スポーツランドSUGO Round5


 2009 AUTOBACS SUPER GT 第5戦 SUGO GT 300Km RACE
 公式予選 2009年7月25日(土)
 決  勝 2009年7月26日(日)


スポーツランドSUGO Round5 Race


■決勝結果結果

フリー走行: 
決勝結果:5位

■開催日:2009年7月26日

天 候:晴/雨
観客動員数:決勝26,000人
監 督:坂東 正敬

■コース :スポーツランドSUGO(全長3.704km)
路面コンディション:ドライ/ウエット
車 名:ウェッズスポーツIS350
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:織戸 学/片岡 龍也
チーム:WedsSportRacingTeam with BANDOH

<< フリー走行 >>
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:30度  路面温度:40度


午前中は真夏日となり、午後の決勝が難しい天候となった。

スタートは片岡選手、3LAP目に1分26秒832を記録し2番手となる。
重いウェイトではあるが、その状況でも良いセッティングが出ているようだった。

7LAP目には1分26秒348を記録するが、この時点で4番手のタイムとなる。








久しぶりの参戦33号車HANKOOK PORSCHEがトップタイム、2番手に11号車JIMGAINER ADVAN F430がつける。その後、織戸選手に交代し、最終確認として走行する。

最後にピットストップの練習をして午前中のフリー走行は5番手で終了した。

<< 決勝 >>
天候:晴〜雨  路面状況:ドライ〜ウエット  気温:30度  路面温度:42度


スタート前は真夏の日差しのまま、ドライタイヤでのスタートとなる。 スタートドライバーは片岡選手。



あまりの暑さと19号車ウェッズスポーツIS350の重量でスターティンググリッドでは、 エアジャッキが路面に食い込むトラブルがあったが、順調にスタートした。

今回のグリッドで19号車ウェッズスポーツIS350の周りはストレートの速い車に囲まれ、 苦しい展開が予想された。

スタート後、5LAP目にはポジションを1つ落として8番手となる。13LAP目には110号車ボクスターにかわされ10番手まで落ちた。やはり、重量のある19号車ウェッズスポーツIS350はストレートの速い車輌にはついていくのは難しく、我慢のレースとなっていった。




ところが、22LAP目に雨が降り始め、ストレートの速い66号車ムルシェラゴに接近して行く。ハーフウェットに強いタイヤの特性を活かし、片岡選手が懸命に追い上げる。27LAP目には66号車ムルシェラゴをパスし、9番手へポジションアップ、この時点でのトップは81号車ダイシンF430、2番手には33号車ハンコックポルシェがつける。

30LAP目には各車レインタイヤに交換する為、ピットに入ってくるが、19号車ウェッズスポーツIS350は32LAP目にドライバー交代と共にレインタイヤへ変えた。



レインタイヤでスタートした織戸選手は8番手でレースに復帰する。

この時点で、7番手を走行するのは46号車モーラZ、7秒前を走る。後ろの9番手は43号車ガライヤでポイント争いをしているチームが1秒以内で後方に着くが、35LAP目には6番手まで浮上、ウェイトは軽く、好調な33号車ハンコックポルシェに抜かれ7番手にポジションを落とすが、前後の間隔も変わらず、しばらくは7番手をキープする走行となるが、雨が弱くなり始め、ドライのラインが出来始めてきた。






55LAP目には織戸選手の判断で、早めのスリックタイヤを準備し、ポジションアップを狙う。ピットストップで13番手まで順位は下がったが、スリックタイヤの投入がベストタイミングで行えた為、各車がスリックに変えるときにはポジションアップし、64LAP目には8番手まで順位を上げていた。

残り周回数が10LAPぐらいになってくると、レインタイヤのまま走行しているマシンは徐々にタイムが落ちてくる。70LAP目には7番手まで浮上、73LAP目には6番手となる。



74LAP目には前を行く26号車タイサンポルシェに接触されながらも5番手まで浮上、ファイナルラップを5番手で走行し、フィニッシュラインを通過した。


これで、19号車ウェッズスポーツIS350はドライバーズポイントで6ポイントを獲得し、ポイントランキングトップに躍り出た。
残り4戦、重量は100kg超えての戦いになるが、確実にポイントを取り、チャンピオンを獲得する。

決勝 コメント


織戸 学
ドライバー:
織戸 学
今回の菅生はターニングポイント。 ここでポイントを稼ぎ、ランクトップで終わることが目標だった。

車はセパンから、かなり決まっていて、タイヤもかなりIS向きのタイヤが育ってきた。
予選もなんとかスーパーラップに残り、最終的には順位は下げたが、まあまあのポジションからスタート。
スタートは片岡。やはり満タンでは厳しい様子。しかし、雨の中のスリックはさすが、片岡。その後、僕に交替し、ウエットタイヤで。新しいウエットは今回の路面コンディションには合わなかった感じで、タイムが上がらない。
なんとか「雨よ、止んでくれ」と思っていた矢先に、空が明るくなってきた。1番早く、スリックに交換し、1番好きな、ウエットスリック状態。その後は1周1周ハードプッシュした。

5位という結果は、満足だが。今後もこんな苦しいレースが続くだろう。車以上にもっともっとレース内容を重視し、作戦をたてていきたい。
どうしてもチャンピオンが欲しいからね。

