2005 AUTOBACS JGTC Round3

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開催日 2005年6月25日〜26日
コース SEPANG INTERNATIONAL CIRCUIT(全長5.542km)
天候 <1日目>晴れ <2日目>晴れ
路面コンディション <1日目>ドライ <2日目>ドライ
観客動員数 予選 未発表/ 決勝43,579人
車名 ウエッズスポーツセリカ <GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー 加藤寛規/谷口信輝
監督 坂東正明

灼熱のマレーシア!懸命に走り続け7位でフィニッシュ!!
 6月25日、26日2005 AUTOBACS SUPER GT第3戦JAPAN GT CHAMPIONSHIP MALAYSIAが行われた。
  公式予選前日の練習走行1回目は11時30分から13時までの90分間。熱帯特有の強い日差しとじっとりとした湿気は例年通りだが、気温自体は開始時点で30度と昨年よりは低い。路面温度は35度。それでもドライバーとクルマとタイヤにとって厳しい条件であることにかわりはない。ウエッズスポーツセリカは23Lap走行しベストタイムは2分12秒405で10番手。このセッション終了時点では気温42度、路面温度は48度まで上昇した。
  練習走行2回目は16時17分、予定より2分遅れてスタート。今回、決勝レースは暑さを避けて夕方に行われるため、それに合わせて練習走行もこの時間帯に設定されている。13時頃に42度まで上昇した気温は開始時点で32度まで下がったが、強烈な日差しに照らされた路面の温度は52度と高いままだった。そんな中ウエッズスポーツセリカは28Lap走行しベストタイムは2分10秒363で4番手。この日のGT300クラス総合順位は4番手という結果だった。
 
公式予選
1回目 11位 2分10秒042
 公式予選1回目は、11時から始まった。天候は晴れ。開始時点での気温は33度、路面温度は41度。あいかわらずの暑さのなかでの走行となった。このラウンドも予選はスーパーラップ方式で行われる。このため予選1回目はスーパーラップに出走する上位10台の決定と、各ドライバーの予選通過基準タイムクリアのために費やされることになる。最初の20分間はGT300クラス専有。ウエッズスポーツセリカは加藤選手がステアリングを握りアタック。2周目に2分10秒042をマークし7番手。その後アタックを続けるが、なかなかタイムが上がらないまま、GT300クラスの専有時間が終了。この時点でウエッズスポーツセリカは12番手。その後、両クラスの混走時間となり、谷口選手がステアリングを握りコースイン。2周目に2ndドライバーの予選基準タイムをクリアし加藤選手に交代。加藤選手が、再びアタックにかかるが順位は上がらず1回目の予選を12番手で終えた。しかし、予選1回目終了後の車検で、GT300クラストップタイムのNo.62 WILLCOM ADVAN VEMAC350Rの車両に規定違反が認められたため、予選1回目の全タイムを抹消された。これにより、順位が1つ繰り上がりウエッズスポーツセリカは11番手となった。
 
2回目 2位 2分10秒209
 予選2回目は、16時から開始された。最初に15分間のGT300専有走行、続いて同じく15分間GT500専有走行が行われた。このセッションでは、1回目の走行で10番手以内に入れなかった車両のうち、上位2台ずつが追加でスーパーラップ出走権を得ることができる。セッション中の気温は32度から34度のあいだ。路面温度は開始時点で46度ほどあったが、時間を追うごとに下がっていき、終了時には40度と、タイムは出しやすい状態になった。ウエッズスポーツセリカは加藤選手が再びステアリングを握りアタック。2周目に2分10秒209をマークし、2番手。しかし、トップのNo.30 RECLESS MR-Sは既にスーパーラップ出場が決定していたため、ウエッズスポーツセリカは、このセッションでのトップで、スーパーラップ出走を決めた。
 
