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Round.5 SUZUKA RACE REPORT


2011 POKKA GT SUMMER SPECIAL

■開催日:2011年8月20日〜8月21日
■コース:鈴鹿サーキット(全長5.807km)
  
■天候:<予選> 曇<決勝> 雨
■路面コンディション:<予選>ドライ<決勝>ウエット
■チーム:LEXUS TEAM WedsSport BANDOH
■車名:WedsSport ADVAN SC430
■ドライバー:片岡龍也/ 荒聖治
■監督:坂東正敬
■観客動員数:予選 20,500人/ 決勝 27,000人


悪天候、荒れるコースコンディションを生き残り、11位フィニッシュ。

後半戦に期待がかかる。



真夏の祭典、「POKKA GT SUMMER SPECAL」がサーキットの聖地として名高い鈴鹿サーキットで開催された。後半戦を占うこのレースは、またもや天気との駆け引きが重要なカギを握るレースとなってしまう。

今シーズン、苦しい戦いを強いられてきた「LEXUS TEAM WedsSport BANDOH」は予選では15 位。決勝では変化する天候に本翻弄されながらも、着実に走り切り11 位という結果に。

予選

■8月20日(土)予選 【15位/1分56 秒110】

ノックアウト予選 Q1 天候:曇 | コース:ドライ | 気温28℃ | 路面温度33℃


レースウイークに入る前は、猛暑続きの日本列島だったか、チームがサーキットに入った週末は雨。明日の決勝も雨との予報が出ており、またもや難しいレース展開を予想させた。予選を迎えた朝は曇りだったが予選が始まる午後には雨との予報が出ていた。しかし、予選が始まった12 時55 分は曇り空で雨の気配は感じられない。今回の予選はノックダウン方式となっており、Q1 で11 台が、Q2 で7 台が生き残り、Q3 でポールポジションが決定する。



まず、Q1 の合同セッションで片岡がドライブ。19 号車WedsSport ADVAN SC430 は順調に走り4ラップ目には1‘56.984 をマークし、基準タイムをクリア。このタイミングで、GT300 クラスのマシンがコースアウトし赤旗中断となったことから、片岡から荒にバトンを渡す。撤収作業後、再び19 号車WedsSport ADVAN SC430 は、ピットを後にした。荒も3 ラップ目には1‘57.958 をマークし暫定13 位。この時点ではQ2 へ進出する権利には届いていない。そしてGT300 クラスの占有予選へと移行された。この時点でのトップタイムは12 号車カルソニック IMPAL GT-R、1’55.278。



そして12 時55 分からいよいよ予選が始まった。今回の予選はスーパーラップ方式となる。このころには雨もすっかりやみコースはほとんどドライという印象。タイヤチョイスに難しい場面ということもあり、チームはライバル達の動向をみて6 分遅れて荒をコースへ送り出した。この時点で、トップタイムは32 号車 EPSON HSV-010 の1‘18.661 とドライから2 秒落ちといったところ。荒は3ラップ目には1’18.773 のタイムを出し11 番手につける。そして、6 ラップを走り片岡にバトンタッチ。だが、片岡がコースへ出たとたん、また雨が降り出した。そしてこの雨に足元をすくわれた300 クラスのマシンがコースアウト。合同予選5 分を残して赤旗中断となってしまう。



GT300 クラスの占有の後、いよいよGT500 クラスの占有予選が始まった。まだQ2 進出の権利のない19号車WedsSport ADVAN SC430 はこの予選で、トップ11 位に入らなければならない。そしてステアリングを握る片岡はQ2 への切符を手にするため、アタックを開始。ライバル達がピットアウトするタイミングを見計らい、セッション開始から4 分後にピットを後にした片岡は徐々にペースを上げ3 ラップ目には1‘56.110 を出し、このセッションでのベストタイムを出すが、結果15 位。1 号車ウイダー HS-V のトップタイム1’53.991 には届かず、Q1 セッションで無念の敗退を潔してしまう。明日の決勝は15番グリッドから追い上げを期待する予選となった。

Q3 の総合結果、トップは46 号車 S Road MOLA GT-R。2 位17 号車 KEIHIN HS-V。3 位1 号車ウイダーHS-V。

予選順位

8月20日(土) 12:55〜
Q1 天候:曇 | コース:ドライ 
Q2 天候:雨 | コース:ウェット
Q3 天候:雨 | コース:ウェット

Po No Machine Driver
Q1 Q2 Q3 Tire WH
146S Road MOLA GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ

1'54.323

2'08.867
2'08.206
 
MI82
217KEIHIN HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s金石 年弘
塚越 広大

1'54.286
2'08.163
 

2'08.573
BS60
31ウイダー HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s小暮 卓史
ロイック・デュバル

