岡山国際サーキット Round1


 2009 AUTOBACS SUPER GT 第1戦 OKAYAMA GT 300km
 公式予選 2009年3月21日(土)
 決  勝 2009年3月22日(日)

岡山国際サーキット Round1 Practice


2009年SUPER GTが始まる。

今年は100年に一度の不況といわれているが、モータースポーツにとってその影は濃い。しかし、レーシングプロジェクトバンドウを応援していただいているスポンサー様のおかげで今年も開幕戦に臨むことが出来ました。必ずチャンピオンを勝ち取るレースをお見せしたいと思います。














昨年、金曜日にフリー走行、土曜日に予選と分かれていたスケジュールが土曜日の1日となり、チームにとっては、セッティングを瞬時に考えていかなければならない。そして、持ち込みセットが重要な年になりそうだ。

<< フリー走行 >>
■ フリー走行 9時00分〜10時30分(混走)/10時30分〜10時45分(GT300)
天候:晴れ  路面状況:ドライ  気温:8度  路面温度:13度


肌寒いが春らしい天気の中、開幕戦のフリー走行が始まった。

スタートドライバーは織戸選手。車のセットアップは前回の岡山公式テストで良いセッティングが出ている。予選に向けてのタイヤチョイスと細かい調整にとどまった。

3LAP目に1分33秒291を記録しトップタイムとなる。2番手にはポルシェエンジンに積み替えたヴィーマックの5号車マッハGOGOGO車検320Rマッハ号3番手は今年からフェラーリにスイッチした81号車ダイシンアドバンFerrariとなる。







気温、路温も少しずつ上がり、全車落ち着いてタイムが出てきたとき、19号車ウェッズスポーツIS350は4番手であったが7LAP目に1分32秒526を記録し、再びトップに返り咲く。ここで片岡選手に交替する。片岡選手もセッティング方向が織戸選手と同じ方向のため、順調に1分33秒台を記録していくが、5LAP目には赤旗のためピットイン。ニュータイヤに履き替え、7LAP目には自己ベストの1分32秒738を記録した。





この時点での順位は19号車ウェッズスポーツIS350がトップタイム。2番手に7号車M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7、3番手には11号車JIMGAINER ADVAN F430が来ている。

17LAP目にドライバー交代の練習でピットイン。今年は元GT500ドライバーのコンビなので作戦の選択幅が広く、スタートドライバーを固定することもない。どちらのドライバーがスタートを担当しても安定したレース戦略を立てられる。
2LAP走ったところでGT500との混走時間が終る。タイヤ交換と予選のための細かい調整を行い、GT300占有走行となる。予選のための走行となり、4LAPの走行で午前中のフリー走行が終わった。結果、1分32秒526でトップになったが、2番手7号車M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7が0.06秒差で2番手、3番手には81号車ダイシンアドバンFerrariで0.18差であった。今回の走行を見ると、1秒の間に6台が入った。午後の予選は接戦となるだろう。

岡山国際サーキット Round1 Qualifying Certifications


■公式予選結果

予選1回目:1位  2分07秒316
スーパーラップ:2位  2分06秒980
予選総合:2位  2分06秒980

■開催日:2009年3月21日

天 候:晴
観客動員数:予選 10,500人
監督:坂東 正敬
■コース:岡山国際サーキット
(全長3.703km))
路面コンディション:ドライ
車 名:ウエッズスポーツIS350
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:織戸 学 / 片岡 龍也
チーム:WedsSportRacingTeam with BANDOH

<< 公式予選 >>
■1回目 13時15分〜13時45分(混走)
     13時45分〜13時55分(GT300)
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:10度  路面温度:16度


GT500との混走時間は片岡選手からのスタート。

3LAP目に1分32秒670を記録し、暫定トップに立つ。その後、スーパーラップ用のセッティングのため、織戸選手に交替。
混走のため、クリアラップが取れず、33秒台で走行するも予選トップのままの走行が続く。細かい調整を繰り返しつつ、混走時間が終了するが、GT300占有走行3LAP目には1分32秒517を記録した。










