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〜 2009

 

Round.1 OKAYAMA RACE REPORT


2018 AUTO BACS SUPER GT [OKAYAMA GT 300Km RACE]

1144953 1 2x 1144953 2 2x 1144953 3 2x 1144953 4 2x 1144953 5 2x 1144953 6 2x 1144953 7 2x 1144953 8 2x 1144953 9 2x 1144953 10 2x 1144953 11 2x 1144953 12 2x
  • 1144953 1 2x
  • 1144953 2 2x
  • 1144953 3 2x
  • 1144953 4 2x
  • 1144953 5 2x
  • 1144953 6 2x
  • 1144953 7 2x
  • 1144953 8 2x
  • 1144953 9 2x
  • 1144953 10 2x
  • 1144953 11 2x
  • 1144953 12 2x

■開催日:2018年 4月 7日〜 4月 8日
■コース:岡山国際サーキット(全長3.701km)
■天候:<予選> 曇 <決勝> 曇
■路面コンディション:<予選>ドライ/ウエット <決勝>ドライ
■チーム:LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
■車名:WedsSport ADVAN LC500
■ドライバー:国本 雄資/ 山下 健太
■監督:坂東 正敬
■観客動員数:予選 10,700人/ 決勝 28,400人


新生19号車の開幕戦は9位フィニッシュ!表彰台は次戦に持越し


桜も散り、冬に戻ったかのような寒さの中、2018年 SUPER GTシリーズが開幕を迎えた。

LEXUS TEAM Weds Sport BANDOHは、ドライバーを変更し、3年目の国本雄資選手とTDPドライバーの22歳山下健太選手を迎え入れ、新生19号車として開幕を迎えた。

シーズンオフには多くのテストをこなし、先日行われた富士の合同テストではトップタイムを叩き出すなど沢山の期待と共にシリーズチャンピオンを目指してまた1年が始まった。

3月19日には織戸学氏のエクゼクティブアドバイザー就任を発表し、よりGT500の中でも注目をされるチームとなった。

坂東正敬監督を筆頭に昨年のチャンピオンマシンのLC500、そして足元を支えるタイヤブランドは今年でブランド設立40周年のADVANと共に大事な1戦が岡山国際サーキットで行われた。

予選 [OKAYAMA GT 300Km RACE]

■ 4月 7日(土)予選 【 7位/1分29秒793】

天候:曇 | コース:ドライ/ウエット | 気温 10℃ | 路面温度 14℃


LEXUS TEAM WedsSport BANDOHの予選は、ポールを獲れる自信はあった。


金曜日の雨の影響で朝9時のサーキット路面はまだ乾いていない。路面温度は合同テストよりも低い9度。持ち込みセットや持ち込みタイヤなど不安と期待が入り混じる中、練習走行は始まった。

まずは国本選手がマシンに乗り込み、路面が乾くまでピットにステイし、他車のタイムを様子見ながらコースイン。途中、赤旗提示などがありメニューは順調に進まず、山下選手も多くの周回数を重ねる事が出来ないまま練習走行時間は進んで行った。

しかし、国本選手は路面が乾き始めると1分19秒323のタイムを叩き出し、総合トップのポジションを奪った。

山下選手もGT500占有で国本選手のタイムは上回る事は出来なかったが、総合2番手のタイムを叩き出し、チーム雰囲気は最高なまま練習走行を終え、ポールポジションへの期待が更に高まった。


Q1をドライブするのは山下選手。

晴れ間も覗き路面コンディションもドライとなったが気温、路温は上がってこない。 セッション開始5分後にコースイン。計画通り5周目に計測開始、タイムを大幅に上げたが更に6周目もアタックする。新人とは思えないほど冷静なアタックで1分18秒619の7番手を記録する。

Q1トップは24号車1分18秒160。2番手100号車3番手17号車、4番手23号車。LC500勢6台中2台しかQ2に進むことが出来ず、波乱の予選となった。同時に今年の3メーカーがこのノーウェイトで僅差のタイムを記録しており今年の展開が益々読めないQ1となった。


Q2開始時には天候が変わりGT300予選時にはすでに路面はフルウェット状態。

そしてQ2開始、ドライバーは国本選手、まずはソフトタイヤを装着してコースイン。

しかし、路面とマシンとタイヤが上手くマッチせず、すぐさま他のタイヤを準備し、ピットイン、そのまま最後まで計測するがトップは獲れず、1分29秒793ので7位。

トップは17号車の1分26秒905、2位は8号車、3位は3号車の順となった。

天候を味方につける事はできなかった19号車は7位からスタートだが日曜日の天候は、雨は降らない予報だったので多くの期待を膨らませ、決勝日に備えた。


予選後の監督・ドライバーコメント


国本 雄資選手



山下 健太選手



坂東 正敬監督



織戸学 エクゼクティブアドバイザー



予選順位

4月 7日(土) 15:05〜
天気:曇|路面:ドライ/ウエット| 気温 10℃ | 路面温度 14℃

Po No Machine Driver
Q1 Q2 Tire WH
1 17
S
KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
塚越 広大
小暮 卓史

