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Round.7 AUTOPOLIS RACE REPORT


2011 SUPER GT IN KYUSYU 250KM

■開催日:2011年10月1日〜10月2日
■コース:オートポリス(全長4.674km)
  
■天候:<予選> 晴<決勝>曇
■路面コンディション:<予選>ドライ<決勝>ドライ
■チーム:LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
■車名:WedsSport ADVAN SC430
■ドライバー:片岡龍也/ 荒聖治
■監督:坂東正敬
■観客動員数:予選 12,500人/ 決勝 23,500人


スリッピーな路面を攻略し、決勝7台抜きの快進撃
見事7位でフィニッシュし、貴重な4ポイントを獲得


2011 のスーパーGT は残すところあと2 戦。迎えた第7 戦は2009年ぶりに開催が決定した九州唯一サーキットであるオートポリスに舞台を移し開催された。



一昨年を最後にシリーズから外されていたが、九州地方のレースファンの熱い呼び声に応えて今シーズンから、また開催されることとなった。
「LEXUS WedsSport BANDOH」は、ここまでの6 戦、着実に完走を果たしてきたが、産声を上げたばかりのマシンとデータ不足に悩まされ、苦戦を強いられてきたが、予選で14 位と残念な結果になるが、決勝では、難しい路面を攻略し7 台抜きの快走をみせ見事7 位でフィニッシュし貴重な4 ポイントを獲得した。

予選

■10月1日(土)予選 【14位/1分42 秒975】

公式予選1回目 天候:晴 | コース:ドライ | 気温21℃ | 路面温度29℃


日本一標高が高いサーキットとして名高いオートポリス。予選日の朝は一気に冬になったかと思うくらいの寒さ。心地よく張りつめた冷たい空気は、これから始まる予選に緊張感を与えるかのようだ。


午前9 時から行われたフリー走行では、19 号車「WedsSport ADVAN SC430」は勢力的に走り込むがトップから4 秒落ちという厳しい結果に甘んじてしまいレースが始まる前から苦戦が目に見えてしまう。
しかし、この状況を打開すべく、19 号車「WedsSport ADVAN SC430」のセッティングを変更し、予選に備えた。

そして12 時から500/300 クラスの合同予選が始まった。片岡からセッティング確認のため、19号車「WedsSport ADVAN SC430」をドライブ。そして5 ラップ目には1‘45.181 のタイムを出し、ピットへ。次は荒がコースイン。まだまだ予選1 回目の序盤だが、GT300 クラスのマシンが激しくクラッシュ。路面ミューの低いオートポリスの餌食になる場面もあり、チームクルーは冷やりとした思いを感じながら、モニターを見つめる。
この時点でのトップタイムは1‘41.370、1 号車ウイダー HSV-010。


これを追う荒は、ラップごとにタイムをあげ、10 ラップ目には、1'43.475 のタイムを出し暫定9 番手にランキングされる。そして、さらにタイムを刻むべく、300 クラスの占有予選の僅か10分間でセッティングを変更し、ニュータイヤを装着。

そしていよいよ500 クラスの占有予選が始まった。
この10 分間が本番といったところだが、500 クラスの精鋭たちは時間になってもコースへは出ずに待機するマシンがほとんどで、唯一走り出したのは39号車「DENSO SARD SC430 のみ。ライバル達も1 ラップに焦点を絞ってアタックをかける作戦らしく、コースがクリアになるのを静かに待った。


そして、残り7 分を切ったところでライバル達は次々とコースイン。これを追うように荒もコースへ。
この時点で残された時間は5 分。19 号車「WedsSport ADVAN SC430」をコースへ送り出したスタッフは、モニターを食い入るように見つめる。この時点でトップタイムは、1’40.486、一足先に出た39 号車「DENSO SARD SC430」となった。そして荒は路面を確実にとらえ、1‘42.975 のタイムを刻み、ベストタイムを秒も縮める快走を見せるが、15 位と厳しい結果に。

しかし、24 号車「ADVAN KONDO GT-R」セカンドドライバーが、基準タイムをクリアしておらず、最後尾となり、19 号車「WedsSport ADVAN SC430 は14 番グリッドにポジションを置いた。

その後のスーパーラップで、ポールポジションを獲得したのは、39 号車「DENSO SARD SC430」、2 位46 号車「S Road MOLA GT-R」、3 位「KEIHIN HSV-010」という結果に。

監督・ドライバーコメント



片岡龍也選手

予選の結果は14 位と苦戦していますが、今までノーテスト、ノーデータですので、苦戦は予感していました。
ですが、難しいコンディションになると予想されますので、着実に走れば、いい結果も望めると思います。
明日は明日でいいレースをします。


