2003年AUTOBACS JGTC Round5

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ぶっちぎり!ウェッズスポーツCELICA
デビュー3戦目のパーフェクトウィン
■予選日:2003年8月3日
■天候:曇り/晴れ
■車名:ウェッズスポーツCELICA
■監督:坂東正明
■コース:富士スピードウェイ(全長4,400m)
■路面コンディション:ドライ
■観客動員数:51,000人
■ドライバー:青木孝行/田中実
決勝
総合結果 総合15位 GT300クラス1位 64Lap

 雲は多いが梅雨明けとなり夏の暑い季節がやっとやってきた。現在のコースでは最後のGTレースとなる今回のレースは、レーシングプロジェクトバンドウにも忘れられないレースとなった。ポールポジションから飛び出し、ぶっちぎりのパーフェクトなポール・トゥ・ウィンで富士のメモリアルレースを征したのだ。
 決勝レースが行われる時間は雲だったが気温31度路面温度43度とこのレースウィークで一番の暑さとなった。しかし、この週末をマシンのセットアップ、タイヤのチェックとレースへ向けたシュミレーションを行ってきた爆走坂東組は万全の体制で臨んでいた。スタートを担当した青木選手は見事なスタートダッシュを決めると確実に他車よりも速いが安定したタイムで徐々に2位以下を引き離していく。レースの37周目トップでピットインその時には2位に20秒以上もの差を付けていた。
 青木選手からウェッズスポーツCELICAをバトンタッチされた田中選手も安定したタイムでトップをキープ。ピットインの時にトップを譲った以外は一度もトップの座を譲ることなく、デビュー3戦目でみごとなパーフェクトウィンを決め、ウェッズスポーツCELICAの持つ実力を富士に観戦に来ていた51,000の観客とライバル達に見せつた。
コメント
坂東監督 坂東監督
「やっと勝てました。土曜日、日曜の朝と全部頭を取り速さにも問題ないことを確認し、タイヤのライフも問題のないことを確認し、シュミレーション通りの周回数とメカニック達の完璧な動きとで勝つことが出来ました。ここまで来るには、トヨタ、TRD、ヨコハマをはじめスポンサーの方々にかなりの無理を言いながら、メカニック達にもかなりの無理を言いながらやっと勝ち取ったものなので、これを気に後2つは必ず勝つ。セリカにとって一番苦手としているストレートが長い富士で勝てたということは、もてぎや鈴鹿などでセリカのダウンフォームを生かしたセットを出せれば必ず勝てると思います。まぁ、今日は難しいことは抜きにして勝てたことを素直に喜んで、すぐにもてぎのテストもあるので、まぁ、あまりゆっくりは出来ないけど多少優勝の喜びをかみしめたいなと思う。」
青木孝行 青木孝行
「勝ててよかったですね。ちょっとホットしたかな。車が速いのは分かっていたし、まだまだ進化していくと思うので、今回勝ってウェイトをもらっちゃうけど、これからもバンバン勝ち続けてシリーズチャンピオン争いに加われたらいいなと思いますので、これからもみなさん応援をよろしくお願いします。」
田中実 田中実
「感無量です。GTはチーム全員で戦うものだと改めてしみじみと感じました。今まで、監督は監督、ドライバーはドライバー、メカニックはメカニックとそれぞれ勝つためにそれぞれの力を集結しあってもなかなかそのタイミングで焦点が合わなくて結果が出なかったけど、今回はばっちり合って勝てたと言うことはこれからのチームだし車が速いということは分かったしこれからも連勝出来るように頑張ります。応援してくださった本当にありがとうございます。」


