富士スピードウェイ Round3


 2007 AUTOBACS SUPER GT 第3戦 FUJI GT 500km
 練習走行 2007年 5月 2日(水)
 公式予選 2007年 5月 3日(木)
 決  勝 2007年 5月 4日(金)


富士スピードウェイ Round3 Race


■決勝結果結果

決勝結果:リタイア

■開催日:2007年 5月 4日

天 候:
観客動員数:決勝54,800人
監 督:坂東正明

■コース :富士スピードウェイ(全長4.563km)
路面コンディション:ドライ
車 名:ウェッズスポーツセリカ
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:飯田 章/関口 雄飛
チーム:WedsSportRacingTeam with BANDOH

<< 決勝 >>
決勝レース(109周):14:00〜
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:27度  路面温度:39度


戦略のBANDOH、荒れ模様のレースで・・・

春らしい青空の中、家族連れも多くゴールデンウィークのレースらしい日となった。

スターティンググリッドは20番手、やや後方からのスタートだが、セリカの特性を生かし、1ストップの作戦でスタートする。
しかし、101号車TOYSTORY RT apr MR-S、 31号車apr MR-Sは1ストップで来る作戦をとっているので、安心はできないが、富士500kmレースは、荒れるレースになるので、一瞬の隙も見逃さず、チャンスをものに出来れば、表彰台の可能性はある。

スタートドライバーは飯田選手。フォーメーションラップのダンロップコーナーで1号車宝山TOM’S SC430がストップ。セーフティカースタートとなり、レース距離が1周減った。これは、燃費制限して走るチームには有利に働く。

スタート後は88号車アクティオムルシェを先頭に、33号車HANKOOK NSC PORSCHE、43号車ARTA Garaiya、26号車ユンケルパワーポルシェ、の順に直線の早いマシンが目立った。19号車ウェッズスポーツセリカは順調に順位を上げ、25周目には14位、29周目には11位まで上がった。30周を過ぎたあたりから2ストップのマシンは1回目のピットに向かいだし、各チームの作戦が伺われる。

31周目には10位、39周目には6位まで順位を上げた。このころ、1ストップ作戦を行っていた、31号車apr MR-Sは8位、101号車TOYSTORY RT apr MR-Sは5位と順位を上げていた。

48周目、メカニックがドライバー交代、給油のためのピットサインを出す。しかし、ピットイン直前に赤旗中断。原因は単独スピンした118号車FINA GLAD SpecialOlympics GT3Rがコース上で止まり、コース復帰のためアクセルターンをしたところ、32号車EPSON NSXが避けきれず接触、炎上してしまった。

ここで1ストップ作戦をとっていたチームは痛恨の赤旗となってしまった。現在のレギュレーションでは、赤旗の場合、セーフティカー先導の元、グリッド待機となる。この時点で、ピットに入っていたチームは、セーフティーカースタートでグリッド上のマシンの後方でスタートになる。そのため、赤旗中にピットに入るわけには行かない。

約20分の赤旗中断の後、再スタートが切られ、19号車ウェッズスポーツセリカをはじめ、1ピット作戦のチームは1周目にピットに入った。19号車ウェッズスポーツセリカは関口選手に変わり、順調にピット作業を終了し、コースイン。順位は4位まで上がった。

しかし、関口選手から無線が入り、「煙が出てる」、メカニック「ドライアイス?」 関口選手「いや、違う何か臭い」車内に煙が充満し、関口選手は100R内側にマシンを止めた。自力で車内から脱出し、自ら消火器を持ち消火活動にあたった。
原因は、エキゾーストマニホールドが割れてそこからの熱(高温で1000度ぐらい)が周辺のパーツに引火し、火災が発生した。

今回のレースでは、火災2件、接触4件(ペナルティ対象)と波乱のレース展開となった。

結果としては、今回もポイントは取れなかったが、セパンは相性がいいので、表彰台を狙う。

<< 決勝レース結果 >>
GT500 クラス
1位 23号車 XANAVI NISMO Z
2位 22号車 MOTUL AUTECH Z
3位  6号車 Forum Eng. SC430

 GT300クラス
 1位  43号車 ARTA Garaiya
 2位  88号車 アクティオ ムルシェRG-1
 3位 101号車 TOYSTORY RT apr MR-S

総合結果


■GT300クラス/決勝
2007-05-04 | スタート 14:00 | 天候:晴 | コース:ドライ | 富士スピードウェイ:4.563km
Po. No. Machine Driver Time Diff Laps Tire WH
143ARTA Garaiya新田 守男
高木 真一
3:20'19.322101MI
288アクティオ ムルシェRG-1マルコ・アピチェラ
山西 康司
0'14.332101YH
3101TOY STORY Racing apr MR-S大嶋 和也
石浦 宏明
0'43.232101MI50
413エンドレスアドバン洗剤革命 Z影山 正美
藤井 誠暢
0'48.535101YH30
52プリヴェKENZOアセット・紫電高橋 一穂
加藤 寛規
1'16.358101YH50
631apr MR-S峰尾 恭輔
坂本 雄也
1Lap100MI

+1

783YOKOYAMA ADVAN UEMATSU 320R植松 忠雄
阪口 良平
1Lap100YH

+1

87RE 雨宮 RX-7井入 宏之
折目 遼
1Lap100YH
987マルホン ムルシエRG-1桧井 保孝
余郷 敦
1Lap100YH5
104EBBRO 350R田中 哲也
山崎 信介
1Lap100YH
1147宝山 DUNLOP Z脇阪 薫一
密山 祥吾
1Lap100DL

