マレーシア・セパンサーキット Round4


 2009 AUTOBACS SUPER GT 第4戦 SUPER GT
       INTERNATIONAL SERIES MALAYSIA
 公式予選 2009年6月20日(土)
 決  勝 2009年6月21日(日)

マレーシア・セパンサーキット Round4 Practice


約1ヶ月半ぶりのレースとなるマレーシア戦。

水曜日から現地に入ったが、予報は雨、しかし現地は快晴。土曜日のフリー走行開始直後、激しい大雨が襲った。波乱の幕開けだろうか。

19号車ウェッズスポーツIS350はこのレースから性能調整が5kg増え25kgとなり、ハンディウエイトが58kgある。今年は既に83kgのウェイトがあり、昨年に比べると108kgも重くなっている。

今後の展開は厳しいが、シーズンの折り返しとなるセパンで表彰台を確実に狙っていく。そして、去年のリベンジを。

<< フリー走行 >>
■ フリー走行 10時00分〜11時30分(混走)
天候:曇〜雨〜晴  路面状況:ドライ〜ウエット  気温:27度  路面温度:30度


朝は気温も高く晴れていたが、フリー走行開始直前に大雨となった。この間は走る車も無く、各チーム小降りになるのを待っての走行となる。

スタートドライバーは片岡選手。ドライタイヤでスタートするも、すぐに大雨となり、ピットに戻ってきた。昨年は予選2位、決勝はリタイヤと19号車ウェッズスポーツIS350にとってデータの無いサーキットとなる。しかし、鈴鹿のテストで良い方向のセットとタイヤを確認している為、天候以外は不安の無いスタートとなった。







ウェットのセッティングを調整しながら7LAP目に2分30秒381を記録し、3番手となる。トップは大雨になる前のハーフウエット路面でたたき出した2分25秒091で69号車マレーシアのチームだ。しかし、19号車ウェッズスポーツIS350は日本チームでウェット路面では実質トップとなる。

走行時間が残り15分となり、織戸選手に交代し、12LAP目に2分26秒092をたたき出す。しかし、ここでチェッカーとなる。


大雨の中、赤旗も出ず、走れない時間だけが過ぎていく中、貴重なウェットデータを得ることが出来た。決勝も雨の予報が出ているので、少ない走行時間だった有意義な走行となった。











結果、3番手となり、トップタイムは46号車Zの2分24秒907となる。

このあとの予選はドライ路面となりそうだが、全力を尽くす。

マレーシア・セパンサーキット Round4 Qualifying Certifications


■公式予選結果

予選1回目:8位  2分11秒535
スーパーラップ:3位  2分10秒866
予選総合:3位  2分10秒866

■開催日:2009年6月20日

天 候:晴
観客動員数:予選 8,900人
監督:坂東 正敬
■コース:マレーシア・セパンサーキット
(全長5.543km)
路面コンディション:ドライ
車 名:ウエッズスポーツIS350
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:織戸 学 / 片岡 龍也
チーム:WedsSportRacingTeam with BANDOH

<< 公式予選 >>
■1回目 14時15分〜14時45分(混走)
     14時45分〜14時55分(GT300)
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:33度  路面温度:46度


午前中とはガラリと天気は変わり、ドライ路面の晴れとなる。マレーシアらしい天気が戻ってきた。

最初の混走時間は織戸選手からのスタート。

今回のアタックドライバーは片岡選手と決まっているので基準タイムクリアと車のドライセッティングの確認となる。



3LAP目に2分12秒114を記録し、暫定2番手となる。これで片岡選手に交代し、スーパーラップを目指して予選アタックとセッティングの微調整をする。
片岡選手最初の計測で2分12秒812を記録、午前中の大雨でラバーグリップは無く、重量のある車をセッティングの微調整を行いつつ走らせる。ここで混走時間終了となる。







ここまでの順位は3番手でトップは81号車ダイシンアドバンフェラーリF430で2分10秒442。このあとのGT300占有時間最後のアタックで2分11秒535を記録し暫定3番手につくが、重量の軽いマシンがセパンサーキットの特性を活かし、上位に食い込んできた。

最終結果は8番手となり、スーパーラップの権利を獲得した。19号車ウェッズスポーツIS350はデビューから全てのスーパーラップ10戦(昨年のもてぎはノックダウン予選)に参加している。

■スーパーラップ 16時20分〜
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:33度  路面温度:43度


8番手で予選を終えた19号車ウェッズスポーツIS350の走行順は最初である。
片岡選手の渾身の走りで2分10秒866を記録し、このタイムが基準タイムとなる。











2番目に走行の11号車ジムゲイナーアドバンフェラーリF430が2分10秒423を記録し、暫定トップへ、その後4番目走行の46号車SロードZが2分10秒356を記録、19号車ウェッズスポーツIS350は暫定3番手となる。



6番手2号車が2分9秒983を記録、ポールポジションは2号車となり、19号車ウェッズスポーツIS350は4番手スタートのセカンドローが決定した。


しかし、2号車に車輌規定違反が発覚し、タイム抹消となる。最終結果は3番手となり、後ろには52号車のシフトIS350となった。
これでセカンドローはレクサスIS350の2台となる。


