富士スピードウェイ Round9


 2008 AUTOBACS SUPER GT 第9戦 FUJI GT 300km RACE

 練習走行 2008年11月07日(金)
 公式予選 2008年11月08日(土)
 決  勝 2008年11月09日(日)

富士スピードウェイ Round9 Practice


最終戦の富士は雨雲に包まれ、冬の寒さになってきた。

今年はセリカに変わりIS350が第3戦富士よりデビューした。
前回のデビュー戦では、走行3時間前に全ての作業が終わり、
スーパーラップにも進出することができた。
今回の富士ではどこまでいけるのだろうか。

<< フリー走行 >>
■ 1回目(混走) 9時15分〜10時40分
天候:曇  路面状況:ハーフウェット  気温:14度  路面温度:15度


空は曇り、ウェット宣言の中最終戦のフリー走行が始まった。

スタートは織戸選手、レインタイヤでの走行になり、3LAP目にはトップタイムの1分54秒907を記録、しかし、雨のレースに強いのは77号車クスコスバルインプレッサで、あっさりとトップタイムを記録した。

その後、マシンセッティングをこなす。阿部選手に代わり数LAP後には路面はやや乾き、セッティングをドライ方向に変えていく。ドライセットで織戸選手が走行、1分45秒417を記録し3番手に入る。

結果はGT300クラス3番手のタイムとなった。もてぎでの優勝ウェイトがまだ30kgの請っているにもかかわらず、織戸選手のハーフウェットでの絶妙なドライビングで最終戦でも上位を狙える走行となった。

■ 2回目 14時00分〜15時15分(混走)
     15時15分〜15時30分(GT300)
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:20度  路面温度:23度


曇り空ではあるが、路面はドライとなった。走行は織戸選手。

午前中のセッティングに加え、さらにドライセッティングを煮詰めていく。
ドライ路面では、ポルシェ、ランボルギーニなどの直線が速い車がタイムを出していくが、6LAP目には1分44秒897を記録しトップになる。その後阿部選手に代わり、46秒台をコンスタントに記録していく。

途中、赤旗になるが、タイヤ選択のために織戸選手が走行、1分44秒661のベストタイムを記録し、結果GT300クラス5番手となった。
やはり、富士は直線の速いマシンが上位に食い込み、ドライ路面では30kgのウェイトが効いている。


富士スピードウェイ Round9 Qualifying Certifications


■公式予選結果

予選1回目:8位  1分55秒994
スーパーラップ:3位  1分53秒250
予選総合:3位  1分53秒250

■開催日:2008年11月08日

天 候:雨
観客動員数:予選 26,500人
監督:坂東 正敬
■コース:富士スピードウェイ(全長4.563km)
路面コンディション: ウエット
車 名:ウエッズスポーツIS350
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:織戸学 / 阿部翼
チーム:WedsSportRacingTeam with BANDOH

<< 公式予選 >>
■1回目 10時10分〜10時30分(GT300)
     10時50分〜11時10分(混走)
天候:雨  路面状況:ウエット  気温:11度  路面温度:13度


最終戦富士は雨の走行が多く、予選1回目もウェット路面となった。

GT300クラス占有時間は織戸選手が担当する。トップはやはりAWDの77号車クスコスバルインプレッサで、2番手はハンコックタイヤの33号車ハンコックポルシェが記録する。
占有時間終了間際に1分57秒053を記録し、5番手タイムとなった。

混走時間は阿部選手の走行からスタート。
107%タイムをクリアし、この時点で6番手になる。






しかし、スーパーラップ進出を確実なものとするために織戸選手が再度アタック、1分55秒994を記録し、3番手になるが、救済を受けているチームも多数あり、結果は8番手となった。

