鈴鹿サーキット Round6


 2007 AUTOBACS SUPER GT 第6戦
  INTERNATIONAL POKKA 1000km RACE
 練習走行 2007年 8月17日(金)
 公式予選 2007年 8月18日(土)
 決  勝 2007年 8月19日(日)

鈴鹿サーキット Round6 Race


■決勝結果結果

決勝結果:12位

■開催日:2007年 8月19日

天 候:晴/雨
観客動員数:決勝35,500人
監 督:坂東正明

■コース :鈴鹿サーキット(全長5.807km)
路面コンディション:ドライ/ウエット
車 名:ウェッズスポーツセリカ
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:飯田 章/関口 雄飛
チーム:WedsSportRacingTeam with BANDOH

<< 決勝 >>
決勝レース(173周):13:00〜
天候:晴れ/雨  路面状況:ドライ/ウエット  気温:33度  路面温度:51度


灼熱の鈴鹿1000km、混戦と天候に左右されたセリカは・・・

午前中のウォームアップ走行は決勝セットの最終確認の走行となった。

前回からの空力バージョンアップと今回のバージョンアップの最終調整と、3PIT前提の燃費走行の確認。レースラップでのタイムは11秒から12秒台での走行が出来れば良いポジションでゴールできそうだ。

スタートドライバーは飯田選手。グリッドは15番手、ここからどれだけ追い上げられるか、また、3PIT作戦は有利に働くのか、13時に1000kmと言う長丁場のレースが始まった。2LAP目には1ポジション上げて14位に浮上。タイム的には厳しい2分13秒台~14秒台が続く。

17LAP目に5号車クムホ プロμ マッハ号320Rがリタイヤし、13位に上がる。24LAP目には12位、この頃から4PIT以上のチームは1回目のPITストップを始める。

他チームがPIT作業している間に、19号車ウェッズスポーツセリカは39LAP目には5位までポジションアップした。40LAP目に1回目のPITストップで、関口選手に代わる。42LAP目には11位、51LAP目には10位のポイント圏内まで上がった。57LAP目、好調だった26号車ユンケルパワー タイサン ポルシェがエンジントラブルでリタイヤ、ここで9位まで浮上。62LAP目には7位。順調に順位を上げている。しかし、1000kmの長いレース、3分の1では油断は出来ない。

65LAP目から4PIT以上のチームが2回目のPITが始まった。これに乗じ69LAP目には5位までポジションアップ。81LAP目のPITストップまでポジションはキープした。PITアウト後は飯田選手に変わり、ポジションは8位。一度、4PITの31号車DOUBLE HEAD apr MR-Sに抜かれるが、98LAP目には8位に挽回した。


110LAP目、飯田選手からの無線で、「4速ギアが入らない」と連絡が入る。
ここでPITに入れることも出来ず、だましだまし走行することとなった。

120LAP目あたりから雲行きがあやしく、コースの西側から激しい雨が降ってきた。
19号車ウェッズスポーツセリカは121LAP目が最後のルーティンPITとなる為、絶妙のタイミングでレインタイヤに履きかえられるのだが、GT500クラスのEPSON NSXと接触、スピンしてしまいタイムロスを喫する。PITに戻ってきたセリカには重大な損傷はなく、レインタイヤに履き替え、最後のスティントに関口選手がドライブした。

飯田選手は接触の際、首の痛みを訴えメディカルセンターへ向かったが幸いにして、軽いむち打ちで済んだ。PITアウト後の順位は13位、早めにレインタイヤに切り替えられたマージンをどれだけ活かせるかが、ポイント圏内に戻れる条件となった。

136LAP目には11位まで挽回したが、オフィシャルから「ライトが片方切れていないか?」と告げられたが、セリカのライトは暗い為、目視での確認でとどまった。

雨がやみ始め、150LAP頃には路面が乾き始め、スリックタイヤに変える準備をし始めたところ、再びオフィシャルから「PIT INしたら、ライト周りを確認する」と打診があった。1000kmレースでの規則では、灯火装置の異常は即修理となっている為、修理、点検を言い渡されればその時点でレースは終わってしまう。残り周回数予想10LAP以内に迫ってきている中でのPIT INはリスクが大きい為このままレインタイヤでの走行を強いられた。

最終LAPの156LAP目、マシントラブルで3位から12位に転落していた7号車RE 雨宮 ADVAN RX−7にパスされ、結果19号車ウェッズスポーツセリカは12位でコントロールラインを通過した。

飯田選手の負傷、ギアトラブルなどトラブルはあったが、1000kmという長いレースを完走できたことは、セリカの信頼性を上げてくれたメカニック、ギアトラブルを抱え、自分自身負傷してもPITまでマシンを戻してくれたドライバーたちの勝ちにこだわる姿勢であったと思います。
次戦もてぎでは、15kgの重量軽減を活かし、優勝を目指したいと思います。

<<ポイント獲得状況>>
合計         31ポイント

<<19号車ウェッズスポーツセリカポイントランキング>>
チームランキング       9位
ドライバーズランキング    10位


<< 決勝レース結果 >>
GT500 クラス
1位  1号車 宝山 TOM’S SC430
2位  8号車 ARTA NSX
3位 23号車 XANAVI NISMO Z


 GT300クラス
 1位  2号車 プリヴェKENZO アセット・紫電
 2位  43号車 ARTA Garaiya
 3位  62号車 WILLCOM ADVAN VEMAC 408R
 