+2

125クムホ プロμ マッハ号 320R玉中 哲二
竹内 浩典
1Lap100KH

+2

1355DHG ADVAN FORD GT池田 大祐
番場 琢
2Laps99YH

+2

14666楽天 BOMEX 320R周防 彰悟
山下 潤一郎
2Laps99YH

+2

1511TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360植田 正幸
松田 秀士
2Laps99YH

+1

16111KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT菊地 靖
壺林 貴也
3Laps98KH
17333石松 ADVAN SRT PORSCHE小林 且雄
井上 貴志
3Laps98YH
1846宝山 DUNLOP Z佐々木 孝太
横溝 直輝
4Laps97DL
1926ユンケルパワー タイサン ポルシェ山路 慎一
谷口 信輝
4Laps97YH10
2033HANKOOK NSC PORSCHE木下 みつひろ
坂本 祐也
11Laps90HK
GT300 規定周回数:70

66triple a ガイヤルド RG-3古谷 直広
栗原 宗之
36Laps65YH

110GREENTEC KUMHO MAZIORA BOXSTER黒澤 琢弥
光貞 秀俊
44Laps57KH

19ウェッズスポーツセリカ飯田 章
関口 雄飛

48Laps53YH

+1


77クスコ DUNLOP スバルインプレッサ山野 哲也
青木 孝行
55Laps46DL

118FINA GLAD SpecialOlympics GT3R宮本 隆士
田ヶ原 章蔵
56Laps45YH

62WILLCOM ADVAN VEMAC408R柴原 眞介
黒澤 治樹
60Laps41YH

9LEYJUN DUNLOP MT900OSAMU
Guts 城内
80Laps21DL

70ノマド・GAIKOKUYA・ADVANGT3-RS石橋 義三
小泉 洋史
100Laps1YH


■GT 500 CLASS/決勝
2007-05-04 | スタート 14:00 | 天候:晴 | コース:ドライ | 富士スピードウェイ:4.563km
Po. No. Machine Driver Time Diff Laps Tire WH
123XANAVI NISMO Z本山 哲
リチャード・ライアン
3:19'52.613109BS10
222MOTUL AUTECH Zミハエル・クルム
松田 次生
0'02.114109BS20
36Forum Eng. SC430片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
0'14.900109BS

+1

43YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Zセバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
1'14.591109BS
5100RAYBRIG NSXドミニク・シュワガー
細川 慎弥
1'27.642109BS30
638ZENT CERUMO SC430立川 祐路
高木 虎之介
1Lap108BS30
735BANDAI DUNLOP SC430服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
1Lap108DL

+2

839デンソー サード SC430アンドレ・クート
平中 克幸
1Lap108BS

+1

98ARTA NSX伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
1Lap108BS65
1012カルソニック インパル Zブノワ・トレルイエ
星野 一樹
7Laps102BS
1118TAKATA 童夢 NSX道上 龍
小暮 卓史
11Laps98BS10
GT500 規定周回数:76

32EPSON NSXロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
57Laps52DL35

25ECLIPSE ADVAN SC430土屋 武士
織戸 学
72Laps37YH

+2


17REAL NSX金石 勝智
金石 年弘
97Laps12BS

24WOODONE ADVAN Clarion ZJ.P・デ・オリベイラ
荒 聖治
97Laps12YH

1宝山 TOM'S SC430脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー


BS

□タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

□WH=ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

□開始時刻:14:13'28/終了時刻:17:33'20.613

□参加台数:45台/出走台数:43台/完走台数:31台

※フォーメーションラップが2周回行われたため、決勝レースは109周となった。

※赤旗中断時刻 15:40'41?16:04'42

□GT500 Best Lap Top3 :
1'35.689 : No.18 TAKATA 童夢 NSX (小暮 卓史)
1'35.959 : No.35 BANDAI DUNLOP SC430 (服部 尚貴)
1'35.987 : No.23 XANAVI NISMO Z (リチャード・ライアン)

□GT300 Best Lap Top3 :
1'43.325 : No.26 ユンケルパワー タイサン ポルシェ (谷口 信輝)
1'43.639 : No.88 アクティオ ムルシェRG-1 (山西 康司)
1'43.853 : No.47 宝山 DUNLOP Z (脇阪 薫一)

ペナルティ

※No.39 ドライバー1は、2007年富士スピードウェイ一般規則第5章第17条1.(走路外走行)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。

※No.7 ドライバー1は、2007 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第29条14.a.(接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

※No.87は、2007 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第28条7.(グリッド上の作業)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。

※No.9 ドライバー1は、2007 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第29条14.a.(接触行為)により、ペナルティストップ10秒を課した。

※No.100 ドライバー2は、2007年富士スピードウェイ一般規則第9章第39条1.(ピット入口のホワイトラインカット)違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。

※No.35 ドライバー2は、2007 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第29条14.a.b.(接触行為,他の競技車両のコースアウトを強いるもの)により、ペナルティストップ10秒を課した。

※No.12 ドライバー1は、2007 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第29条14.a.b.(接触行為,他の競技車両のコースアウトを強いるもの)により、ペナルティストップ10秒を課した。

※No.55 ドライバー2は、赤旗中断後の再スタート時反則スタートにより、ドライビングスルーペナルティを課した。

※No.19は、2007 SUPER GT Sporting Regulations 第3章第34条10.(燃料補給中の作業)違反により、罰金3万円を課した。