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Round.4 SUGO RACE REPORT


2011 SUPER GT SUGO GT 250KM RACE

■開催日:2011年7月30日〜7月31日
■コース:スポーツランドSUGO(全長3.704km)
  
■天候:<予選> 雨<決勝> 曇
■路面コンディション:<予選>ウエット<決勝>ドライ
■チーム:LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
■車名:WedsSport ADVAN SC430
■ドライバー:片岡龍也/ 荒聖治
■監督:坂東正敬
■観客動員数:予選 9,200人/ 決勝 27,000人


悪天候の混戦を切り抜け、決勝8位でフィニッシュ!

貴重な3ポイントを獲得し、今シーズンを折り返した。



2011 年の折り返しとなるSUPER GT Rd4 がスポーツランド菅生で開催された。今シーズンは開幕から天候に左右されるが、この菅生でも降ったりやんだりの雨に、苦しんだ一戦となった。

4 戦目を迎えた「LEXUS TEAM WedsSport BANDOH」は一戦ごとに力をつけ、この菅生では、予選は予想外の14 位となるが決勝では波乱の混戦を切り抜け8 位でフィニッシュし、貴重な3 ポイントをゲットした。

予選

■7月30日(土)予選 【14位/1分18 秒143】

公式予選1回目 天候:雨 | コース:ウエット | 気温24℃ | 路面温度22℃


予選を迎えた朝は雨。この時期なら蝉が鳴き、真夏の太陽が容赦なく照りつける事を予想していたが、今日は梅雨のようなじっとりした雨がコースを叩いた。夜半から降っていた雨は、フリー走行中にはやんだが、コース上ではスピンするマシンが後を絶たず路面はかなり荒れているようだ



今回は荒を中心にテストメニューが組まれ走行開始。荒からも「クルマ、悪くないよ」と好感触のコメントが入るなど、1 時間半のフリー走行は5 番手タイムを刻み好感触で終了。「WedsSport ADVAN SC430」は先週末の鈴鹿のテストでも、タイヤもマシンもよい仕上がりを見せていた結果があらわれていた。



そして12 時55 分からいよいよ予選が始まった。今回の予選はスーパーラップ方式となる。このころには雨もすっかりやみコースはほとんどドライという印象。タイヤチョイスに難しい場面ということもあり、チームはライバル達の動向をみて6 分遅れて荒をコースへ送り出した。この時点で、トップタイムは32 号車 EPSON HSV-010 の1‘18.661 とドライから2 秒落ちといったところ。荒は3ラップ目には1’18.773 のタイムを出し11 番手につける。そして、6 ラップを走り片岡にバトンタッチ。だが、片岡がコースへ出たとたん、また雨が降り出した。そしてこの雨に足元をすくわれた300 クラスのマシンがコースアウト。合同予選5 分を残して赤旗中断となってしまう。



この赤旗中断中も雨は降り続く。赤旗はすぐに解除になったものの、コースへ出たとたんに雨が降ってしまった片岡は、残念ながらこのセッションに基準タイムをクリアできておらず、本来ならば500 クラスの占有走行は荒が再アタックをかける予定だったが、急遽、基準タイムクリアと共に片岡がタイムアタックをかけることになってしまう。



そしてコースクリアになり、スケジュールが進行し500 クラスの占有予選になった。しかし、始まったとおもいきやまたもや赤旗中断。降ったりやんだりを繰り返す雨に悪くなるコースコンディション。難しい場面が続く。

しかし、ライバル達も条件は一緒。赤旗が解除のアナウンスと共に、すぐさま「WedsSport ADVAN SC430」をコースへ送り出す。そして片岡は3 ラップ目には1‘18.143 のタイムを刻み暫定7 位にポジションを置くが、刻々と変化する路面状況で、コントロールラインを通過するとトップが入れ替わる。「WedsSport ADVAN SC430」はアタックを続けるがライバル達の追い上げが厳しく14 位と言う結果に。



スーパーラップのトップは、46 号車 S Road MOLA GT-R 1‘26.365 。2 位、39 号車 DENSO SARD SC430。 3 位、24 号車 ADVAN KONDO GT-R。