結果、予選1回目はトップタイムで終了し、スーパーラップ進出が決定した。今年からは8台がスーパーラップ進出と変更された。
しかし、フリー走行と同じく、2番手には7号車M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7が0.1秒差、3番手には2号車プリヴェアップル紫電が0.2秒差で着いてくる。
スーパーラップも同様、1秒以内の攻防戦となるだろう。

■スーパーラップ 14時45分〜16時00分
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:17度  路面温度:27度


トップで予選1回目を通過した為、スーパーラップの走行順は最後となる。

1番目の走行は予選1回目10位の74号車COROLLA Axio apr GT、1分33秒246を記録する。このタイムが基準となり、46号車エスロードMOLA Z、81号車ダイシンアドバンFerrari、43号車ARTA Garaiya、11号車JIMGAINER ADVAN F430と次々にタイムを塗り替え11号車JIMGAINER ADVAN F430は1分31秒860を記録し、暫定トップへ。
今年の新車でダウンホースを減らした09年レギュレーションでの31秒台は脅威である。

2号車プリヴェアップル紫電、7号車M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7とタイムアタックは続くが、ともに32秒台。





最後の出走、19号車ウェッズスポーツIS350がタイムアタックを開始する。セットも決まり、織戸選手の渾身のアタックが始まる。

すべてのセクションを安定した走行でまとめ、フィニッシュラインを通過したときには、1分31秒964を記録、2番手のタイムとなった。

トップは11号車JIMGAINER ADVAN F430で19号車ウェッズスポーツIS350との差はわずか0.1秒、31秒台を記録したマシンはこの2台しかなく、3番手の43号車ARTA Garaiyaも0.1秒差で、タイム差1秒以内には7台のマシンがひしめいていた。今年の戦いは接戦になるのは間違いない。最終戦まで気の抜けない戦いが続くと予想されるスーパーラップだった。



予選 コメント


坂東 正敬
監督:
坂東 正敬
織戸選手のアタックは完璧だったので2位でも満足しています。
ソフトタイヤを選んだのでタイムは上がると思ってました。

明日の天気は雨だと思うのでまずは完走、ミス無しで行けば結果はついてくると思います。

スーパーラップ全体を見ると今年は混戦になりそうですね。勝負は明日です。

織戸 学
ドライバー:
織戸 学
今年初めての2DAYでどんな流れになるか不安はあったが、マシンに関しては前回のテストもありよい感じに仕上がっていた。
午前のフリー走行、午後の予選1回目はトップタイムできていたが、ミスの無い走りだっただけに、ポールポジションを取れなかったことは悔しい。

明日のレースは天候が読みにくいが表彰台の真ん中を目指したいと思います。

片岡 龍也
ドライバー:
片岡 龍也
今年の体制は前回のテストから順調にいっている。
午前中のフリー走行、午後の予選1回目もトップタイムで来ているので良い感じだと思う。

