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Round.1 OKAYAMA RACE REPORT


2012 AUTO BACS SUPER GT [OKAYAMA GT 300Km RACE]

1144953 1 2x 1144953 2 2x 1144953 3 2x 1144953 4 2x 1144953 5 2x 1144953 6 2x 1144953 7 2x 1144953 8 2x 1144953 9 2x
  • 1144953 1 2x
  • 1144953 2 2x
  • 1144953 3 2x
  • 1144953 4 2x
  • 1144953 5 2x
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  • 1144953 7 2x
  • 1144953 8 2x
  • 1144953 9 2x

■開催日:2012年 3月31日〜 4月 1日
■コース:岡山国際サーキット(全長3.701km)
■天候:<予選> 晴/雨 <決勝> 晴
■路面コンディション:<予選>ウエット <決勝>ドライ
■チーム:LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
■車名:WedsSport ADVAN SC430
■ドライバー:荒 聖治 / アンドレ・クート
■監督:坂東 正敬
■観客動員数:予選 8,100人/ 決勝 16,000人


2シーズン目の開幕戦、確かな手応えを掴み、次戦へのデータを蓄積した!


2012 年のSUPER GT が岡山県の「岡山国際サーキット」で幕を開けた。「LEXUS TEAM WedsSport BANDOH」は500 クラスにステップアップし、2 年目を迎えた今年はエースドライバーに荒聖治選手を、そしてパートナーにアンドレ・クート選手が起用され、SUPER GT シリーズを戦うに申し分ない2 名の精鋭と坂東正敬監督がチームを率いることとなる。


昨年のシリーズは、手探りで歩んできた「LEXUS TEAM WedsSport BANDOH」 だが、今年は更なる飛躍のシリーズにするべくオフシーズン中にテストを重ねてきた。そしていよいよ待ちに待った開幕戦。予選日の悪天候に翻弄されながらもチーム力で8 位をゲットし、500 クラスの中段に陣を構えた。そして迎えた決勝は、レーストラブルによるペナルティーを取られるが、着実にレースを展開し12 位という結果になるが、チームは確かな手ごたえを掴んだ。


予選 [OKAYAMA GT 300Km RACE]

■3月31日(土)予選 【8位/1分24秒218】

公式予選1回目 天候:晴/雨 | コース:ウエット


日本列島を春の訪れが駆け巡る中、岡山国際サーキットは、日本から孤立されてしまったような真冬の寒さ。昨夜から降りだした雨は冷たくコースを叩き、9 時40 分から行われたフリー走行は、しばしば赤旗で中断し、思うようにテストを行えないながらも3 番手タイムをだし、幸先の良いスタートを切った19 号車「WedsSport ADVAN SC430」。その後、天候は回復の兆しを見せ太陽が顔を出した。


そして迎えたノックアウト予選。まずは300 クラスのQ1 から始まる。しかしセッション終了間際に雨が降り出し、にわかにピットがざわめきだした。慌ただしくエアツールの音がピットに響き19 号車「WedsSport ADVAN SC430」にはレインタイヤが装着され、アンドレ・クート選手がステアリングを握る。そしてQ1 が14 時45 分から開始された。


だがその後すぐに天候は回復し、路面状況が刻々と変化していく。だが、アンドレ・クート選手はチームの心配をよそに3 ラップ目には1'34.704 でトップタイムをたたき出すが、それもつかの間、路面状況の変化が著しく、よく周には19 号車「WedsSport ADVAN SC430」は滑り込むようにピットイン。ドライタイヤを装着し再びコースへ。ライバル達も軒並みピットインしドライタイヤへ変更しピットアウトした途端に、赤旗が出てしまう。このQ1 セッションも残りわずかというところで仕切り直しになるような状況下になったが、15 時ちょうどにセッションが開始された。


この時点でのこり5 分。Q1 セッションでは11 台がQ2 へ進出できる。アンドレ・クート選手は即座にアタックを開始するが、残り2 分を切ったところで10 位にポジションを置き、Q2 への進出ギリギリのラインだ。予選はコントロールラインを通過するたびにトップが入れ替わり、終了間際に19 号車「WedsSport ADVAN SC430」がコントロールラインをくぐった時には1'28.343 のタイムを出し、2 位に躍り出たがまだまだ第一関門突破といったところ。Q1 セッションのトップは38 号車の1’27.834。


そして、10分のインターバルを挟んで300 クラスのQ2 セッションが始まったが、また雨が降り始めた。通り魔的な雨に300 クラスのQ2 はスタートディレイとなるがすぐに天候が回復したため、ほどなくしてQ2 が始まった。