総合結果


■GT300クラス/決勝
2007-08-19 | スタート 13:00 | 天候:晴/雨 | コース:ドライ/ウエット | スポー鈴鹿サーキット:5.807km
Po. No. Machine Driver Time Diff Laps Tire WH
12プリヴェKENZOアセット・紫電高橋 一穂
加藤 寛規
吉本 大樹
6:04'28.880159YH50
243ARTA Garaiya新田 守男
高木 真一
1'16.383159MI10
362WILLCOM ADVAN VEMAC408R柴原 眞介
黒澤 治樹
1'40.704159YH
446宝山 DUNLOP Z佐々木 孝太
横溝 直輝
1'56.056159DL5
513エンドレスアドバン洗剤革命 Z影山 正美
藤井 誠暢
1Lap158YH15
64EBBRO 350R田中 哲也
山崎 信介
渡辺 明
2Laps157YH5
731DOUBLE HEAD apr MR-S峰尾 恭輔
坂本 雄也
2Laps157MI
847宝山 DUNLOP Z脇阪 薫一
密山 祥吾
2Laps157DL25
955DHG ADVAN FORD GT池田 大祐
番場 琢
福山 英朗
3Laps156YH

+2

10333ADVAN UEMATSU 320R植松 忠雄
阪口 良平
井上 貴志
3Laps156YH
117RE 雨宮 ADVAN RX-7井入 宏之
折目 遼
山野 直也
3Laps156YH
1219ウェッズスポーツセリカ飯田 章
関口 雄飛

3Laps156YH30
13666楽天 BOMEX 320R周防 彰悟
山下 潤一郎
下山 征人
9Laps150YH

+2

14101TOY STORY Racing apr MR-S大嶋 和也
石浦 宏明
10Laps149MI80
1570ノマド・GAIKOKUYA・ADVANGT3-RS石橋 義三
小泉 洋史
Akazame Oyaji
11Laps148YH
1633HANKOOK NSC PORSCHE木下 みつひろ
坂本 祐也
14Laps145HK10
1767triple a ガイヤルド RG-3黒澤 翼
和田 久
古谷 直広
22Laps137YH
189LEYJUN DUNLOP MT900田中 勝喜
筒井 克彦
OSAMU
39Laps120DL
GT300 以上完走

77クスコ DUNLOP スバルインプレッサ山野 哲也
青木 孝行
小林 且雄
69Laps90DL

26ユンケルパワー タイサン ポルシェ谷口 信輝
ドミニク・ファーンバッハー
西澤 和之
102Laps57YH

110GREEN-TEC KUMHO BOXSTER-GT黒澤 琢弥
光貞 秀俊
108Laps51KH

111KUMHO GREEN-TEC BOXSTER-GT菊地 靖
Guts 城内
壺林 貴也
139Laps20KH

5クムホ プロμ マッハ号 320R玉中 哲二
竹内 浩典
澤 圭太
143Laps16KH

11TOTAL BENEFIT・JIM CENTER F360植田 正幸
菅  一乗
松田 秀士
失格-YH

+2



■GT 500 CLASS/決勝
Po. No. Machine Driver Time Diff Laps Tire WH
11宝山 TOM'S SC430脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
オリバー・ジャービス
6:04'10.983173BS
28ARTA NSX伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
井出 有治
0'09.940173BS100
323XANAVI NISMO Z本山 哲
リチャード・ライアン
安田 裕信
1Lap172BS20
4100RAYBRIG NSXドミニク・シュワガー
細川 慎弥
1Lap172BS40
517REAL NSX金石 勝智
金石 年弘
伊沢 拓也
2Laps171BS
622MOTUL AUTECH Zミハエル・クルム
松田 次生
2Laps171BS10
738ZENT CERUMO SC430立川 祐路
高木 虎之介
3Laps170BS15
83YellowHat YMS モバHO ! TOMICA Zセバスチャン・フィリップ
柳田 真孝
3Laps170BS10
96Forum Eng. SC430片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
3Laps170BS
1024WOODONE ADVAN Clarion ZJ.P・デ・オリベイラ
荒 聖治
3Laps170YH30
1139デンソー サード SC430アンドレ・クート
平中 克幸
30Laps143BS
1218TAKATA 童夢 NSX道上 龍
小暮 卓史
33Laps140BS50
1332EPSON NSXロイック・デュバル
ファビオ・カルボーン
39Laps134DL20
GT500 以上完走

12カルソニック インパル Zブノワ・トレルイエ
星野 一樹
ジェレミー・デュフォア
110Laps63BS10

+1


25ECLIPSE ADVAN SC430土屋 武士
織戸 学
123Laps50YH

+2


35BANDAI 00 DUNLOP SC430服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
ロニー・クインタレッリ
173Laps0DL

+2


□WH=ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

□開始時刻:13:05'46/終了時刻:19:09'56

□出走台数:40台/完走台数:31台

□GT500 Best Lap Top3 :
1'57.998 : No.23 XANAVI NISMO Z (本山 哲)
1'58.067 : No.38 ZENT CERUMO SC430 (立川 祐路)
1'58.140 : No.22 MOTUL AUTECH Z (ミハエル・クルム)

□GT300 Best Lap Top3 :
2'07.515 : No.2 プリヴェKENZOアセット・紫電 (加藤 寛規)
2'08.694 : No.43 ARTA Garaiya (新田 守男)
2'09.397 : No.62 WILLCOM ADVAN VEMAC408R (黒澤 治樹)

※No.17 ドライビングスルーペナルティ:2007 SGT-SpR 第28条15 (反則スタート)違反により

※No.32 ドライビングスルーペナルティ:2007 SGT-SpR 第29条14違反により

※No.18 ペナルティストップ10秒:2007 SGT-SpR 第29条14違反により

※No.24 ドライビングスルーペナルティ:国際モータースポーツ競技規則付則L項第4章2 (危険なドライブ)違反により

※No.11 失格:2007 SGT-SpR 第29条1違反 (東コースショートカット)により