マレーシア・セパンサーキット Round4


 2008 AUTOBACS SUPER GT 第4戦
       INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA
 練習走行 2008年6月20日(金)
 公式予選 2008年6月21日(土)
 決  勝 2008年6月22日(日)

マレーシア・セパンサーキット Round4 Practice


<< フリー走行 >>
■ 1回目(混走) 11時30分〜13時00分
天候:曇  路面状況:ドライ  気温:31度  路面温度:40度


灼熱のマレーシアラウンドが始まる。火曜日から準備の為セパン入りしていたが、火曜日、水曜日とも激しいスコールが降ってきた。マレーシアとしては涼しく感じる。

木曜日、阿部選手はレンタカー試走で初めてセパンサーキットを走る。今回のセパン戦は前回の富士500kmレースでのデータを基に熱対策とアップデートを施し、万全の体制で乗り込んできた。

フリー走行1回目のスタートは織戸選手、まずはマシンの確認をしつつ3LAP目に2分12秒478を記録し、GT300クラス8番手のタイムを出す。
その後、ピットインして各部の調整を行い、再度コースに出る。2分11秒445を記録しこの時点でウェッズスポーツIS350は9番手のタイムだった。ピットインし、阿部選手に代わり、初めてのセパン走行となる。自己ベストタイムは2分18秒278を記録した。

最終結果はGT300クラス12番手で終了した。


■ 2回目(混走/占有走行) 16時15分〜18時00分
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:32度  路面温度:44度


午後のセッションはセット変更に時間をかけ、開始10分後に織戸選手がスタート。

変更したセッティングが決まり、2分9秒988を記録し4番手のベストタイムを出す。
その後、阿部選手の走行となり8LAPの連続走行でベストタイムは2分11秒826を記録した。午後のフリー走行混走時間が終わり、今日は最後の走行時間GT300クラス占有時間が始まる。
コースインしたのは織戸選手。2分9秒640を記録し、6番手のタイムを出すが、残り5分のところでタイヤを交換。
最後に出したタイムが2分8秒797を記録し、2番手に浮上した。トップタイムは4号車EBBRO UEMATSU 320Rで2分8秒638だった。

トップ10台のタイムが1秒以内の接戦だが今回もスーパーラップ進出を目指して行く為、メカニックは日付の変わる時間まで作業をしていた。


マレーシア・セパンサーキット Round4 Qualifying Certifications


■公式予選結果

予選1回目:4位  2分8秒413
スーパーラップ:2位  2分8秒227
予選総合:2位  2分8秒227

■開催日:2008年6月21日

天 候:曇
観客動員数:予選 5,500人
監督:坂東 正敬
■コース:マレーシア・セパンサーキット
(全長5.542km))
路面コンディション: ドライ
車 名:ウエッズスポーツIS350
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:織戸学 / 阿部翼
チーム:WedsSportRacingTeam with BANDOH

<< 公式予選 >>
■1回目 11時00分〜11時20分(GT300)
     11時40分〜12時00分(混走)
天候:曇  路面状況:ドライ  気温:30度  路面温度:37度


□GT300占有走行
セパンらしい午前中の予選は11時からGT300がスタート。

ウェッズスポーツIS350は織戸選手がアタックする。3LAP目に2分8秒413を記録しトップに立つ。

その後、阿部選手に代わり2分10秒697を記録し、予選通過となる。GT300占有時間は4番手で終了しスーパーラップ進出となった。

トップタイムは77号車クスコダンロップスバルインプレッサで、2分6秒930を記録、荒れた路面コンディションの中、AWDの特性を活かし2番手81号車ダイシンアドバンZに1秒以上のタイム差を見せ付けた。


□混走
混走時間は阿部選手の慣熟走行となり、2分10秒299を記録し自己ベストタイムを叩き出した。


■2回目 GT300クラス占有16時00分〜16時15分
天候:曇  路面状況:ドライ  気温:32度  路面温度:43度


スーパーラップ進出が決まっているウェッズスポーツIS350は織戸選手がスーパーラップのための確認走行となる。

2LAP目に2分9秒350を記録し2番手に、その後フロントタイヤを交換し、皮むきタイヤを作り、最終結果は5番手となった。

■スーパーラップ GT300クラス占有16時35分〜
天候:曇  路面状況:ドライ  気温:32度  路面温度:43度


予選1回目4番手タイムを記録したウェッズスポーツIS350の走行順は7番目。10番手タイムの31号車APRからスタートする。

31号車のタイムは2分9秒363でこのタイムが基準タイムとなる。6番目に走行する43号車ARTAガライヤが2分8秒251を記録し暫定トップになる。7番目走行のウェッズスポーツIS350は織戸選手がアタックを担当、マシンの挙動を乱す場面もあったが、2分8秒237を記録し暫定トップに躍り出る。

予選1回目でウェッズスポーツIS350よりタイムの良かった11号車ジムセンターフェラーリF430は2分8秒283、予選1回目2番手タイムだった81号車ダイシンZは2分8秒369で暫定2番手、予選1回目トップの77号車クスコダンロップスバルインプレッサ走行までウェッズスポーツIS350は暫定トップであったが、予選1回目同様荒れた路面に強いAWDインプレッサは2分7秒154を記録し、2番手タイムのウェッズスポーツIS350に1秒以上のタイム差をつけてポールポジションを獲得した。


ウェッズスポーツIS350の結果は2番手タイムだったが、フロントロウから明日の決勝がスタートする。
「IS350」が完成してから2戦目のセパンもスーパーラップに進出し、ポテンシャルの高さが際立った。決勝も熱い戦いになりそうだ。


