鈴鹿サーキット Round6


 2009 AUTOBACS SUPER GT 第5戦
   第38回 INTERNATIONAL Pokka GT SUMMERSPECIAL
 公式予選 2009年8月22日(土)
 決  勝 2009年8月23日(日)


鈴鹿サーキット Round6 Race


■決勝結果結果

フリー走行: 
決勝結果:6位

■開催日:2009年8月23日

天 候:
観客動員数:決勝34,000人
監 督:坂東 正敬

■コース :鈴鹿サーキット(全長5,807km)
路面コンディション:ドライ
車 名:ウェッズスポーツIS350
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:織戸 学/片岡 龍也
チーム:WedsSportRacingTeam with BANDOH

<< フリー走行 >>
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:33度  路面温度:46度


夏の鈴鹿らしい天候となり、午前中のフリー走行が始まった。

スタートドライバーは片岡選手。決勝を見据えての最終確認が出来る最後のフリー走行、2LAP目には2分10秒334を記録し2番手タイムとなる。マシンの状態は良いようで、織戸選手に交代、順調に周回を重ね30分のフリー走行は終了した。

結果、7番手タイムとなり、午後の決勝に向けて良い感触を得た。

<< 決勝 >>
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:31度  路面温度:42度


スターティンググリッドに着くころには、雲は厚くなり雨もパラついてきた。
フォーメーションラップが始まるころには大粒の雨が降ってきたが、数分でやみ700kmの耐久レースが始まった。

スタートは片岡選手。今回は3ピットが義務付けられているので、19号車ウェッズスポーツIS350の作戦として、周回数の均等割り28LAPでの交代で燃料は軽めで走ることとなる。

5番手スタートの19号車ウェッズスポーツIS350は1番重いウェイトの中、5番手を死守するが、周りのマシンはウェイトも軽く、ストレートが速い為、少しずつ順位を下げていく。
6LAP目に6番手となり、7番手を走行する43号車ARTA Garaiyaとのバトルとなった。チャンピオン争いをするこの2台のバトルは熱く、10LAP目にお互い譲らず1コーナーで2台ともコースアウト、その隙に7号車M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7が6番手に浮上した。








100LAP以上の周回数を走るこのレースの序盤で、ポイントランキング上位3台が直接バトルとなり、15LAPもの熾烈な戦いが続き、ピット作業に入るマシンがいたため、5番手まで上がるが前後のマシンは変わらず、28LAP目に19号車ウェッズスポーツIS350はピットイン、織戸選手に交代する。コースに戻ったときには、10番手で復帰となった。



その後は各車ピット作業の為順位が入れ替わっていく、コンスタントに10秒〜11秒台のタイムで織戸選手は走行していき、39LAP目には3番手となった。この時点で1回目のピット作業は全車終っており、数台のマシンが2回目のピット作業を終えていた。

しかし、後方を走るマシンはランキング争いをしている7号車M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7、19秒の差をつけて先行しているが、このあとのピット作業で前に行かれる可能性がある。53LAP目に19号車ウェッズスポーツIS350は2回目のピット作業となる。
片岡選手に交代、コース復帰は8番手でピット作業にもミスは無く、良い流れのレースが続く。




前を行くのは43号車ARTA Garaiyaで、4秒先を走る、後方は19号車ウェッズスポーツIS350のあとにピット作業を行った7号車M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7で31秒後ろとなっている。

7番手を走る19号車ウェッズスポーツIS350は75LAP目には5番手まで浮上するが、4番手は2号車アップル・K-one・紫電、6番手は43号車ARTA Garaiya、7番手は7号車M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7とランキング上位4台がここでも熾烈なポイント争いを繰り広げる。
しかし、78LAP目にGT500のNSXがマシントラブルで炎上し、セーフティーカーが入ってしまう。

最後のピット作業を終っていない19号車ウェッズスポーツIS350はレーススタート後の81LAP目、すぐに最後のピット作業に入り織戸選手に交代する。

復帰後の順位は6番手、前を走る各マシンはセーフティーカーが入る前にピット作業が終っていた。織戸選手はナイトセッションで昼間のような気迫の走りで前を行く11号車JIMGAINER ADVAN F430を追いかけるも、今回ポールポジションを取った81号車ダイシンアドバンFerrariがすぐ後ろに迫り90LAP目には7番手に後退してしまう。

しかし、110LAP目、後ろには7号車M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7が接近してくる中、何とか81号車ダイシンアドバンFerrariを抜き6番手に、そして7号車M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7を押さえて6番手でフィニッシュした。

100kg以上のウェイトを積んだマシン、これを最高の状態に仕上げたメカニック、ウェイトをものともせず走りきった織戸選手、片岡選手、ピット作業も完璧、ミスの無い走り、全てが順調に流れていたが、セーフティーカーの導入で後半の作戦がかみ合わなくなってしまったレースとなった。

しかし、このレースでチャンピオンを取れるマシン、ドライバー、メカニックとパッケージは揃っていることは証明され、各チームの脅威となっているだろう。

ランキングは3位となってしまったが、トップとの差は4ポイント。残り3戦は激しい戦いとなるに違いない。


決勝 コメント



織戸 学
ドライバー:
織戸 学
決勝はチームの作戦通り順調に進んでいました。
3スティント目で片岡選手がガス満タンで走っていたので自分のピット作業ではリアタイヤ交換、短めの給油で上のほうで戻れる予定でしたがセーフティーカーが入った為にリズムが狂いだしてしまいました。

片岡 龍也
ドライバー:
片岡 龍也
序盤はストレートの速い車にコーナーで詰まったりしましたが、車の状態もよく、自分たちのペースでレース運びが出来ていましたが、セーフティーカーが自分たちには不運となってしまいました。

