磨耗、バランスなどをチェックする。

19号車ウェッズスポーツセリカはスーパーラップに進出が決定しているので、スーパーラップのためにセットアップを行う。
織戸選手が走行し、リアダンパーなどの足回りのセットを変えてスーパーラップに挑む。

■スーパーラップ GT300クラス占有14時35分〜15時15分
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:17度  路面温度:30度


今年で6年目になるセリカはスーパーラップに残った。6年と言えば、レース車両としては1世代前の車両になるだろう。そのセリカが現役でスーパーラップに残れるのは、車両の基本性能と、織戸選手のドライビングセンスの賜物だと思う。

織戸選手はスーパーラップで2分6秒980のタイムを叩き出し、明日の決勝グリッドを7番手、4列目まで上げた。


<< スーパーラップ結果 >>
GT500 クラス
1位 22号車 MOTUL AUTECH GT-R    1分51秒163
2位 23号車 XANAVI NISMO GT-R    1分51秒430
3位 12号車 カルソニック IMPUL GT-R 1分51秒562
 

 GT300クラス
 1位 13号車 プリヴェKENZOアセット・紫電   2分05秒169
 2位  7号車 ORC雨宮SGC-7            2分05秒502
 3位 26号車 ユンケルパワータイサンポルシェ  2分06秒118
 7位 19号車 ウェッズスポーツセリカ      2分06秒980

予選 コメント


織戸 学
ドライバー:
織戸 学
初めてのドライセッションで、去年のデータを基に自分のフィーリングでアタックしてみたが、スーパーラップに残ることが出来ました。
ただ、予選でタイヤを2セット使ってしまったところが悔やまれるが、スーパーラップは自分の持つ力を発揮できたと思う。

決勝に向けては、ドライバー、監督、メカニックを含め、コミュニケーションをとりながら、悔いの無いレースをしていけば、最高のレースになると思う。

阿部 翼
ドライバー:
阿部 翼
初めてのドライコンディションでセリカをドライブしましたが、思ったよう にドライブできませんでした。
織戸選手のアドバイスとデータロガーで自分の欠点が少しずつ分かってきたので、明日の決勝は頑張りたいと思います。

坂東 正敬
監督:
坂東 正敬
予選6番手を目標として鈴鹿に来ましたが、結果は7番手と言うことで満足しています。阿部選手の乗る機会が少なかったのですが、決勝に向けてもう少し作戦を練れば表彰台が見える位置にかなり近づいていると思う。

決勝の作戦は、織戸選手でスタート、2/3を担当し、阿部選手で1/3を担当させるつもりです。

今後の課題は見えてきているので、チームをまとめて表彰台を目指します。


予選総合


GT300クラス/予選総合
□1回目:2007-03-15|天候:晴|コース:ドライ
□スーパーラップ/2回目:2006-03-15|天候:晴|コース:ドライ
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
12プリヴェKENZOアセット・紫電s高橋 一穂
加藤 寛規
2'05.2112'05.169YH
27ORC雨宮SGC-7井入 宏之
折目 遼
2'06.3492'05.502YH
326ユンケルパワータイサンポルシェs谷口 信輝
山路 慎一
2'06.3682'06.118YH
443ARTA Garaiyas新田 守男
高木 真一
2'06.4672'06.649MI
546MOLA レオパレス Zs星野 一樹
安田 裕信
2'07.0672'06.720MI
681ダイシン ADVAN Z青木 孝行
藤井 誠暢
2'06.4492'06.738YH
719ウェッズスポーツセリカs織戸 学
阿部 翼
2'07.3762'06.980YH
877クスコDUNLOPスバルインプレッサ山野 哲也
佐々木 孝太
2'07.1842'07.285DL
9110KUMHO BOXSTER-GTs光貞 秀俊
池田 大祐
2'07.4042'08.101KH
1066DGRQ ムルシェRG-1山西 康司
余郷 敦
2'06.488計測できずYH
1195ライトニング マックィーン apr MR-Ss平手 晃平*
国本 京佑
2'07.418
MI
1211JIMCENTER DIXCEL ADVAN F430田中 哲也*
植田 正幸
2'07.429
YH
134EBBRO UEMATSU 320Rs阪口 良平*
松下 昌揮
2'07.982
YH
1431DOUBLEHEAD avex apr MR-S峰尾 恭輔*
坂本 雄也
2'08.217
MI
155プロμ マッハ号 320R玉中 哲二*
山野 直也
2'08.643
YH
16111ARKTECH BOXSTER-GT小泉 洋史
Guts 城内*
2'08.744
KH
1733HANKOOK PORSCHE木下 みつひろ*
影山 正美
2'09.109
HK
1816CHUGAI UEMATSU 350R植松 忠雄*
筒井 克彦
2'09.859
YH
1970GAIKOKUYA・ADVAN GT3-RS前田 剛秀
山岸 大*
2'10.243
YH
201184CARAT SON GT3宮本 隆士
大井 貴之*
2'10.470
YH
21666楽天 BOMEX 320R周防 彰悟
山下 潤一郎*
2'10.640
KH
2227石松・RYUMA HANKOOK GT3井上 貴志*
ファン・ジヌ
2'11.013
HK
GT300 以上予選通過