1'53.991
2'07.790
 

2'09.001
BS48
412カルソニック IMPUL GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

s松田 次生
J.P・デ・オリベイラ

1'54.526

2'09.262
2'09.010
 
BS40
523MOTUL AUTECH GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

s本山 哲
ブノワ・トレルイエ

1'54.689
2'08.815
 

2'09.111
BS52
6100RAYBRIG HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s伊沢 拓也
山本 尚貴

1'54.820

2'08.493
2'09.719
 
BS46
739DENSO SARD SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s石浦 宏明
井口 卓人
1'54.062
 
2'07.586
 

2'09.787
MI40
836PETRONAS TOM'S SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

sアンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
1'54.838
 
2'09.484
 

BS46
96ENEOS SUSTINA SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s伊藤 大輔
大嶋 和也

1'54.949

2'10.456
BS48
1035D'STATION KeePer SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s脇阪 寿一
アンドレ・クート
1'54.537
 

2'10.832
BS2
1138ZENT CERUMO SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

s立川 祐路
平手 晃平
1'54.352
 
2'11.167
 
BS30
1224ADVAN KONDO GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

s安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
1'55.000
 

YH44
138ARTA HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

s武藤 英紀
小林 崇志
1'55.271
 
BS10
1432EPSON HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

道上 龍
中山 友貴

1'55.292
DL24
1519WedsSport ADVAN SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

片岡 龍也
荒 聖治
1'56.110
 
YH28
GT500 以上予選通過


ノックアウト方式予選により順位を決定

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。

Q1 赤旗提示により4分51秒間中断した。(赤旗中断 13:04'09〜13:09'00)

決勝

■8 月21 日(日)決勝【11 位】

天候:雨 | コース:ウエット | 気温26℃ | 路面温度28℃


決勝日を迎かえた朝。まとわりつくような湿気に包まれた鈴鹿サーキットで決勝の幕は上がる。午後中に行われたFJレースではレース進行中に土砂降りの雨に襲われてしまい、コースアウトするマシンが続出し、主催者側は一時、赤旗中断としたが、これ以上のレース続行が無理と判断し終了してしまう。だが、GT のフリー走行が始まる10 時には雨は小康状態に。


チームはこのフリー走行で積極的に走りこみ、ピットインをフルシュミレーション。今回のレースは500kmと長丁場のレースとなり、2 回のピットインが義務つけられている。通常のレースが250km、その2 倍を走る。
決勝レースが始まる前には予選の雪辱を晴らすべく坂東監督を中心にミーティングを行い志を一つに決勝に備えた。そしてスタート進行が行われたころには降っていた雨はスタート直前にはだいぶ小降りになってきた。



そして15 時10 分オンタイムで決勝の幕が上がった。ダミーグリッドを離れたWedsSport ADVAN SC430 はタイヤのグリップを確かめるように1 ラップのフォーメーションを終え、ホームストレートに戻ってくると、一気に水しぶきが舞い上がった。
スタートドライバーを務める片岡もライバル達を追うように1 コーナーに侵入。雨のオープニングラップの一番緊張感がある場面を慎重にクリア。ポジションキープでレースを展開していく片岡。しかし、6 ラップを超えたころから、ラップタイムが落ち込んできた。10 ラップを超えるころにはコースアウトするマシンが目立ち始め、モニターを通して難しい路面状況だと判断がつく。
片岡はラジオを通じて全てのコンディションを伝え、チームは伝わってくる状況を冷静に判断し、19 ラップ目に片岡をピットに戻し、荒にスイッチ。WedsSport ADVAN SC430 は戦列に戻りレースを展開する。



この時点で15 位。難しいコンディションではあるが、500km 先のゴールを目指し、荒はレースを慎重に展開。
26 ラップ目には38号車がクラッシュし、ピットイン。19 号車WedsSport ADVAN SC430 は14 位へとポジションをアップ。 31 ラップ目には17 号車がスプーンカーブでクラッシュ。これにより、19 号車WedsSportADVAN SC430 は13 位へとポジションアップ。
路面はレース序盤からかなり荒れていくが、荒はコースアウトするマシンを尻目に着実に周回を重ねる。すると、またもや100 号車がスポンジバリアに横倒しになるほどの大クラッシュをしてしまう。このクラッシュにより、ペースカーが入り全車体列を組み直すため、ホームストレートに戻ってくる。19 号車WedsSport ADVAN SC430 はこの時点で12 位。



そして100 号車の撤収作業終了後にはレースを再開。しかし、厳しいレースに変わりなく、44 ラップ目には路面状況に合わせたタイヤにチェンジするため、ピットイン。このピットインは予定外のため、最小の給油とタイヤ交換をし、すぐさまマシンを戦列に戻す。
しかし、状況は依然厳しくさらには、50 ラップを超えたころには雨は上がり、路面が乾きだした。当然、ラップタイムも落ち込みが激しく、56 ラップ目には17 号車に先行を許し13 位へポジションをダウン。またもや困難な状況下におかれた19 号車WedsSport ADVANSC430 だった。