決勝リザルト
Position Number Class
Position
Machine Driver Time/Diff Laps Bestlap Tire WH
1 18 500-1 TAKATA童夢NSX 道上 龍/S.フィリップ 1:41'29.425 68 1'26.684 BS  
2 23 500-2 ザナヴィ ニスモ GT-R 本山 哲/M.クルム 0'00.490 68 1'26.675 BS 70
3 38 500-3 auセルモスープラ 竹内浩典/立川祐路 0'05.541 68 1'26.598 BS 40
4 1 500-4 エッソウルトラフロー スープラ 脇阪寿一/飯田 章 0'06.026 68 1'26.711 BS 90
5 36 500-5 WOODONE トムススープラ 土屋武士/E.コマス 0'21.723 68 1'26.792 MI 50
6 37 500-6 ZENT トムススープラ 黒澤琢弥/M.アピチェラ 0'30.876 68 1'26.630 MI 10
7 39 500-7 デンソーサードスープラGT D.シュワガー/織戸 学 0'39.223 68 1'26.914 YH 40
8 16 500-8 G'ZOX-NSX 伊藤大輔/T.コロネル 0'44.469 68 1'27.050 BS 10(+1)
9 64 500-9 Mobil1 NSX 松田次生/A.ロッテラー 0'47.157 68 1'27.396 BS 1
10 35 500-10 プロジェクトμエスペリアスープラ 服部尚貴/脇阪薫一 0'56.026 68 1'27.154 DL 10(+1)
11 22 500-11 モチュールピットワークGT-R 影山正美/R.ライアン 1'03.356 68 1'26.767 BS 70
12 8 500-12 ARTA NSX 土屋圭市/金石年弘 1'13.157 68 1'27.697 BS 2
13 100 500-13 RAYBRIG NSX 加藤寛規/光貞秀俊 1'23.891 68 1'26.979 BS 10(+2)
14 76 500-14 イエローコーンマクラーレンGTR 黒澤治樹/田嶋栄一 1lap 67 1'28.129 DL  
15 19 300-1 ウェッズスポーツCELICA 青木孝行/田中 実 1:42'20425 64 1'33.197 YH 20
16 81 300-2 ダイシンADVANシルビア 星野一樹/植松忠雄 1lap 63 1'33.702 YH  
17 31 300-3 RECKLESS MR-S 佐々木孝太/後藤 聡 1lap 63 1'33.925 BFG 45
18 26 300-4 PLUS e タイサン アドバン GT3R 山路慎一/西澤和之 1lap 63 1'34.166 YH 60
19 55 300-5 ECLIPSE タイサン ADVAN バイパー 山田英二/木下隆之 1lap 63 1'33.407 YH 30
20 43 300-6 ARTA Garaiya 新田守男/高木真一 1lap 63 1'34.273 BFG 10
21 5 300-7 BANPRESTO B-1 マッハ号GT 320R 玉中哲二/三船 剛 1lap 63 1'33.754 YH 15
22 51 300-8 C-WEST・AUTOSTAFF・ADVANシルビア 尾本直史/加藤正将 1lap 63 1'34.268 YH  
23 2 300-9 リニューカーインターリンクNSX 高橋一穂/渡辺 明 1lap 63 1'34.093 YH 10(+1)
24 24 300-10 EndlessタイサンADVAN GT3R 余郷 敦/浅井亮博 1lap 63 1'33.970 YH 30
25 88 500-15 ノマド ディアブロ JGT-1 山西康司/WADA-Q 6laps 62 1'29.466 DL  
26 910 300-11 910 BORO アドバンポルシェ 平川 晃/宮川やすお 2laps 62 1'35.207 YH 2
27 9 300-12 正義の味方 覆面レーサーX MT 菅 一乗/筒井克彦 2laps 62 1'35.101 YH 10
28 69 300-13 FK/Massimo ADVAN ポルシェ 山岸 大/位高 敬 2laps 62 1'35.360 YH  
29 10 300-14 レイジュン・ダンロップ GT3R OSAMU/古谷直広 4laps 60 1'35.540 DL  
30 911 300-15 高見沢バイタルポイントGT3R 高見沢一吉/砂子塾長 4laps 60 1'34.397 YH  
31 61 300-16 R&DスポーツダンロップGT3R 勝間田敦/井原慶子 4laps 60 1'37.229 DL 1
32 111 300-17 ARKTECHダンロップGT3 飯島寛也/芳賀重光 4laps 60 1'38.026 DL 2
33 12 500-16 カルソニックスカイライン B.トレルイエ/井出有治 12laps 56 1'26.861 BS 70
34 70 300-18 外車の外国屋ダンロップポルシェ 石橋義三/和田 博 8laps 56 1'37.738 DL 1
35 77 300-19 クスコスバルADVAN インプレッサ 小林且雄/谷川達也 8laps 56 1'34.251 YH 1
36 25 500-17 ADVAN スープラ 荒 聖治/J.デュフォア 18Laps 50 1'26.798 YH 10
37 11 300-20 JIM RodeoDrive アドバンF360 松田秀士/田中哲也 15laps 49 1'34.282 YH 50
38 3 300 ハセミスポーツ・エンドレス・Z 木下 みつひろ/柳田真孝 18laps 46 1'34.199 YH 65
39 14 300 CASTLE IDEAL RX7 T.D.Ley/山野哲也 19laps 45 1'36.554 BFG  
以上完走(GT500:47laps / GT300:44laps)
  71 300 シグマDUNLOPセリカ Guts城内/澤 圭太 21laps 43 1'33.474 DL  
  34 300 DENTAIRE MR-S 西澤誠剛/松田晃司 25laps 39 1'33.829 BFG 2
  17 300 Kosei SPIRIT MR-S 松永まさひろ/長島正興 41laps 23 1'35.030 YH 2
  15 300 AMPREX BMW M3GT 橋本元次/C.クワン 57laps 7 1'34.509 BFG  
  7 300 雨宮マツモトキヨシアスパラRX7 谷口信輝/大井貴之 57laps 7 1'35.200 YH 2
  62 500 VemacR&Dダンロップ350R 柴原眞介/密山祥吾 63laps 5 1'28.849 DL  
タイヤ=BS:ブリヂストン/YH:ヨコハマ/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/BFG:BFグッドリッチ
WH=ウェイトハンディキャップ(kg)/ +1:性能引き上げ措置(1ランク)/ +2:性能引き上げ措置(2ランク)

スタート 14:59'27 フィニッシュ 16:40'56.425
参加台数:46台/出走台数:45台/完走台数:39台
ファステストラップ GT500:1'26.598(No.38 竹内浩典 3/68)/GT300:1'33.197(No.19 青木孝行 4/64)

※No.15は、ピットレーン走行速度超過により罰金\50,000-を課された。
※No.12は、2003年全日本GT選手権統一規則第34条11項(ピット作業)違反によりドライビングスルーペナルティを課された。
※No.22は、FIA国際スポーツ競技規則付則L項第4章(走行中の危険行為)違反によりペナルティストップ10秒を課した。
且つ、ドライバーのリチャード・ライアン選手には、ペナルティポイント1点を課す。


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