ポイントランキングも3位に落ちてしまいましたが、流れはあるので次戦でポイントリーダーに返り咲きたいと思います。

坂東 正敬
監督:
坂東 正敬
6位、悪くないですが悔しいです。

46号車、43号車ともバトルをしていたので、SCで作戦が狂いました。
しかし、これもレースです。700kmをノーミスで走ったドライバーには感謝しています。
絶対にチャンピオンをとりたいので残り3戦、ミスなく戦います。
トップと4ポイント差ですが、まだまだチャンスはあります。もう1度チームのモチベーションを上げて富士に望みます。応援よろしくお願い致します。

絶対に負けません。


総合結果


■GT300クラス/決勝
2009-08-23 | スタート 15:00 | 天候:曇/晴 | コース:ドライ | 鈴鹿サーキット:5.807km
Po. No. Machine Driver Time Diff Laps Tire WH
146エスロード MOLA Z星野 一樹
柳田 真孝
4:17'12.955112YH66
243ARTA Garaiya新田 守男
高木 真一
0'00.607112MI88
32アップル・K-one・紫電加藤 寛規
吉本 大樹
0'01.430112YH92
474COROLLA Axio apr GT井口 卓人
国本 雄資
0'04.601112MI28
511JIMGAINER ADVAN F430田中 哲也
平中 克幸
0'04.947112YH60
619ウェッズスポーツIS350織戸 学
片岡 龍也

0'27.750112YH100
77M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7谷口 信輝
折目 遼
0'28.398112YH96
881ダイシン アドバン Ferrari青木 孝行
藤井 誠暢
青山 光司
0'33.009112YH56
952KUMHO TIRE  SHIFT  IS350佐々木 孝太
山野 直也
関口 雄飛
1Lap111KH14
1088triple a ガイヤルド RG-3松田 秀士
坂本 祐也
1Lap111YH
1155J-TRUST F-PRO おうとキット ポルシェ山岸 大
小泉 洋史
2Laps110YH
1287giraffa ガイヤルド RG-3井入 宏之
和田 久
2Laps110YH
13666FieLDS BOMEX 320R周防 彰悟
山下 潤一郎
宮本 隆士
5Laps107KH
144BOMEX LIAN BOXSTER上住 道人
伊藤 善博
山本 すばる
8Laps104KH
1510JIMGAINER ADVAN F360植田 正幸
川口 正敬
9Laps103YH4
1626UP START タイサンポルシェ黒澤 治樹
阿部 翼
筒井 克彦
12Laps100YH28
1766triple a ムルシェ RG-1山西 康司
余郷 敦
18Laps94YH12
1831avex apr COROLLA Axio坂本 雄也
峰尾 恭輔
Takamori.com
19Laps93YH24
GT300 規定周回数:78

808初音ミク Studie GLAD BMW Z4菊地 靖
田ヶ原 章蔵
番場 琢
52Laps60YH

5マッハGOGOGO車検320Rマッハ号玉中 哲二
赤鮫 オヤジ
85Laps27YH2


■GT 500 CLASS/決勝
2009-08-23 | スタート 15:00 | 天候:曇/晴 | コース:ドライ | 鈴鹿サーキット:5.807km
Po. No. Machine Driver Time Diff Laps Tire WH
135KRAFT SC430石浦 宏明
大嶋 和也
4:16'02.744121BS28
23HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rロニー・クインタレッリ
安田 裕信
0'10.681121MI52
338ZENT CERUMO SC430立川 祐路
リチャード・ライアン
0'18.450121BS58
418ROCKSTAR 童夢 NSX道上 龍
小暮 卓史
0'20.928121BS64
512IMPUL カルソニック GT-R松田 次生
セバスチャン・フィリップ
0'36.905121BS52
61MOTUL AUTECH GT-R本山 哲
ミハエル・クルム
0'37.189121BS86
739DUNLOP SARD SC430アンドレ・クート
平手 晃平
0'49.525121DL34
836PETRONAS TOM'S SC430脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
1'00.967121BS78
9100RAYBRIG NSX井出 有治
細川 慎弥
1'44.360121BS38
1017KEIHIN NSX金石 年弘
塚越 広大
金石 勝智
1Lap120BS62
1124HIS ADVAN KONDO GT-RJ.P・デ・オリベイラ
荒 聖治
2Laps119YH74
128ARTA NSXラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
37Laps84BS66
GT500 規定周回数:84

6ENEOS SC430伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
57Laps64BS40

32EPSON NSXロイック・デュバル
中山 友貴
109Laps12DL18

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

開始時刻:15:05'27/終了時刻:19:21'29

出走台数:34台/完走台数:30台

セーフティカー 導入時刻 17:58'53 解除時刻 18:18'36

決勝ベストラップ
GT500 - 1'58.093 : No.35 KRAFT SC430 (石浦 宏明)
GT300 - 2'09.282 : No.5 マッハGOGOGO車検320Rマッハ号 (玉中 哲二)

No.36 2009 SGT-SpR 第30条1. (接触行為) 違反により、ドライビングスルーペナルティが課した。

No.808 2009 SGT-SpR 第30条1. (接触行為) 違反により、ドライビングスルーペナルティが課した。

No.26 2009 SGT-SpR 第33条4. (燃料補給) 違反により、ドライビングスルーペナルティが課した。

No.10 2009 SGT-SpR 付則-3 SC運用規定2. 違反により、ドライビングスルーペナルティが課した。

No.46 SGTチーム監督ミーティング 資料20項 違反により、罰金5万円が課した。