明日の決勝は雨の予報が出ている。19号車ウェッズスポーツIS350は表彰台を目指し明日の決勝に挑む。



予選 コメント


坂東 正敬
監督:
坂東 正敬
今回の3位はラッキーでした。
普通に考えれば2号車と81号車が速かったですからね。
しかし、セカンドローというポジションからどのようにレースを組み立てるか?
また、雨とPITとの関係が明日の鍵になるでしょうね、

織戸 学
ドライバー:
織戸 学
スーパーラップに残れたことは自分にとってもチームにとってもラッキーだった。
いろいろな事が起こった中で、表彰台は難しいとおもっていたが、3番手スタートはうちに流れがあると思います。

片岡 龍也
ドライバー:
片岡 龍也
朝のフリー走行が雨できっちり走れなかった分、予選に向けていまひとつだったのですが、満足のいく走りでスーパーラップに残ることが出来、ラッキーな部分も含め、3番手を取れたことはチームにとっても大きかったと思います。


予選総合


GT300クラス/予選総合
□1回目:2009-06-20|天候:晴|コース:ドライ
□スーパーラップ:2009-06-20|天候:晴|コース:ドライ
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
146エスロード MOLA Zs星野 一樹
柳田 真孝
2'11.2872'10.356YH40
211JIMGAINER ADVAN F430田中 哲也
平中 克幸
2'11.4352'10.410YH32
319ウェッズスポーツIS350s織戸 学
片岡 龍也
2'11.5352'10.866YH58
452KUMHO TIRE  SHIFT  IS350佐々木 孝太
山野 直也
2'11.0902'10.897KH6
566triple a ムルシェ RG-1山西 康司
余郷 敦
2'11.4042'11.423YH
687giraffa ガイヤルド RG-3井入 宏之
和田 久
2'09.8622'17.710YH
781ダイシン アドバン Ferraris青木 孝行
藤井 誠暢
2'10.442-YH40
869雷アジア MT900Rメルビン・チュー
マーティン・ショート*
2'11.771
YH
974COROLLA Axio apr GTs井口 卓人*
国本 雄資
2'11.830
MI22
105マッハGOGOGO車検320Rマッハ号玉中 哲二*
赤鮫 オヤジ
2'11.858
YH2
117M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7s谷口 信輝*
折目 遼
2'11.880
YH74
1226AMPREX タイサンポルシェs黒澤 治樹*
筒井 克彦
2'11.900
YH20
1388triple a ガイヤルド RG-3松田 秀士
坂本 祐也*
2'12.690
YH
1431avex apr COROLLA Axios坂本 雄也*
山内 英輝
2'13.348
YH12
1543ARTA Garaiyas新田 守男
高木 真一*
2'13.451
MI82
1610JIMGAINER ADVAN F360植田 正幸*
川口 正敬
2'13.553
YH
17666FieLDS BOMEX 320R周防 彰悟
山下 潤一郎*
2'14.189
KH
GT300 以上予選通過

111石松 with ARKTECH GT3池田 大祐*
#東 徹次郎
2'13.940
KH

2I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shidens加藤 寛規
吉本 大樹


YH22

 
■GT 500 CLASS/予選総合
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
11MOTUL AUTECH GT-Rs本山 哲
ブノワ・トレルイエ
1'59.9761'58.124BS40
23HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rロニー・クインタレッリ
安田 裕信
1'59.5231'58.195MI8
318ROCKSTAR 童夢 NSXs道上 龍
小暮 卓史
1'59.9061'58.291BS42
46ENEOS SC430s伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
1'59.4891'58.719BS28
5100RAYBRIG NSXs井出 有治
細川 慎弥
1'59.3381'58.789BS6
68ARTA NSXsラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
2'00.3621'58.996BS44
724HIS ADVAN KONDO GT-RsJ.P・デ・オリベイラ
荒 聖治
2'00.1771'59.007YH62
835KRAFT SC430s石浦 宏明
大嶋 和也
2'00.1821'59.584BS24
938ZENT CERUMO SC430s立川 祐路*
リチャード・ライアン
2'00.446
BS54
1012IMPUL カルソニック GT-Rs松田 次生*
セバスチャン・フィリップ
2'00.484
BS38
1117KEIHIN NSX金石 年弘*
塚越 広大
2'00.529
BS22
1236PETRONAS TOM'S SC430s脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー*
2'00.546
BS60
1332EPSON NSXsロイック・デュバル*
中山 友貴
2'00.968
DL18
1439DUNLOP SARD SC430アンドレ・クート
平手 晃平*
2'01.147
DL4
GT500 以上予選通過

両クラスの上位8台は、スーパーラップにより順位を決定

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

スーパーラップ アタックドライバー:GT500[赤字]GT300[青字]

*=予選1回目のタイムを出したドライバー/#付のドライバーは通過基準タイム不足

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。


No.2 2009 SUPER GT Sporting Regulations 第3章 第50条5 違反により予選タイム抹消