監督・ドライバーコメント


片岡龍也選手

予選はかなり不安定な天気で思ったように行かず苦労しました。予選は荒さんがアタックするはずだったんだけど。準備不足もあり、うまくいかなかったです。
YOKOHAMA さんのタイヤは策が練ってあったようで好感触だったので決勝にはつながると思います。明日は天気が心配ですが頑張ります。


荒聖治選手

開幕に引き続き、ウエットタイヤのパフォーマンスを確認できました。しかし、天候が不安定で、タイミングを合わせられなくて、せっかくのパフォーマンスを生かしきれず残念でした。
その中でもドライの手ごたえもあったので、明日のレースはベストを尽くします。


坂東正敬監督

路面がもっと早く乾いてくれれば、もう少し・・タイムは出たと思います。
ドライとレインのセットが大幅にかわらない横浜タイヤは決勝には絶対強いと思いますので、明日は雨が希望ですが、ドライでもどこまでいけるか楽しみです。

予選順位

7月30日(土) 12:25〜
天気:雨|路面:ウエット|気温:24度|路温:22度

Po No Machine Driver
Qualify 1 Super Lap Tire WH
146S Road MOLA GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
1'16.1451'26.355MI42
239DENSO SARD SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s石浦 宏明
井口 卓人
1'17.3161'28.601MI10
324ADVAN KONDO GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

s安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
1'17.2331'30.219YH28
432EPSON HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

道上 龍
中山 友貴
1'17.1671'30.625DL2
5100RAYBRIG HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s伊沢 拓也
山本 尚貴
1'16.8401'31.037BS38
636PETRONAS TOM'S SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

sアンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
1'17.2451'31.107BS42
717KEIHIN HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s金石 年弘
塚越 広大
1'17.2921'32.515BS50
835D'STATION KeePer SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s脇阪 寿一
アンドレ・クート
1'17.3211'32.960BS2
938ZENT CERUMO SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s立川 祐路
平手 晃平
1'17.3021'33.124BS30
1012カルソニック IMPUL GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

s松田 次生
J.P・デ・オリベイラ
1'17.102タイム無効BS40
111ウイダー HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s小暮 卓史*
ロイック・デュバル
1'17.462
BS48
126ENEOS SUSTINA SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s伊藤 大輔
大嶋 和也*
1'17.592
BS36
1323MOTUL AUTECH GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

s本山 哲
ブノワ・トレルイエ*
1'17.885
BS52
1419WedsSport ADVAN SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

片岡 龍也*
荒 聖治
1'18.143
YH22
158ARTA HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s武藤 英紀
小林 崇志*
1'18.385
BS8
GT500 以上予選通過


両クラスの上位10台は、スーパーラップにより順位を決定

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

スーパーラップ アタックドライバー:Driver欄の太字のドライバー

*=予選1回目のタイムを出したドライバー/R=コースレコード

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。


公式予選1回目
赤旗中断 12:45〜12:51 / 13:05〜13:39
※No.46 ピットロード速度違反(60.936km/h)により、罰金3万円のペナルティを科された。


スーパーラップ
※No.12 2011 SGT-SpR第25条7.(SL中の4輪同時白線外脱輪)により、スーパーラップ進出車両の最後尾とされた。

決勝

■7 月31 日(日)決勝【8 位】

天候:曇 | コース:ドライ | 気温21℃ | 路面温度22℃


決勝日も厚い雲に覆われたスポーツランド菅生。朝のフリー走行でも降ったりやんだりを繰り返し、スピンアウトするマシンが続出し、しばしば赤旗中断となった。午前中に行われたサポートレースでは、2 台のマシンが空を舞う大クラッシュがあり、これからのレースに不安の影を落とした。



決勝のスタート進行が始まるころには雨はすっかりやんだが相変わらず雲行きは怪しくいつ降り出してもおかしくない。サーキットにいる誰もが、何回も空を見上げて今後の天気を心配していた。そして、オンタイムで決勝の幕が上がった。

スタートドライバーの片岡は、オープニングラップの混戦で一時は15 位に後退するが、団子状態の混戦を7ラップ目には切り抜け13 位にポジションアップさせる。そして9 ラップ目には6 号車ENEOS SUSTINA SC430を交わし12 位へ。



その後も片岡の快進撃は続き、12 ラップ目に36 号車PETRONAS TOM'S SC430 を、19 ラップ目には1 コーナーでオーバーランした1 号車ウイダーHSV-010 をオーバーテイク。25 ラップを超えたころには「WedsSport ADVAN SC430」は7 位にまでポジションアップし、路面コンディションが悪い混戦を安定したタイムで走行し、着実にポジションを上げた。