予選 コメント


織戸 学
ドライバー:
織戸 学
富士で完走して改良点を出し、メカニックが船積みまでに対策 してくれて良い車が出来ました。 細かいトラブルは出ましたが、現地で対策して車は良い方向に進んできている。 そのおかげで予選2番手を取ることができました。 車のポテンシャルの高さを確認できました。 他のチームに「IS350」の存在をさらに大きく感じさせたと思います。 チーム、ドライバー、タイヤメーカーがひとつになって出した結果だと思います。

阿部 翼
ドライバー:
阿部 翼
初めて走ったセパンの印象はコースレイアウトが好きなコースのひとつになりました。予選ではコースアウトすることもありましたが少しずつコースに慣れてきて走るごとにタイムアップでき、決勝に向けての良いシミュレーションが出来たと思います。

坂東 正敬
監督:
坂東 正敬
本当に時間の無い中、凄く良い状態にメカニックは車を仕上げ てくれました。まだ車の状態は80%、その中での2番手というポジションは満足しています。今回のレースは77号車がかなり速いですが表彰台に上がれるポジションなので明日を楽しみにしています。


予選総合


GT300クラス/予選総合
□1回目:2007-06-21|天候:曇|コース:ドライ
□スーパーラップ/2回目:2006-06-21|天候:曇|コース:ドライ
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
177クスコDUNLOPスバルインプレッサ山野 哲也
佐々木 孝太
2'06.9302'07.153DL
219ウェッズスポーツIS350s織戸 学
阿部 翼
2'08.4132'08.227YH
343ARTA Garaiyas新田 守男
高木 真一
2'08.4482'08.251MI50
411JIMCENTER ADVAN F430田中 哲也
植田 正幸
2'08.3842'08.283YH

+1

581ダイシン ADVAN Z青木 孝行
藤井 誠暢
2'08.3242'08.369YH5
62I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shidens高橋 一穂
加藤 寛規
2'08.6132'08.465YH40
74EBBRO UEMATSU 320Rs阪口 良平
松下 昌揮
2'08.5022'08.663YH

+2

8110KUMHO BOXSTER-GTs光貞 秀俊
池田 大祐
2'08.4662'09.060KH5
931DOUBLEHEAD avex apr MR-S峰尾 恭輔
坂本 雄也
2'08.7622'09.363MI10

+2

107ORC雨宮SGC-7井入 宏之
折目 遼
2'08.5602'09.388YH15
1162WILLCOM ADVAN VEMAC 408Rs黒澤 治樹*
密山 祥吾
2'08.817
YH

+1

1246MOLAレオパレスZs星野 一樹*
安田 裕信
2'09.029
MI45
1395apr MR-Ss平手 晃平*
国本 京佑
2'09.167
MI60
1426ユンケルパワータイサンポルシェs谷口 信輝*
山路 慎一
2'09.194
YH30
1566triple a ムルシェRG-1山西 康司*
余郷 敦
2'09.270
YH

+1

16111ARKTECH BOXSTER-GT小泉 洋史
黒澤 翼*
2'09.388
KH

+2

1733HANKOOK PORSCHE木下 みつひろ*
影山 正美
2'09.417
HK
185プロμ マッハ号 320R玉中 哲二
山野 直也*
2'09.559
YH

+2

1952GREEN TEC KUMHO IS350黒澤 琢弥*
井口 卓人
2'10.422
KH

+1

2088triple a ガイヤルドRG-3s松田 秀士*
古谷 直広
2'10.599
YH

+1

2170LUXURY CAR DEALER GAIKOKUYA&LMPポルシェ石橋 義三
山岸 大*
2'11.636
YH

+2

2287アクティオガイヤルドRG-3和田 久
栗原 宗之
-
YH

+2

GT300 以上予選通過

 
■GT 500 CLASS/予選総合
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
122MOTUL AUTECH GT-Rsミハエル・クルム
柳田 真孝
1'55.3101'55.155BS

+1

21ARTA NSXsラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
1'55.5581'55.356BS5

+1

317REAL NSX金石 勝智
金石 年弘
1'55.9311'55.443BS

+1

424WOODONE ADVAN Clarion GT-RsJ.P・デ・オリベイラ
荒  聖治
1'55.9751'55.513YH

+2

518TAKATA 童夢 NSXs道上 龍
小暮 卓史
1'56.0871'55.613BS30
632EPSON NSXsロイック・デュバル
平中 克幸
1'56.3801'56.338DL
712カルソニック IMPUL GT-Rs松田 次生
セバスチャン・フィリップ
1'56.4651'56.416BS10
825ECLIPSE ADVAN SC430土屋 武士
石浦 宏明
1'56.4051'56.458YH

+2

93YellowHat YMS TOMICA GT-Rsロニー・クインタレッリ
横溝 直輝
1'56.6911'56.545BS
10100RAYBRIG NSXs井出 有治
細川 慎弥
1'55.9941'56.754BS10
1135宝山 KRAFT SC430ピーター・ダンブレック*
片岡 龍也
1'57.185
BS
1236PETRONAS TOM'S SC430s脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー*
1'57.255
BS60
136ENEOS SC430s伊藤 大輔*
ビヨン・ビルドハイム
1'57.294
BS
1438ZENT CERUMO SC430s立川 祐路
リチャード・ライアン*
1'57.603
BS55
1539DENSO DUNLOP SARD SC430高木 虎之介
アンドレ・クート*
1'58.570
DL

+2

1623XANAVI NISMO GT-Rs本山 哲
ブノワ・トレルイエ*
1'59.090
BS95
GT500 以上予選通過

両クラスの上位10台は、スーパーラップにより順位を決定

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

スーパーラップ アタックドライバー:GT500[赤字]GT300[青字]

*=予選1回目のタイムを出したドライバー

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。

No.87は、公式予選2回目に予選通過基準タイムをクリア