1'18.351
1'26.905

BS
2 8
S
ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
野尻 智紀
伊沢 拓也
1'18.696


1'27.058
BS
3 3
S
CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
本山 哲
千代 勝正

1'18.605
1'27.486

MI
4 6
S
WAKO'S 4CR LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
大嶋 和也
F.ローゼンクヴィスト

1'18.576
1'27.570

BS
5 100
S
RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
山本 尚貴
ジェンソン・バトン
1'18.332


1'27.985
BS
6 24
S
フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
J.P.デ・オリベイラ
高星 明誠

1'18.160
1'28.659

YH
7 19
S
WedsSport ADVAN LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
国本 雄資
山下 健太

1'18.619
1'29.793

YH
8 23
S
MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
1'18.370


1'35.248
MI
9 1
S
KeePer TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
平川 亮
ニック・キャシディ

1'18.796


BS
10 38
S
ZENT CERUMO LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
立川 祐路
石浦 宏明

1'18.877


BS
11 12
S
カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
佐々木 大樹
ヤン・マーデンボロー
1'18.944



BS
12 16
S
MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
武藤 英紀
中嶋 大祐

1'18.992


YH
13 64
S
Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
1'18.994



DL
14 36
S
au TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
中嶋 一貴
関口 雄飛

1'19.108


BS
15 39
S
DENSO KOBELCO SARD LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
ヘイキ・コバライネン
小林 可夢偉
1'19.315



BS
GT500 以上予選通過


タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

車名の前のS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。


Q1 開始時刻: 15:05'00/終了時刻 : 15:20'00

Q2 開始時刻: 15:48'00/終了時刻 : 15:58'00


No.1 訓戒(公式通知1「暫定表彰中の暖機運転」)

No.19 訓戒(公式通知1「暫定表彰中の暖機運転」)

決勝 [OKAYAMA GT 300Km RACE]

■ 4月8日(日)決勝【 9位】

天候:曇 | コース:ドライ | 気温 13℃ | 路面温度 19℃


決勝日の午前中も雨が降ったり、止んだりの不安定な天候だったが、スタート前には晴れの空模様となり、ドライコンディションで20分間のフリー走行が始まった。

マシン・路面・セカンドスティント用のタイヤ確認・ドライバー交代練習などレースに向けての全ての確認作業をし20分間のフリー走行を終えた。国本選手からも車は良いとコメントを頂き、国内初優勝へ向けてスタートを待っていた。朝から詰掛けた大勢のレースファンが見守る中、2018年のシリーズが幕を開けた。


しかし、決勝レースがスタートと同時に大波乱の展開に。まず、オープニングラップからフォーメーションラップにかけてトップの17号車を筆頭に隊列を整えて、スタート!

スタートは上位陣で何台かがホイールスピンをしてしまい、まさかの19号車の前の車がブレーキを踏むことに、その後23号車が後ろからもの凄い勢いで19号車を抜いていく、波乱のスタートとなった。

19号車は9位まで順位を落とすが、その後100号車のバドン選手をオーバーテイクし、6位を走行。先頭グループがPITに入ると山下はプッシュしてトップとのタイム差を縮めに行った。暫定2位の46周目に山下選手から国本選手にバトンを渡す。


ピットのタイミングで前にいた23号車と3号車を交わし8号車とバトルが始まる。

8号車とのバトルでフロントタイヤグリップを徐々に失う国本選手だか上手くポジションをキープして走行を重ねるが38号車、3号車が再び迫ってくる展開の中、順位を落としてしまう場面もあったが、その後2台を抜き返し、9位で新生19号車をチェッカーまで導いてくれた。


国本選手・山下選手の新コンビはGT500勢の中でも存在感を示す事が出来たレースだった。結果は残念だがますます磨きのかかった二人が次戦以降展開する事を約束してくれた。

9位と言う順位だったが良い所も沢山あったので今後のレースに期待のかかる一戦となった。


決勝後の監督・ドライバーコメント


国本 雄資選手

9位でした。序盤は良いペースで走行していました。

3号車と23号車を抜いて8号車とバトルをしていたのですがフロントタイヤのグリップが低下し、順位を下げてしまったのですが、また2台を抜いて9位でチェッカーを受けました。