荒聖治選手

今日のタイム差は大きい。車も不安定だし・・・セッション中に何とかいい形にはなり、今日の中でのベストは出せました。新しいタイヤも機能していましたし。
しかし、トップとのタイム差は厳しいものですので、課題の残る予選になってしましたが、決勝はいいペースで安定して走って上位を目指します。


坂東正敬監督

新しい予選用のタイヤを確認できました。しかし、まだ予選用のSET が見つかっていないのが現状です。
タイム差はありますが決勝は必ず荒れるはずです。
決勝のタイヤのセットを見つけて九州のお客さんを楽しませるレースを見せたいです。

予選順位

10月2日(土) 13:00〜
天気:曇|路面:ドライ|気温:17度|路温:22度

Po No Machine Driver
Qualify 1 Super Lap Tire WH
139DENSO SARD SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s石浦 宏明
井口 卓人
1'40.4861'39.901MI29
246S Road MOLA GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
1'39.6071'39.902MI60
317KEIHIN HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s金石 年弘
塚越 広大
1'40.5181'40.419BS41
48ARTA HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s武藤 英紀
小林 崇志
1'41.4571'40.464BS7
535D'STATION KeePer SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s脇阪 寿一
アンドレ・クート
1'40.7151'40.478BS7
61ウイダー HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s小暮 卓史
ロイック・デュバル
1'40.5271'40.524BS52
76ENEOS SUSTINA SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s伊藤 大輔
大嶋 和也
1'40.7321'40.537BS28
8100RAYBRIG HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s伊沢 拓也
山本 尚貴
1'40.8651'40.558BS29
912カルソニック IMPUL GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

s松田 次生
J.P・デ・オリベイラ
1'40.8071'40.998BS46
1038ZENT CERUMO SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s立川 祐路
平手 晃平
1'41.8671'41.112BS35
1136PETRONAS TOM'S SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

sアンドレ・ロッテラー*
中嶋 一貴
1'41.920
BS28
1223MOTUL AUTECH GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

s本山 哲
ブノワ・トレルイエ*
1'42.420
BS39
1332EPSON HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

道上 龍*
中山 友貴
1'42.543
DL12
1419WedsSport ADVAN SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

片岡 龍也
荒 聖治*
1'42.975
YH14
GT500 以上予選通過

24ADVAN KONDO GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

s安田 裕信*
#ビヨン・ビルドハイム
1'41.460
YH23


両クラスの上位10台は、スーパーラップにより順位を決定

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

スーパーラップ アタックドライバー:Driver欄の太字のドライバー

*=予選1回目のタイムを出したドライバー/R=コースレコード

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。


スーパーラップ

No.12 公式通知No.5.2 スーパーラップ手順2/2 4周目違反(アタック後のライト未消灯)により、訓戒とした。

決勝

■9 月11 日(日)決勝【13 位】

天候:晴 | コース:ドライ | 気温29℃ | 路面温度39℃


決勝を迎えた朝は、どんよりとした曇り空。雨の気配はないが、日差しがなくとても寒い。朝のスケジュールはまずはフリー走行から行われた。このセッションでは片岡が昨日の雪辱を晴らすべく、セッティングの最終的な絞り込みと、ピットワークの練習をきっちり行い、続いて行われるサファリ走行で荒が更にマシンの最終確認。そして14 時、九州の地で2009年ぶりにスーパーGT の決勝の幕が上がった。


例年、難しい路面にクラッシュするマシンが続出するサーキットだが、今年はややおとなし目にスタートを切った。
今回スタートドライバーに抜擢された片岡は、危なげない走りでポジションをキープし、オープニングラップから2 ラップ目に突入。しかし、3 ラップ目には同じADVAN ユーザーの24 号車 ADVAN KONDO GT-R に先行を許してしまう。
だが、8ラップ目にはタイヤが早くも厳しいらしい38 号車と6 号車が相次いでピットイン。これにより、19 号車 WedsSport ADVAN SC430 は13 位にポジションをアップ!その後も、ペースが上がらないライバル達を尻目に、安定したラップタイムを刻んで走行する片岡は16 ラップを消化するころには9 位にまでポジションをアップさせ、レースも中盤に入った26 ラップ目には他車がピットインしたのも手伝い5 番手まで浮上。そして、30 ラップ目、ギリギリまで粘った走りを見せた19 号車WedsSport ADVAN SC430 がピットに滑り込んできた。