その10 分後には500 クラスのQ2 セッションが開始され、アンドレ・クート選手に代わり荒聖治選手が19 号車「WedsSport ADVAN SC430」に乗り込み、コースイン。この時点ですっかり晴れていた岡山国際サーキット。再び、コースに500クラスの精鋭が姿を現し、鎬を削る。荒は序盤から果敢にタイムを刻んでいくが、予選も終盤に入ると、トップは1 分23 秒台に入りだした。19 号車「WedsSport ADVAN SC430」は1'24.442 のタイムで4 番手につける。この時点ではQ3 までの切符を手にするが、予断は許さない状況だ。荒はチェッカーが振られる間際までアタックをし続け1'24.218 までタイムを絞る。がしかし、ライバル達の追い上げが激しく最後の最後には、0.3 秒差で8 位という結果に甘んじてしまう。


このQ2 セッションのトップタイムは、36 号車、1’23.452。0.4 秒間に7 台のマシンが入る激しい予選となった。その後に行われたQ3 セッションでは、トップは同じレクサス勢の38号車、2 位100 号車、3 位は同じくレクサス勢の36 号車という結果に。


監督・ドライバーコメント


荒 聖治選手

寒かったり雨だったり今度は晴れたり、本当に難しい予選でした。その中でもYOKOHAMAのウエットパフォーマンスが高かったので、それは僕たちの武器の一つになりました。ウエットだったら上を狙える手ごたえがありました。
Q3 に残れなくて悔しいですが昨年と比べて確実にポテンシャルが上がっている感じがするしセッティングもタイヤもよくなってきているので明日は8 位というポジションを生かして上位を目指します。


アンドレ・クート選手

僕達にとってはよいセッションでした。レインは速い証明できたし。ドライでの走行ができてないのですが、それは皆一緒のですので、明日は明日でクリーンなレースで上位を目指します。


坂東 正敬監督

正直悔しいですね。もう少し上を狙えた気がしますが予選セットでチャレンジしていないので良しとするしかないでしょう。
タイヤはウエットも持ち込みタイヤも良いパフォーマンスでした。しかしQ2 落ちだと、前半のドライバーで引っ張るのがかなり難しいでしょう。後は気温が上昇しないことを祈ります。


予選順位

3月31日(土) 14:30〜
天気:晴/雨|路面:ウェット

Po No Machine Driver
Q1 Q2 Q3 Tire WH
138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
s立川 祐路
平手 晃平
1'27.834


1'23.771
1'22.572

BS
2100RAYBRIG HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
s伊沢 拓也
山本 尚貴
1'31.988


1'23.539
1'22.588

BS
336PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
s中嶋 一貴
ロイック・デュバル
1'31.860


1'23.452
1'22.705

BS
423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
s本山 哲
ミハエル・クルム
1'31.215


1'23.716
1'22.965

BS
51S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
s柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ

1'30.978
1'23.548


1'23.027
MI
618ウイダー HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10E
s小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
1'32.213


1'23.882
1'23.464

BS
78ARTA HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
sラルフ・ファーマン
小林 崇志
1'32.031


1'23.612
1'23.537

BS
819WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
s荒  聖治
アンドレ・クート

1'28.343
1'24.218



YH
96ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
s伊藤 大輔
大嶋 和也

1'31.370
1'24.242



BS
1032EPSON HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
s道上 龍
中山 友貴
1'30.212


1'24.279


DL
1112カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
s松田 次生
J・P・デ・オリベイラ

1'31.218
1'41.036



BS
1239DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
s脇阪 寿一
石浦 宏明

1'32.624




MI
1317KEIHIN HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
s金石 年弘
塚越 広大

1'32.881




BS
1424D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
s安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム

1'35.106




YH
GT500 以上予選通過
35KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
s国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ






BS


ノックアウト方式予選により順位を決定


タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。


No.35: 2012 SUPER GT SpR 第25条 5. 赤旗原因車両により、当該セッションのタイムを抹消とする。

No.12: 2012 GTAブルテン 005-S.4(ピットレーンでの追い越し)により、訓戒とする。

No.12: 2012 SUPER GT SpR 第14条 7. (タイヤ1本交換)により、交換を認める。

決勝 [OKAYAMA GT 300Km RACE]

■ 4月 1日(日)決勝【12 位】

天候:晴 | コース:ドライ | 気温10℃ | 路面温度15℃


一夜明けた決勝日は、凍えるような寒さだが、天候は晴れ。8 時20 分から行われたフリー走行では、順調にメニューを消化し、ピット作業やドライバーチェンジのシミュレーションを入念に行った。このセッションでのタイムは、1'24.654 と6 番手タイムをマークし、決勝を占ううえで、まずますの結果と言える。

そして、14 時、フォーメーションラップを終えたモンスターマシンが最終コーナーを立ちあがり、メインストレートに戻ってきた。応援席からは「爆走坂東組」の応援旗がはためく中、開幕戦の火ぶたは切って落とされた。


19 号車「WedsSport ADVAN SC430」のステアリングを握る荒選手は、エキゾーストサウンドを響かせながら1 コーナーへもつれこむように侵入し、軽く接触しながらもきれいに立ち上がる。19 号車「WedsSport ADVAN SC430」はオープンングラップの混乱で10 位にドロップアウトするが、13 ラップ目には8 位にポジションを回復しレースを展開する。しかし前を行くマシンとペースが合わず、苦戦を強いられる荒聖治選手。岡山国際サーキットのテクニカルなコースに加え、コース幅も狭く抜きどころがないコースではテールto ノーズの歯がゆいレースが続き、31 ラップ目に辛くも前車と接触してしまう。


