2004年AUTOBACS JGTC Round5

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公式予選
フリー走行 7位 2分11秒137
決勝結果 13位  
 昨日から降る雨は今朝も止まず、コースは完全なウエット。天気予報によるとお昼を過ぎても小雨が続くという状況の中、30分間のフリー走行は開始された。当然、皆レインタイヤでの走行となり、ウエッズスポーツセリカは2分11秒137で7番手という結果だった。
  朝のうち激しく降っていた雨はレース前に上がったが路面は濡れており、各チームは直前までタイヤ選択に悩むことに。結局500クラスは、ほぼ全車が浅溝のウエットタイヤを装着。300クラスはミシュランを除きレインタイヤかスリックタイヤしか選択できないという状況の中で、ウエッズスポーツセリカを除き全車ウエットタイヤを選択。ウエッズスポーツセリカは唯一スリックタイヤを装着するというギャンブルに出た。スタート直前の気温は22度、路面は25度。スタートドライバーは青木選手。1周目で大きく順位を落とし16番手に。その後前方でクラッシュした車両のオイルをフロントガラスに浴びてしまい、思うようにペースが上がらず18番手まで順位を落としてしまう。30周目にピットインし谷口選手に交代。天候は微妙な状態だったが、スリックタイヤを装着しピットアウトするが、あまりにもフロントガラスの油膜がひどく1周でピットイン。更に、スターティンググリット上でスリックタイヤに交換したとのことから、ドライビングスルーペナルティーを取られ再びコースを離れることに。その後、谷口選手は猛追をかけるべくペースを上げ、1分57秒599までタイムアップ、ファステストラップ第2位を記録し1ポイントを獲得。13位という結果でレースを終えた。
コメント
坂東監督 坂東監督
8分間のフリー走行からのレーススタート。うちはレインタイヤでグリットについた。そして、メカニックの作業が許される時間内に保管タイヤであるスリックタイヤに履き替えてレースに臨んだ。このことで主催者側は、全日本GT選手権 統一規則 第3章 第13条 2.(決勝レーススタート用タイヤの装着保持義務)違反によりペナルティーだと言ってきた。該当する文書を見てみると、『決勝レーススタート用タイヤは当該レースのスタート手順が開始される時点から装着し、決勝レースを行うこと。ウエットタイヤは決勝レースを除き、競技長により路面がウエットになった事が宣言されている時のみ使用可能となる。(一部抜粋)』スタート手順の開始とあるが、第28条スタートの項目を見てみると、『7.グリッド上における作業は「5分前ボード」が出されるまでの間、給油を除き許される。』2004年全日本選手権レースブルテンNo.017-2004では、『当該規則第28条2.に定める8分間のウォームアップ(フリー)走行は決勝レースのスタート手順に含まれ、プラクティスセッションとは見做さない。従って、当該ウォームアップ走行においては、当該規則第13条2.に定める競技長によるウエット宣言は行われないものとする(一部抜粋)』と書いてある。つまり、スタート手順開始(ウォームアップ走行)以降はウエットタイヤからドライタイヤに交換してはならないという解釈も出来るが、「グリッド上における作業は「5分前ボード」が出されるまでの間、給油を除き許される」という文面からタイヤ交換は許されるのではないかというなんとも矛盾が感じられる。「もし8分間の走行直前に雨が降っていたら、皆ウエットタイヤでグリッドにつく。その後、レースがスタートするまでの約40分の間に雨が止みピーカン晴れになって路面が完全に乾いてしまった場合でもレインタイヤで出走しなければならないのか?」と主催者側に質問してみた所、「そうだ」との返答が。路面が乾いているのに皆がレインタイヤでスタートし1周目で全車ピットに入り、スリックタイヤに履き替えるという前代未聞のレース展開となるではないか。法は法で法の番人がいる。その法を運用する側があまりにもレベルが低すぎる。今回のペナルティーの件に関しては、正式な抗議をするという行為にも値しない。レースの結果がどうこうではなく、今後の全日本GT選手権において、クオリティーの高いレースにしなければならないということを思っているので、各関係者と話をしているところである。