ピットクルーは、片岡の完璧な走りに応えるように、完璧なピットワークで、荒を戦列へと送りだした。
この時点で順位は10 位へと後退するが、ほとんどのマシンがペースは下り坂だが、19 号車WedsSport ADVAN SC430 を操る荒のペースはほとんど変わらずに、着実は走りでレースを展開。
41 ラップ目には35 号車をオーバーテークし、9 位にポジションをアップ。45 ラップ目には、19 号車、WedsSport ADVAN SC430 と、1 号車、35 号車、32 号車の4 台の8 位争いが激化。各コーナではテールto ノーズの攻防戦が繰り広げられ、荒は見事にこの争いを攻略し8 位にポジションをアップさせる。


そして、次のターゲットは前を行く17 号車に絞られるが、約30 秒の差は残り10 ラップを切ってしまっては、難しく19 号車WedsSport ADVAN SC430 の追い上げもここまでかと思いきや、52 ラップ目に2 位を快走していた39 号車DENSO SARD SC430 が、マシントラブルのためゴール目前で戦線離脱。これにより19 号車WedsADVAN SC430 は7 位にまでポジションをアップ。
7 台抜きの快走でゴールラインをくぐった。


優勝は、12 位からスタートした23 号車 MOTUL AUTECH GT-R、2 位46 号車S RoadMOLA GT-R、3 位38 号車ZENT CERUMO SC430。

レコードラインを外すと、とたんにグリップ力が低くなるオートポリスは、抜きどころが難しい。しかし、難しいレースを攻略し着実にレースを展開した19 号車WedsSport ADVAN SC430 に、新たなデータとシリーズポイントが蓄積された。


決勝後のコメント


片岡龍也選手

練習の段階でレースラップの強みは感じていたので、期待していました。ライバル達の状況が悪くなってきてヨコハマタイヤの威力が発揮できました。
今回のレースは、オーバーテークもできたし、楽しいレースになりました。もっといい位置からスタートできれば、上位も狙える確かな手ごたえがありますが一発の速さが欲しいところもあるので、今後に生かしたいです。
残りの1 戦も、見処のあるレースにしたいと思います。



荒聖治選手

レースはスタートから片岡選手が頑張ってくれたし、自分のパートのときもいいペースで走れました。タイヤに厳しいサーキットですがヨコハマタイヤの強さが際立ったレースになりました。
予選でもうすこし上位からスタートして、上位でフィニッシュしたいです。
次回が最終戦になりますが、今回みたいに安定して走ってベストを尽くします。



坂東監督

結果7 位でほっとしていますが満足はしていません。まだまだ課題はたくさんあります。
厳しいレースの中、ドライバー二人がミスすることなく頑張ってくれました。
横浜ゴムさんの力を借りて、次戦はもっと上位リザルトを残せるように努力します。
足りない所は解ってきたので、茂木で大暴れしたいです。応援ありがとうございました。

決勝順位

9月11日(日) 14:00〜(55Lap)
天気:晴|路面:ドライ|気温:29度|路温:39度

Po No Machine Driver
Time/Diff Laps Tire WH
123MOTUL AUTECH GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

本山 哲
ブノワ・トレルイエ
1:37'10.99654BS39
246S Road MOLA GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
0'08.96554MI60
338ZENT CERUMO SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

立川 祐路
平手 晃平
0'28.61454BS35
436PETRONAS TOM'S SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
0'38.31854BS28
524ADVAN KONDO GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
0'45.34654YH23
617KEIHIN HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

金石 年弘
塚越 広大
0'53.03854BS41
719WedsSport ADVAN SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

片岡 龍也
荒 聖治
1'18.38454YH14
832EPSON HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

道上 龍
中山 友貴
1'19.41054DL12
935D'STATION KeePer SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

脇阪 寿一
アンドレ・クート
1'37.45154BS7
1012カルソニック IMPUL GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

松田 次生
J.P・デ・オリベイラ
1'44.44554BS46
111ウイダー HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

小暮 卓史
ロイック・デュバル
1Lap53BS52
128ARTA HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

武藤 英紀
小林 崇志
1Lap53BS7
136ENEOS SUSTINA SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

伊藤 大輔
大嶋 和也
1Lap53BS28
14100RAYBRIG HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

伊沢 拓也
山本 尚貴
1Lap53BS29
1539DENSO SARD SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

石浦 宏明
井口 卓人
2Laps52MI29
GT500 規定周回数:37


タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

開始時刻:14:04'07/終了時刻:15:41'17.996

出走台数:36台/完走台数:36台

決勝ベストラップ
GT500 - 1'42.236 : No.39 DENSO SARD SC430 (石浦 宏明)

No.19 黒白旗を提示した。