62WILLCOM ADVAN VEMAC 408Rs#柴原 眞介*
#黒澤 治樹
2'20.523
YH

87アクティオガイヤルドRG-3#和田 久
#栗原 宗之
出走せず
YH

88DGRQ ガイヤルドRG-3s#松田 秀士
#古谷 直広
出走せず
YH

 
■GT 500 CLASS/予選総合
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
122MOTUL AUTECH GT-Rsミハエル・クルム
柳田 真孝
1'52.1651'51.163BS
223XANAVI NISMO GT-Rs本山 哲
ブノワ・トレルイエ
1'51.5421'51.430BS
312カルソニック IMPUL GT-Rs松田 次生
セバスチャン・フィリップ
1'52.3781'51.562BS
436PETRONAS TOM'S SC430s脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
1'52.7051'52.270BS
538ZENT CERUMO SC430s立川 祐路
リチャード・ライアン
1'53.0001'52.821BS
618TAKATA 童夢 NSXs道上 龍
小暮 卓史
1'52.8601'52.910BS
732EPSON NSXsロイック・デュバル
平中 克幸
1'53.0791'53.221DL
824WOODONE ADVAN Clarion GT-RsJ.P・デ・オリベイラ
荒  聖治
1'52.9631'53.230YH
9100RAYBRIG NSXs井出 有治
細川 慎弥
1'53.6111'53.711BS
101ARTA NSXsラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
1'53.116計測できずBS
113YellowHat YMS TOMICA GT-Rsロニー・クインタレッリ*
横溝 直輝
1'53.747
BS
1217REAL NSX金石 勝智
金石 年弘*
1'53.783
BS
136ENEOS SC430s伊藤 大輔*
ビヨン・ビルドハイム
1'54.104
BS
1425ECLIPSE ADVAN SC430土屋 武士*
石浦 宏明
1'54.143
YH
1535宝山 KRAFT SC430ピーター・ダンブレック
片岡 龍也*
1'54.284
BS
1639DENSO DUNLOP SARD SC430高木 虎之介
アンドレ・クート*
1'54.873
DL
GT500 以上予選通過

両クラスの上位10台は、スーパーラップにより順位を決定

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

スーパーラップ アタックドライバー:GT500[赤字]GT300[青字]

*=予選1回目のタイムを出したドライバー/ #付のドライバーは通過基準タイム不足

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。

公式予選1回目:赤旗提示により14分35秒間中断した。(赤旗提示時刻 10:15'25 再開時刻 10:30'00)
 SUPER LAP:赤旗提示により7分2秒間中断した。(赤旗提示時刻 15:32'58 再開時刻 15:40'00)


公式予選1回目

No.70 2008 SUZUKA GT300km特別規則書第28条(ピットレーン速度制限)違反により、罰金3万円。

No.19 2008 SUPER GT Sporting Regulation第28条14により、ベストラップタイム抹消。


SUPER LAP

No.19 公式通知No.3 SL実施手順4)項違反により、罰金2万円。

No.43 公式通知No.3 SL実施手順7)項違反により、罰金2万円。

No.66 2008 SGT-SpR 第28条11違反により、罰金5万円。