第5戦決勝リザルト
Po. No. Class Machine Diff GAP BestTime Lap(Total)
1 32 GT500 EPSON NSX 63Laps -'--.--- 1'51.173 40(63)Laps
2 6 GT500 エッソウルトラフロー スープラ 0'01.069 -'--.--- 1'50.717 44(63)Laps
3 1 GT500 ザナヴィニスモ Z 0'02.514 0'01.445 1'49.883 39(63)Laps
4 37 GT500 DYNACITYトムススープラ 0'14.957 0'12.443 1'51.321 40(63)Laps
5 36 GT500 WOODONEトムススープラ 0'41.410 0'26.453 1'50.937 38(63)Laps
6 39 GT500 デンソー サードスープラGT 0'59.879 0'18.469 1'50.752 33(63)Laps
7 3 GT500 G’ZOX・SSR・ハセミ Z 1'16.058 0'16.179 1'51.666 41(63)Laps
8 22 GT500 モチュールピットワーク Z 1'18.782 0'02.724 1'50.419 40(63)Laps
9 100 GT500 RAYBRIG NSX 1'46.056 0'27.274 1'51.348 58(63)Laps
10 38 GT500 auセルモスープラ 1'46.713 0'00.657 1'51.071 45(63)Laps
11 8 GT500 ARTA NSX 1Laps 1Laps 1'52.028 41(62)Laps
12 25 GT500 ECLIPSE ADVAN スープラ 1Laps 0'54.697 1'51.817 33(62)Laps
13 35 GT500 イエローハットYMSスープラ 2Laps 1Laps 1'48.537 60(61)Laps
14 43 GT300 ARTA Garaiya 4Laps 2Laps 1'59.306 38(59)Laps
15 16 GT300 M-TEC NSX 4Laps 0'24.052 1'58.588 29(59)Laps
16 10 GT300 JIM Gainer アドバンF360 4Laps 0'37.735 1'59.263 28(59)Laps
17 81 GT300 シーウエストダイシンアドバンZ 5Laps 1Laps 1'59.696 43(58)Laps
18 5 GT300 プロジェクトμB-1マッハ号GT320R 5Laps 0'26.926 1'58.847 54(58)Laps
19 30 GT300 RECKLESS MR-S 5Laps 0'36.771 1'59.908 40(58)Laps
20 9 GT300 ADVAN K-STADIUM MT 5Laps 0'03.851 2'00.480 44(58)Laps
21 52 GT300 プロジェクトμ太陽石油セリカ 5Laps 0'18.859 2'00.118 37(58)Laps
22 112 GT300 ARKTECH ADVAN GT3 5Laps 0'10.988 2'01.441 51(58)Laps
23 51 GT300 NSC・AUTO-STAFF・ADVANシルビア 6Laps 1Laps 2'00.864 44(57)Laps
24 21 GT500 フェラーリ550GTSマラネロ 6Laps 0'42.778 1'53.410 38(57)Laps
25 77 GT300 クスコスバルADVAN インプレッサ 6Laps 0'23.655 1'59.911 43(57)Laps
26 910 GT300 高見沢整骨院アドバンポルシェ 6Laps 0'32.777 2'02.733 42(57)Laps
27 19 GT300 ウェッズスポーツセリカ 7Laps 1Laps 1'57.599 38(56)Laps
28 2 GT300 プリヴェチューリッヒ・クムホ NSX 7Laps 0'21.373 2'02.523 55(56)Laps
29 20 GT300 FK/Massimo ADVAN ポルシェ 8Laps 1Laps 2'00.738 38(55)Laps
30 17 GT300 エスペリア Kosei セリカ 8Laps 0'30.584 1'58.919 53(55)Laps
31 80 GT300 エンドレスダイシンアドバンZ 11Laps 3Laps 1'57.148 41(52)Laps
32 70 GT300 フィールズ外国屋ADVANポルシェ 13Laps 2Laps 2'05.195 46(50)Laps
33 18 GT500 TAKATA童夢NSX 14Laps 1Laps 1'51.405 44(49)Laps
34 63 GT300 LEYJUNダンロップ320R 18Laps 4Laps 1'59.228 36(45)Laps
35 11 GT300 JIM RodeoDrive アドバンF360 22Laps 4Laps 1'58.902 29(41)Laps
36 72 GT300 アドバンBOROポルシェ 25Laps 3Laps 2'01.272 32(38)Laps
37 12 GT500 カルソニック IMPUL Z 28Laps 3Laps 1'54.302 32(35)Laps
38 7 GT300 雨宮アスパラドリンクRX7 31Laps 3Laps 2'01.302 29(32)Laps
39 26 GT300 エンドレスタイサンADVAN GT3R 39Laps 8Laps 2'01.474 24(24)Laps
40 111 GT300 ARKTECH ENDLESS ADVAN GT-4 55Laps 16Laps 2'13.967 6(8)Laps
41 88 GT500 JLOC ムルシエRG-1 63Laps -'--.--- 0'00.000 0(0)Laps
42 31 GT300 A’PEX i-mobisess MR-S 63Laps -'--.--- 0'00.000 0(0)Laps

 

第6戦は10月30日〜31日に大分県のオートポリスで開催されます。


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