スーパーラップ 10位 2分09秒925
 コース清掃のため15分のインターバルをはさんで、16時45分からGT300クラスのスーパーラップがスタート。ウエッズスポーツセリカは、No.11 GPH FERRARI DUNLOPと1組目の出走。しかし、2回目の予選時にスーパーラップに残る為、ニュータイヤを使ってしまっていた為、非常に厳しい状況だったが、タイムは2分09秒925 でNo.11を抑え、まずはトップに。2組目、No.0 EBBRO M-TEC NSXとNo.77クスコスバルADVANインプレッサは、No.77に駆動系トラブルが発生しタイムを記録することができず、12番手グリッドが決定してしまう。いっぽうNo.0はウエッズスポーツセリカのタイムを上回りトップに。続く3組目はNo.46 Dream Cube's ADVAN ZとNo.43 ARTA Garaiyaだが、ここで猛アタックをみせたのがNo.43の高木真一だった。記録したタイムは2分07秒897。1回目のクラストップがたたき出した2分08秒台もすでに従来のレコードを上回っていたが、これはそれをさらに0.5秒以上も上回るもの。GT500クラスの予選通過基準タイムまであと一歩にまで迫る驚異的なタイムである。その後、4組目のNo.2 Privee ZurichアップルRD320RとNo.13 エンドレス アドバンZは2分09秒台、5組目のNo.31 APEXERA MR-SとNo.27 direxiv ADVAN 320Rは2分08秒台後半で、いずれもNo.43には遠く及ばない。最後、No.30 RECKLESS MR-SとNo.7 雨宮アスパラドリンクRX7のアタックに注目が集まるなか、No.7のタイムは2分08秒645。対するNo.30は2分07秒971と、No.43につづき2分07秒台をマーク。3番手はNo.7、4番手にはNo.31 APEXERA MR-Sがつけた。ウエッズスポーツセリカは1回目の予選結果から1つ順位を上げ10番手となった。
コメント
加藤寛規 加藤寛規
今日の予選もアタックを担当したんですが、昨日から出ているニュータイヤ装着時のアンダーステアを改善すべくセッティングを変えたんですが、それが思ったようにいかず、1回目の予選がちょっと失敗しまいました。2回目はチームのみんなが車のセッティングを大分変えてくれて、スーパーラップには残ることが出来たんですが、残念ながら新品タイヤがもうなかったということで、1つ順位が上がって10位で明日のレースを出走することになりました。マレーシアは毎年荒れたレース展開が多いので確実にミスなく走って1つでも多くのポイントを稼いで、上位に入賞したいなと思っております。
谷口信輝 谷口信輝
今回の予選も1周で僕の仕事は終わりましたが、加藤選手が頑張ってくれてスーパーラップにも残れ、明日は10番手からのスタートです。明日は僕たちは無事にチェッカーを受けて良いところでゴール出来たらいいなと思っています。