片岡 龍也
ドライバー:
片岡 龍也
決勝は7番手からスタートしましたが、決勝でのガソリンをフルに積んだ状態は、とても厳しく苦しい展開になりました。

しかし、雨がポツリと落ち始めたころから本来のマシンの性能が発揮され、前との差を縮めることが出来ました。織戸さんに変わり、ウェットでのバランスはもう一歩な感じでしたがスリックへの交換の判断が素晴らしく5位でゴールしポイントランキングもトップになることが出来ました。

次のレースもウェイトが厳しく、難しいレースになることが予想できますがここまでの戦いから苦しい中でも最善を尽くせるチームだと思っているので次のレースも頑張りますので応援お願いします。

坂東 正敬
監督:
坂東 正敬
今回の5位はドライバーが勝負した結果です。
とても満足です。

本来ならガライヤと同じタイミングでピットインする予定でしたが、片岡選手がトップとの差を詰めていたので1周遅らせました。ミスも多少あったレースでしたが、シリーズポイントリーダーで鈴鹿に向かえることは出来たので満足しています。

残り4戦、必ずシリーズチャンピオンを取りに行きますので、応援よろしくお願い致します。


総合結果


■GT300クラス/決勝
2009-07-26 | スタート 14:00 | 天候:晴/雨 | コース:ドライ/ウエット | スポーツランドSUGO:3.704km
Po. No. Machine Driver Time Diff Laps Tire WH
133HANKOOK PORSCHE木下 みつひろ
影山 正美
1'59'53.26075HK40
22アップル・K-one・紫電加藤 寛規
吉本 大樹
0'02.29975YH62
311JIMGAINER ADVAN F430田中 哲也
平中 克幸
0'29.94375YH38
481ダイシン アドバン Ferrari青木 孝行
藤井 誠暢
0'41.21775YH40
519ウェッズスポーツIS350織戸 学
片岡 龍也
0'58.88675YH88
646エスロード MOLA Z星野 一樹
柳田 真孝
1'05.46975YH56
726UP START タイサンポルシェ阿部 翼
黒澤 翼
1'07.78775YH20
874COROLLA Axio apr GT井口 卓人
国本 雄資
1'16.78475MI22
943ARTA Garaiya新田 守男
高木 真一
1Lap74MI84
1031avex apr COROLLA Axio坂本 雄也
峰尾 恭輔
1Lap74YH22
117M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7谷口 信輝
折目 遼
1Lap74YH96
1288triple a ガイヤルド RG-3松田 秀士
坂本 祐也
1Lap74YH
1366triple a ムルシェ RG-1山西 康司
余郷 敦
1Lap74YH12
1455J-TRUST F-PRO おうとキットポルシェ山岸 大
小泉 洋史
2Laps73YH
1552KUMHO TIRE  SHIFT  IS350佐々木 孝太
山野 直也
3Laps72KH14
165マッハGOGOGO車検320Rマッハ号玉中 哲二
赤鮫 オヤジ
4Laps71YH2
17808初音ミク Studie GLAD BMW Z4菊地 靖
田ヶ原 章蔵
6Laps69YH
18110KUMHO "ARKTECH SG-1"谷川 達也
大井 貴之
10Laps65KH
1987giraffa ガイヤルド RG-3井入 宏之
和田 久
18Laps57YH
2010JIMGAINER ADVAN F360植田 正幸
川口 正敬
18Laps57YH4
21666FieLDS BOMEX 320R周防 彰悟
山下 潤一郎
19Laps56KH
GT300 規定周回数:52


■GT 500 CLASS/決勝
2009-07-26 | スタート 14:00 | 天候:晴/雨 | コース:ドライ/ウエット | スポーツランドSUGO:3.704km
Po. No. Machine Driver Time Diff Laps Tire WH
11MOTUL AUTECH GT-R本山 哲
ブノワ・トレルイエ
1:59'33.47981BS46
239DUNLOP SARD SC430アンドレ・クート
平手 晃平
0'21.06281DL4
318ROCKSTAR 童夢 NSX道上 龍
小暮 卓史
0'25.01281BS42
4100RAYBRIG NSX井出 有治
細川 慎弥
0'26.47581BS22
56ENEOS SC430伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
0'54.86481BS28
617KEIHIN NSX金石 年弘
塚越 広大
1'22.35081BS52
736PETRONAS TOM'S SC430脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
1Lap80BS70
812IMPUL カルソニック GT-R松田 次生
セバスチャン・フィリップ
1Lap80BS46
93HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rロニー・クインタレッリ
安田 裕信
1Lap80MI48
1038ZENT CERUMO SC430立川 祐路
リチャード・ライアン
1Lap80BS56
1132EPSON NSXロイック・デュバル
中山 友貴
1Lap80DL18
1235KRAFT SC430石浦 宏明
大嶋 和也
2Laps79BS28
1324HIS ADVAN KONDO GT-RJ.P・デ・オリベイラ
荒 聖治
3Laps78YH74
148ARTA NSXラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
4Laps77BS66
GT500 規定周回数:56

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

開始時刻:14:02/終了時刻:16:02

出走台数:35台/完走台数:35台


決勝ベストラップ
GT500 - 1'19.178 : No.6 ENEOS SC430 (ビヨン・ビルドハイム)
GT300 - 1'25.481 : No.81 ダイシン アドバン Ferrari (藤井誠暢)


No.12 統一規則違反(SGT-SpR 第30条1)により、ドライビングスルーのペナルティが課された。

No.1 7月24日発行の監督会議資料16.違反により、罰金10万円のペナルティが課された。

No.87 統一規則違反(SGT-SpR 第34条11)により、ドライビングスルーのペナルティが課された。