これでスーパーラップ進出は確実でIS350になって、今期のスーパーラップ進出率が100%となり、来期のレースに向けても信頼度のあるマシンに成長していた。


■2回目 13時45分〜14時00分(GT300)
天候:小雨  路面状況:ウエット  気温:12度  路面温度:14度


スーパーラップ進出に向けて、セッティングを変更する。
マシンに少し不調が出るが、マシンバランスはまとまってきた。













ドライバーの目標タイムは53秒台前半、はたしてスーパーラップでどこまでタイムが出るか。


■スーパーラップ 14時20分〜14時55分(GT300)
天候:小雨  路面状況:ウエット  気温:12度  路面温度:14度


予選8番手の走行順は3番目の出走になる。

まずはスーパーラップ初出場の27号車石松・FUNKY'S・HANKOOK GT3で1分54秒151を記録し基準タイムとなる。2番出走は5号車プロμ マッハ号320Rで1分59秒593を記録、暫定2番手になる。そして、19号車ウェッズスポーツIS350の順番が来る。

モニターで確認するには安定のある走行映像だったが、タイムを見ると1分53秒250を記録しトップとなる。その後、5台が走行するが、ウェッズスポーツIS350のタイムを抜けず、19号車ウェッズスポーツIS350は暫定1番手をキープしていた。




33号車ハンコックポルシェと77号車クスコスバルインプレッサがウェッズスポーツIS350のタイムを上回り19号車ウェッズスポーツIS350のポジションは3番手となった。

明日の天気は曇りで今のところ雨の予報が出ていない。決勝レースは直線の速いマシンが脅威となるが、表彰台を目指し、今年最後のレースを締めくくりたい。



予選 コメント


織戸 学
ドライバー:
織戸 学
今回の予選は雨でしたが、ヨコハマタイヤさんが新しいウェットタイヤを用意してくれて、目まぐるしく順位が変わる中でスーパーラップの権利を得ることが出来ました。

決勝は表彰台を狙います。

阿部 翼
ドライバー:
阿部 翼
織戸選手がスーパーラップで3番手タイムを決めてくれましたので、自分のパートである後半は表彰台を狙い、最後まで走りきりたいと思います。

坂東 正敬
監督:
坂東 正敬
今回は3番手という順位は満足しています。

ヨコハマタイヤユーザーの中でトップになったことと、マークしていた26号車より前に行けたのはドライバー、チームのおかげだと思います。

決勝はストレートスピードの速い車が多い中、ピット作戦を柔軟に考え、今年最後のレースを表彰台で決めたいと思います。

予選総合


GT300クラス/予選総合
□1回目:2008-11-08|天候:小雨|コース:ウェット
□スーパーラップ/2回目:2008-11-08|天候:小雨|コース:ウェット
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
177クスコDUNLOPスバルインプレッサ山野 哲也
カルロ・バンダム
1'53.0171'51.925DL5
233HANKOOK PORSCHE木下 みつひろ
影山 正美
1'52.3561'52.129HK
319ウェッズスポーツIS350s織戸 学
阿部 翼
1'55.9941'53.250YH30
443ARTA Garaiyas新田 守男
高木 真一
1'55.4271'53.557MI80
562WILLCOM ADVAN VEMAC 408Rs柴原 眞介
黒澤 治樹
1'55.9481'53.598YH

+2

626ユンケルパワータイサンポルシェs谷口 信輝
ドミニク・ファーンバッハー
1'54.4761'53.664YH
72プリヴェKENZOアセット・紫電s高橋 一穂
加藤 寛規
1'55.9401'54.051YH55
827石松・FUNKY'S・HANKOOK GT3井上 貴志
青山 光司
1'56.1511'54.151HK

+2

946MOLAレオパレスZs星野 一樹
安田 裕信
1'55.5531'54.249MI100
105プロμ マッハ号 320R玉中 哲二
山野 直也
1'56.0961'59.593YH