富士に向けて改善しないといけない事もありますし、良いとことも沢山あったので次につなげたいと思っています。幸いにポイントを持ち帰る事が出来たので良かったです。

応援ありがとうございました。次回も応援宜しくお願いします。



山下 健太選手

僕のスティントはスタートでポジションを9位まで落としてしまいました。(後に2台がスタート違反の判定)

展開はとても厳しいレースになってしまいました。ペースは良かったのですが前に詰まってしまって、順位を上げる事が出来ませんでした。今回の反省を必ず富士に活かしたいと思っています。車の良いとこもあったので今後のテストで更にマシンを向上させたいと思っています。

応援ありがとうございました。



坂東 正敬監督

難しいレースでした。先入観がありすぎたかもしれません。本当に反省です。タイヤ無交換などさまざまな選択肢があった中、戦略はオーソドックスな戦略でした。国本選手のスティントは本当に大変だったと思います。

もう少しセットアップで何とかしてあげたかったです。ただシーズンオフはタイヤ開発を横浜ゴムさんと一緒に進めてきましたので次の富士、鈴鹿、タイはとても楽しみです。

今回、足りなかった物などをすでにミーティングして、解決そして今後のテストプランに盛り込んでいますので今年は色々とデータを元に戦っていきます。

沢山の応援ありがとうございました。ADVAN40周年に早く花を添えられるように次のテストから頑張ります。



織戸 学エグゼティブアドバイザー

久しぶりにGT500の現場を見させて頂きました。やはりGT500のレベルの高さを新ためて認識しました。

セットアップやタイヤなど本当に勉強になりました。

今回は9位でしたが練習走行はTOPだったのでこのドライバーの勢いをそのまま富士に持って行きたいと思っています。

今後はドライバーのバックアップや横浜ゴムとのコミュニケーションを更に充実して、チームに貢献したいと思っています。

応援宜しくお願いします。



決勝順位

4月 8日(日) 14:50〜(81Lap)
天気:曇 のち 晴|路面:ドライ|気温:19℃|路温:25℃

Po No Machine Driver
Lap Best Lap Time&Diff Tire WH
1 17 KEIHIN NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
塚越 広大
小暮 卓史
82 1'19.710 1:55'14.381 BS
2 100 RAYBRIG NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
山本 尚貴
ジェンソン・バトン
82 1'21.071 1.610 BS
3 1 KeePer TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
平川 亮
ニック・キャシディ
82 1'21.071 5.582 BS
4 6 WAKO'S 4CR LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
大嶋 和也
F.ローゼンクヴィスト
82 1'20.684 5.759 BS
5 23 MOTUL AUTECH GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
松田 次生
ロニー・クインタレッリ
82 1'20.515 36.990 MI
6 24 フォーラムエンジニアリング ADVAN GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
J.P.デ・オリベイラ
高星 明誠
82 1'20.652 48.375 YH
7 3 CRAFTSPORTS MOTUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
本山 哲
千代 勝正
82 1'21.002 59.362 MI
8 38 ZENT CERUMO LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
立川 祐路
石浦 宏明
82 1'20.930 1'00.357 BS
9 19 WedsSport ADVAN LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
国本 雄資
山下 健太
82 1'20.409 1'05.532 YH
10 16 MOTUL MUGEN NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
武藤 英紀
中嶋 大祐
82 1'21.714 1'06.532 YH
11 8 ARTA NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
野尻 智紀
伊沢 拓也
82 1'20.938 1'07.199 BS
12 39 DENSO KOBELCO SARD LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
ヘイキ・コバライネン
小林 可夢偉
82 1'21.657 1'10.110 BS
13 36 au TOM'S LC500
LEXUS LC500 / RI4AG
中嶋 一貴
関口 雄飛
82 1'21.618 1'11.410 BS
14 12 カルソニック IMPUL GT-R
NISSAN GT-R NISMO GT500 / NR20A
佐々木 大樹
ヤン・マーデンボロー
82 1'21.435 1'11.838 BS
15 64 Epson Modulo NSX-GT
Honda NSX-GT / HR-417E
ベルトラン・バゲット
松浦 孝亮
81 1'21.401 1 Lap DL
GT500 規定周回数:57


タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)


開始時刻: 14:46'32/終了時刻 : 16:41'46

出走台数:15台/完走台数:15台


ファステストラップ : 1'19.710 No.17 KEIHIN NSX-GT/小暮 卓史

No.1 ニック・キャシディ, No.3 千代 勝正 黒白旗提示


No.24 J.P.デ・オリベイラ ドライブスルー(SpR.32-16「スタート違反」)

No.23 R.クインタレッリ ドライブスルー(SpR.32-16「スタート違反」)