チームは、ライバルチームやクラスちがいのGT300 の状況など、あらゆる情報をもとに作戦を練り直し、60 ラップ目にはピットインの指示を荒へ出す。荒は滑るようにピットに入ってきた。
最後のバトンが片岡に渡され、19 号車WedsSport ADVAN SC430 にドライタイヤを装着し再び戦列へ。
ここからは、ラップタイムも安定の兆しをみせ、71 ラップ目には17 号車をパス。再び12位へとポジションを上げ、76 ラップには32 号車がピットインした事で、19 号車WedsSport ADVAN SC430 は11 位へと、労せずしてポジションをアップし、片岡は順調にレースを展開していく。
そして、トップの1 号車がゴールラインをくぐった86 ラップ目に18 時30 分にタイムリミットとなり、1 ラップを残してチェッカーが振られた。




19 号車WedsSport ADVAN SC430 は厳しいコースコンディションを着実に走り切り11 位でフィニッシュ。ウォータースクリーンから上がった真夏のレースに幕を閉じた。


決勝後のコメント




片岡龍也選手

今回、雨を期待していたけど、想定外のことが多くて、ドライもウェットもバランスがうまく取れずに苦労しました。
でも、どんな状況でも次に生かせる材料になるので、1 つ1 つ困難を乗り越えて成長していきたいです。


荒聖治選手

厳しいレースでした。精神力を鍛えられましたね。難しいコンディションのなか戦うと足りない部分が見えてくるので、この先に生かせるいいレースでした。
今月末にも茂木でテストがあるので、そこで更に力をつけたいです。


坂東正敬監督

スタートで大雨を期待して深溝で行きました。しかし思ったよりも雨が降らず。後半のスリックタイヤを投入するタイミングは良かったのですが、すべてにおいて課題が残るレースとなりました。
もっとレベルの高いところでレースができるようにチーム一丸となって頑張ります。
今後とも残り3 戦応援宜しくお願いします。

決勝順位

8月21日(日) 15:10〜(87Lap)
天気:雨|路面:ウエット|気温:26度|路温:28度

Po No Machine Driver
Time/Diff Laps BestLap Tire WH
11ウイダー HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

小暮 卓史
ロイック・デュバル
3:16'09.255862'04.066BS48
246S Road MOLA GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

柳田 真孝
ロニー・クインタレッリ
0'06.341861'59.523MI82
312カルソニック IMPUL GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

松田 次生
J.P・デ・オリベイラ
0'18.946862'04.249BS40
423MOTUL AUTECH GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

本山 哲
ブノワ・トレルイエ
0'47.571862'03.338BS52
539DENSO SARD SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

石浦 宏明
井口 卓人
0'49.556862'00.981MI40
636PETRONAS TOM'S SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

アンドレ・ロッテラー
中嶋 一貴
0'59.602862'05.188BS46
735D'STATION KeePer SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

脇阪 寿一
アンドレ・クート
1'13.131862'04.723BS2
86ENEOS SUSTINA SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

伊藤 大輔
大嶋 和也
1'22.247862'00.024BS48
98ARTA HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

武藤 英紀
小林 崇志
1'30.377862'04.905BS10
1024ADVAN KONDO GT-R

NISSAN GT-R R35 / VRH34B

安田 裕信
ビヨン・ビルドハイム
2Laps841'59.766YH44
1119WedsSport ADVAN SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

片岡 龍也
荒 聖治
3Laps832'02.158YH28
1217KEIHIN HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

金石 年弘
塚越 広大
3Laps832'03.785BS60
1332EPSON HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

道上 龍
中山 友貴
5Laps812'02.538DL24
1438ZENT CERUMO SC430

LEXUS SC430 / RV8KG

立川 祐路
平手 晃平
5Laps812'08.424BS30
GT500 規定周回数:60

100RAYBRIG HSV-010

Honda HSV-010 GT / HR10EG

伊沢 拓也
山本 尚貴
45Laps412'06.934BS46


タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

開始時刻:15:15'16/終了時刻:18:31'25 SC導入時刻:16:48'58(42Laps) 解除時刻:17:05'06(46Laps)
 特別規則第14条により、86Lapsにて終了とした。

出走台数:38台/完走台数:34台

決勝ベストラップ
GT500 - 1'59.523 : No.46 S Road MOLA GT-R (ロニー・クインタレッリ)

No.8 2011 SGT-SpR 第30条 (危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。

No.17 2011 SGT-SpR 第30条1項及び13項違反により、ペナルティストップ20秒を課した。

No.23 2011 SGT-SpR 第30条 (危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。

No.12 スポーツマン精神に反する行為のため白黒線分旗が提示された。

No.24 2011 SGT-SpR 第30条 (危険なドライブ行為)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。