+2

1166triple a ムルシェRG-1山西 康司*
余郷 敦
1'56.405
YH

+1

124EBBRO UEMATSU 320Rs阪口 良平
松下 昌揮*
1'56.576
YH

+1

1395ライトニング マックィーン apr MR-Ss平手 晃平*
国本 京佑
1'56.659
MI25
1481ダイシン ADVAN Z青木 孝行*
藤井 誠暢
1'56.671
YH60
1511JIMCENTER ADVAN F430田中 哲也*
植田 正幸
1'56.776
YH10
167ORC雨宮SGC-7井入 宏之*
折目 遼
1'57.370
YH25
1731DOUBLEHEAD avex apr MR-S峰尾 恭輔*
坂本 雄也
1'57.846
MI

+1

18110KUMHO BOXSTER-GTs光貞 秀俊
池田 大祐*
1'58.181
KH
1987アクティオガイヤルドRG-3和田 久*
栗原 宗之
1'58.436
YH

+2

2088triple a ガイヤルドRG-3s松田 秀士
古谷 直広*
1'58.997
YH

+2

2152GREEN TEC KUMHO IS350黒澤 琢弥*
井口 卓人
1'59.199
KH

+2

2216CHUGAI UEMATSU 350R植松 忠雄*
筒井 克彦
1'59.681
YH

+2

231184CARAT SON GT3宮本 隆士
ガッツ城内*
2'00.017
YH

+2

GT300 以上予選通過

170外車の外国屋&LMPポルシェ#高見沢 一吉
山岸 大*
1'57.481
YH

+1


808初音ミク Studie GLAD BMW Z4菊地 靖
#田ヶ原 章蔵*
2'02.569
YH

666楽天 BOMEX 320R#周防 彰悟*
#山下 潤一郎
2'08.296
KH

+2


9ニッソーサービスC6#谷川 達也
#武井 寛史*
2'15.100
KH

 
■GT 500 CLASS/予選総合
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
117REAL NSX金石 勝智
金石 年弘
1'45.9981'42.661BS

+2

224WOODONE ADVAN Clarion GT-RsJ.P・デ・オリベイラ
荒  聖治
1'45.1911'42.883YH

+2

31ARTA NSXsラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
1'45.9701'42.932BS60
425ECLIPSE ADVAN SC430土屋 武士
石浦 宏明
1'45.8581'43.280YH

+2

5100RAYBRIG NSXs井出 有治
細川 慎弥
1'45.7971'43.563BS10
635宝山 KRAFT SC430ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
1'45.5261'43.585BS
718TAKATA 童夢 NSXs道上 龍
小暮 卓史
1'45.9581'43.602BS65
836PETRONAS TOM'S SC430s脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
1'45.7981'44.216BS55
923XANAVI NISMO GT-Rs本山 哲
ブノワ・トレルイエ
1'45.9641'44.398BS80
1032EPSON NSXsロイック・デュバル
平中 克幸
1'45.3051'45.008DL30
116ENEOS SC430s伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム*
1'46.102
BS

+1

1212カルソニック IMPUL GT-Rs松田 次生
セバスチャン・フィリップ*
1'46.120
BS10

+1

1322MOTUL AUTECH GT-Rsミハエル・クルム*
柳田 真孝
1'46.289
BS25
1439DENSO DUNLOP SARD SC430高木 虎之介
アンドレ・クート*
1'46.655
DL

+2

1538ZENT CERUMO SC430s立川 祐路
リチャード・ライアン*
1'46.879
BS25
163YellowHat YMS TOMICA GT-Rsロニー・クインタレッリ*
横溝 直輝
1'47.097
BS55
GT500 以上予選通過

両クラスの上位10台は、スーパーラップにより順位を決定

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

スーパーラップ アタックドライバー:GT500[赤字]GT300[青字]

*=予選1回目のタイムを出したドライバー/#付のドライバーは通過基準タイム不足

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。

No.170,808,666は、出走嘆願書が提出されているが、出走の可否は9日のフリー走行後に決定する。