この接触により、ドライブスルーペナルティーを受けることとなった19号車「WedsSport ADVAN SC430」はレース中盤の41 ラップ目にペナルティーを消化し、42 ラップ目にはピットイン。荒聖治選手に代わりアンドレ・クート選手が19 号車「WedsSport ADVAN SC430」のステアリングを握り、戦列に復帰。


この時点で12 位にポジションを落とすが、アンドレ・クート選手は安定したラップタイムでプッシュし続け、徐々に前車との距離を縮め、68 ラップ目にはこれをとらえてパス。19 号車「WedsSport ADVAN SC430」のポジションを11 位に押し上げる快走を見せた。


その後順調にレースを展開するアンドレ・クート選手だったが、ダブルヘヤピンの黄旗追い越しのペナルティーを科せられてしまい、このペナルティーを消化した74 ラップ目には再び12 位にドロップアウト。しかし、残された周回をきっちり走り切り、81 ラップ目には、12 位でゴールラインをくぐり波乱の開幕戦の幕を閉じた。


開幕戦を制したのは、ポールシッターの38 号車「ZENT CERUMO SC430」、2 位100 号車「RAYBRIG HSV-010」。3 位17 号車「KEIHIN HSV-010」という結果に。


決勝後のコメント


荒 聖治選手

厳しいレースでした。6 号車の後方でペースが合わずに接触してしまい、ペナルティーを受けてしまったのはとても残念です。しかし、今回のレースで良い点も見えたし課題も見つけたので、その課題を改善して次のレースに挑みたいですね。


アンドレ・クート選手

色々なトラブルがあり残念なレースになりましたが、マシンとタイヤのマッチングもよくなったのでレース全体としての手ごたえはありました。次戦に向けていい点もたくさん見えていますので、モチベーションは高いです。
新しいチームとも全く問題はなく、セイジとのコンビにもとても満足しています。次に期待していてください!


坂東 正敬監督

全くうまくいきませんでした。6 号車には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
ファンの皆様には沢山の応援旗を振って頂き、良いところを見せたかったのですがすいませんでした。気持ちを切り替えてテストは出来ていないですがホームコースで暴れたいと思います。
チームレポートですが・・・。セルモさん(チームもドライバーも)凄かったです。良い刺激になりました。


決勝順位

4月 1日(日) 14:00〜(82Lap)
天気:曇|路面:ドライ|気温:10℃|路温:15℃

Po No Machine Driver
Time&Diff Laps BestLap Tire WH
138ZENT CERUMO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
立川 祐路
平手 晃平
2:01'21.776821'24.897BS
2100RAYBRIG HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
伊沢 拓也
山本 尚貴
0.588821'24.825BS
317KEIHIN HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
金石 年弘
塚越 広大
14.826821'25.470BS
423MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
本山 哲
ミハエル・クルム
17.566821'24.450BS
536PETRONAS TOM'S SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
中嶋 一貴
ロイック・デュバル
29.504821'24.855BS
68ARTA HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
ラルフ・ファーマン
小林 崇志
32.165821'24.893BS
718ウイダー HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
小暮 卓史
カルロ・ヴァン・ダム
35.062821'25.569BS
81S Road REITO MOLA GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
36.517821'24.825MI
939DENSO KOBELCO SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
脇阪 寿一
石浦 宏明
48.736821'25.419MI
1012カルソニックIMPUL GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
松田 次生
J・P・デ・オリベイラ
53.262821'25.595BS
1124D'station ADVAN GT-R
NISSAN GT-R / VRH34B
安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
1Lap811'26.006YH
1219WedsSport ADVAN SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
荒  聖治
アンドレ・クート
1Lap811'25.734YH
136ENEOS SUSTINA SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
伊藤 大輔
大嶋 和也
5Laps771'25.563BS
GT500 規定周回数:57
32EPSON HSV-010
Honda HSV-010 GT / HR10EG
道上 龍
中山 友貴
41Laps411'26.272DL
35KeePer Kraft SC430
LEXUS SC430 / RV8KG
国本 雄資
アンドレア・カルダレッリ
43Laps391'26.024BS


タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

開始時刻:14:03'06/終了時刻:16:04'27

出走台数:15台/完走台数:13台

決勝ベストラップ: 1'24.450 / No.23 MOTUL AUTECH GT-R (本山 哲)

No.19: 2012 SUPER GT SpR 第30条 1.(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

No.35: 2012 SUPER GT SpR 第30条 1.(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課したが、リタイアにつき執行を保留とする。

No.32: 2012 SUPER GT SpR 第30条 1.(接触行為)により、白/黒旗を提示したが、リタイアにつき執行を保留とする。

No.19: 国際モータースポーツ競技規則付則H項第2章4.5.1b) (黄旗区間での追い越し)により、ペナルティストップ10秒を課した。