そして、35 ラップ目には2 位でピットイン。ライバル達よりも遅めのピットイン。片岡に代わり荒が「WedsSport ADVAN SC430」のステアリングを握る。ピットクルーはピット作業を素早く済ませ、荒をコースへ送り出す。



コースへ復帰した時は7 番手となる。全車がピットに入った終盤では、路面状況は悪化する一方であった。しかし、荒は安定した走りで走行を重ねる。だが、他車のコースアウトのためにでた黄旗区間で、他車を追い越してしまう。そのため10 秒間のペナルティーストップを加算されてしまい61 ラップ目に8 番手にポジションを落としてしまうが、残りの7 ラップをしっかり走り切り、8 位でゴールラインを通過した。


決勝後のコメント


片岡龍也選手

今回のレースは想定温度よりも低くて、予想外でしたがその中でも幅の広い温度レンジを持っているタイヤを用意してくれたYOKOHAMA さんに感謝しています。バトルできたしレース内容は良かったです。
安定したレースになったので、今後の感触はいい方向に進んでいますので楽しみです。


荒聖治選手

すごくいいペースで走れました。鈴鹿のタイヤテストでやったことがよい方向に進んでいる結果が出たと思います。
次のステップアップにつながるレースになったので今後のレースに生かしていけたら、それが成績につながると思いますので、これからも頑張ります。


坂東正敬監督

決勝の横浜タイヤのパフォーマンスは素晴らしかった!チームも4 戦目でGT500 のチームらしくなってきたし。
今年から参戦しているMOLA さんに先に優勝されたので悔しいですね。今回、順位は8 位ですが満足度は高いです。
もっと上を目指して精進しますので、今後とも応援宜しくお願いします。

決勝順位

7月31日(日) 14:00〜(68Lap)
天気:曇|路面:ドライ|気温:21度|路温:22度

Po No Machine Driver
Time/Diff Laps BestLap Tire WH
146S Road MOLA GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
1:33'14.162681'17.420MI42
239DENSO SARD SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

石浦 宏明
井口 卓人
0'22.360681'18.054MI10
332EPSON HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

道上 龍
中山 友貴
0'23.854681'18.638DL2
424ADVAN KONDO GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
0'35.516681'18.345YH28
56ENEOS SUSTINA SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

伊藤 大輔
大嶋 和也
0'43.890681'19.183BS36
617KEIHIN HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

金石 年弘
塚越 広大
0'45.934681'19.118BS50
7100RAYBRIG HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

伊沢 拓也
山本 尚貴
1'15.181681'19.461BS38
819WedsSport ADVAN SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

片岡 龍也
荒 聖治
1Lap671'19.506YH22
936PETRONAS TOM'S SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
1Lap671'19.722BS42
108ARTA HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

武藤 英紀
小林 崇志
1Lap671'19.636BS8
1138ZENT CERUMO SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

立川 祐路
平手 晃平
1Lap671'19.222BS30
1223MOTUL AUTECH GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

本山 哲
ブノワ・トレルイエ
1Lap671'19.659BS52
1312カルソニック IMPUL GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34A

松田 次生
J.P・デ・オリベイラ
3Laps651'19.054BS40
GT500 規定周回数:47

35D'STATION KeePer SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

脇阪 寿一
アンドレ・クート
33Laps351'19.352BS2

1ウイダー HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

小暮 卓史
ロイック・デュバル
48Laps201'19.381BS48


タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

開始時刻:14:02/終了時刻:15:36

出走台数:36台/完走台数:29台

決勝ベストラップ
GT500 - 1'17.420 : No.46 S Road MOLA GT-R (ロニー・クインタレッリ)

No.22 フリー走行中の国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(赤旗中の追越)により、ペナルティストップ20秒が科された。

No.38 ピットロード速度違反(56.193km/h)により、ドライブスルーペナルティを科された。

No.19 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反(黄旗区間中の追越)により、ペナルティストップ10秒を科された。

No.100 2011 SGT-SpR第3章第30条1.a.(接触行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを科されたが、レース中に実行できなかったため、公式通知No.18により、競技結果に対して30秒加算された。