予選リザルト
Po. No. Class Machine BestTime Lap(Total) Diff GAP
1 25 GT500 ECLIPSE ADVAN スープラ 1'59.851 4(5)Laps -'--.--- -'--.---
2 35 GT500 イエローハットYMSスープラ 1'59.932 5(6)Laps 0'00.081 -'--.---
3 100 GT500 RAYBRIG NSX 2'00.130 6(6)Laps 0'00.279 0'00.198
4 37 GT500 DYNACITY TOM’S SUPRA 2'00.203 6(6)Laps 0'00.352 0'00.073
5 32 GT500 EPSON NSX 2'00.437 2(5)Laps 0'00.586 0'00.234
6 8 GT500 ARTA NSX 2'00.719 2(4)Laps 0'00.868 0'00.282
7 34 GT500 BANDAIスープラ 2'00.777 3(4)Laps 0'00.926 0'00.058
8 21 GT500 ノマド フェラーリ 550GTS 2'00.840 5(6)Laps 0'00.989 0'00.063
9 39 GT500 デンソー サード スープラGT 2'00.998 5(6)Laps 0'01.147 0'00.158
10 1 GT500 ザナヴィ ニスモ Z 2'01.014 2(3)Laps 0'01.163 0'00.016
11 36 GT500 DYNACITY TOM’S SUPRA 2'01.045 2(5)Laps 0'01.194 0'00.031
12 6 GT500 エッソウルトラフロースープラ 2'01.212 2(5)Laps 0'01.361 0'00.167
13 18 GT500 TAKATA 童夢 NSX 2'01.400 5(5)Laps 0'01.549 0'00.188
14 3 GT500 G’ZOX・HASEMI・Z 2'02.078 2(6)Laps 0'02.227 0'00.678
15 38 GT500 ZENT セルモ スープラ 2'02.146 2(4)Laps 0'02.295 0'00.068
16 12 GT500 カルソニック インパル Z 2'02.373 2(4)Laps 0'02.522 0'00.227
17 22 GT500 モチュール キーバリュー Z 2'02.526 2(5)Laps 0'02.675 0'00.153
18 30 GT300 RECKLESS MR-S 2'10.075 2(5)Laps 0'10.224 0'07.549
19 19 GT300 ウェッズスポーツセリカ 2'10.209 2(3)Laps 0'10.358 0'00.134
20 62 GT300 WILLCOM ADVAN VEMAC350R 2'10.271 2(6)Laps 0'10.420 0'00.062
21 11 GT300 GPH FERRARI DUNLOP 2'10.303 5(6)Laps 0'10.452 0'00.032
22 43 GT300 ARTA Garaiya 2'10.597 2(6)Laps 0'10.746 0'00.294
23 46 GT300 Dream Cube’s ADVAN Z 2'10.686 1(2)Laps 0'10.835 0'00.089
24 26 GT300 DIRECTION TAISAN ゲンバラGT3R 2'10.808 2(6)Laps 0'10.957 0'00.122
25 9 GT300 Gulf ADVAN FORTUNE MT 2'10.932 2(3)Laps 0'11.081 0'00.124
26 13 GT300 エンドレス アドバン Z 2'10.944 2(3)Laps 0'11.093 0'00.012
27 47 GT300 CCI・リカルデント・ADVAN Z 2'11.061 4(6)Laps 0'11.210 0'00.117
28 10 GT300 MACH-GO FERRARI DUNLOP 2'11.109 2(6)Laps 0'11.258 0'00.048
29 2 GT300 Privee Zurich アップル RD320R 2'11.158 2(7)Laps 0'11.307 0'00.049
30 52 GT300 プロμ太陽石油 KUMHO セリカ 2'11.634 2(5)Laps 0'11.783 0'00.476
31 31 GT300 APEXERA MR-S 2'11.662 3(7)Laps 0'11.811 0'00.028
32 0 GT300 EBBRO M-TEC NSX 2'11.712 2(4)Laps 0'11.861 0'00.050
33 77 GT300 クスコ スバル ADVAN インプレッサ 2'11.984 5(7)Laps 0'12.133 0'00.272
34 777 GT300 梁山泊・TEAM高見沢ADVANGT3 2'12.993 2(6)Laps 0'13.142 0'01.009
35 7 GT300 雨宮アスパラドリンクRX7 2'13.068 2(3)Laps 0'13.217 0'00.075
36 112 GT300 ARKTECH RodeoDrive WAKO’S GT3 2'14.047 2(7)Laps 0'14.196 0'00.979
37 110 GT300 ARKTECH TOTALBENEFIT BOXSTERGT 2'16.142 3(6)Laps 0'16.291 0'02.095
38 70 GT300 外国屋アドバンポルシェ 2'17.266 2(4)Laps 0'17.415 0'01.124
39 111 GT300 ARKTECH with TeamLeyJun 968GT4 2'18.429 5(6)Laps 0'18.578 0'01.163
40 72 GT300 FK/massimo ADVAN ポルシェ 2'18.465 4(5)Laps 0'18.614 0'00.036
41 913 GT300 フィールズ ADVAN CORVETTE C6 2'24.938 2(3)Laps 0'25.087 0'06.473
42 27 GT300 direxiv ADVAN 320R 2'36.819 1(1)Laps 0'36.968 0'11.881


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