スーパーラップは他のチームもかなりのレベルで仕上がってきているので接戦となったが、自分としてはこの体制で最初のレースなので、表彰台の真ん中を狙いたいと思います。


予選総合


GT300クラス/予選総合
□1回目:2009-03-21|天候:晴|コース:ドライ
□スーパーラップ:2006-03-21|天候:晴|コース:ドライ
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
111JIMGAINER ADVAN F430田中 哲也
平中 克幸
1'32.7981'31.860YH
219ウェッズスポーツIS350s織戸 学
片岡 龍也
1'32.5171'31.964YH
343ARTA Garaiyas新田 守男
高木 真一
1'32.8501'32.015MI
47M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7s谷口 信輝
折目 遼
1'32.5671'32.103YH
52プリヴェ アップル 紫電s高橋 一穂
加藤 寛規
1'32.7781'32.246YH
681ダイシン アドバン Ferraris青木 孝行
藤井 誠暢
1'33.0231'32.275YH
746エスロード MOLA Zs星野 一樹
柳田 真孝
1'33.0661'32.539YH
874COROLLA Axio apr GTs井口 卓人
国本 雄資
1'33.5281'33.246MI
988triple a ガイヤルド RG-3松田 秀士*
坂本 祐也
1'33.611
YH
1087giraffa ガイヤルド RG-3井入 宏之*
和田 久
1'33.894
YH
1126UP START タイサンポルシェs黒澤 治樹*
阿部 翼
1'34.048
YH
1266triple a ムルシェ RG-1山西 康司*
余郷 敦
1'34.101
YH
1330RECKLESS KUMHO IS350佐々木 孝太*
山野 直也
1'34.239
KH
1431avex apr COROLLA Axios坂本 雄也*
山内 英輝
1'34.413
YH
155マッハGOGOGO車検320Rマッハ号玉中 哲二*
赤鮫 オヤジ
1'34.666
YH
1610JIMGAINER ADVAN F360植田 正幸*
川口 正敬
1'34.697
YH
17111石松 with ARKTECH GT3イゴール・スシュコ
壷林 貴也*
1'34.788
KH
1855J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ山岸 大*
小泉 洋史
1'34.814
YH
19110SIRIUS KUMHO "ARKTECH SG-1"池田 大祐*
キム・ハンボン
1'35.872
KH
20666FieLDS BOMEX 320R周防 彰悟
山下 潤一郎*
1'37.085
KH
GT300 以上予選通過

808初音ミク Studie GLAD BMW Z4#菊地 靖
#田ヶ原 章蔵*
1'39.949
YH

 
■GT 500 CLASS/予選総合
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
138ZENT CERUMO SC430s立川 祐路
リチャード・ライアン
1'24.7261'24.069BS
235KRAFT SC430s石浦 宏明
大嶋 和也
1'25.1241'24.257BS
324HIS ADVAN KONDO GT-RsJ.P・デ・オリベイラ
荒 聖治
1'25.1451'24.774YH
418ROCKSTAR 童夢 NSXs道上 龍
小暮 卓史
1'25.7321'24.877BS
58ARTA NSXsラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
1'25.0891'24.984BS
6100RAYBRIG NSXs井出 有治
細川 慎弥
1'25.6831'25.511BS
717KEIHIN NSX金石 年弘
塚越 広大
1'25.7911'26.156BS
836PETRONAS TOM'S SC430s脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
1'24.795計測できずBS
91MOTUL AUTECH GT-Rs本山 哲
ブノワ・トレルイエ*
1'25.829
BS
1012IMPUL カルソニック GT-Rs松田 次生
セバスチャン・フィリップ*
1'25.896
BS
1132EPSON NSXsロイック・デュバル*
中山 友貴
1'26.421
DL
123HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rロニー・クインタレッリ*
安田 裕信
1'26.436
MI
136ENEOS SC430s伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム*
1'26.754
BS
GT500 以上予選通過

21ASTON MARTIN 赤坂 DBR9#都筑 晶裕
土屋 武士*
1'30.203
YH

39DUNLOP SARD SC430#アンドレ・クート
#平手 晃平
1'31.247
DL

両クラスの上位8台は、スーパーラップにより順位を決定

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

スーパーラップ アタックドライバー:GT500[赤字]GT300[青字]

*=予選1回目のタイムを出したドライバー/#付のドライバーは通過基準タイム不足

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。

公式予選1回目

No.88 坂本選手 2009 SUPER GT Sporting Regulations 第3章 第30条 11.(ピットレーン通過速度違反)により、罰金2万円を課した。

No.35 石浦選手 国際モータースポーツ競技規則 付則H項 4.1.1 c) (ダブルチェッカー)違反により、罰金2万円を課した。

No.21、39、808より決勝レース出走嘆願が提出されたが、決勝日3/22朝に実施するフリー走行での走行状態を確認して、出走の可否を決定するものとする。