オートポリス Round8


 2009 AUTOBACS SUPER GT 第8戦 SUPER GT IN KYUSHU 300km
 公式予選 2009年10月17日(土)
 決  勝 2009年10月18日(日)


オートポリス Round8 Race


■決勝結果結果

フリー走行: 
決勝結果:3位

■開催日:2009年10月18日

天 候:
観客動員数:決勝28,050人
監 督:坂東 正敬

■コース :オートポリス(全長4.674km)
路面コンディション:ドライ
車 名:ウェッズスポーツIS350
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:織戸 学/片岡 龍也
チーム:WedsSportRacingTeam with BANDOH

<< フリー走行 >>
天候:曇  路面状況:ドライ  気温:11度  路面温度:13度


昨日より気温の低い朝、決勝を見据えての走行が始まる。

スタートは片岡選手。マシンの確認を行うがあまりに気温と路面温度が低すぎる為、タイムが伸びない。4LAP目に片岡選手が1分54秒703がベストタイムとなる。
その後、織戸選手に交代し、最終確認となる。ここで決勝に向けてのセット変更を決め、午後の決勝に挑む。楽な戦いではないが表彰台は見えてきた。

フリー走行の結果は12番手となり、トップは46号車MOLAZで1分53秒613となった。
午後は晴れの予報なので気温が上がることを期待したい。


<< 決勝 >>
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:27度  路面温度:42度


午後は午前中に比べ気温、路面温度が上がり、19号車ウェッズスポーツIS350に有利な風向きとなった。
スタートドライバーは片岡選手、今回の作戦は走行中のポジションで作戦を変えることとなるが、後半の織戸選手がロングスティントとなる予定だ。

8番手スタートの19号車ウェッズスポーツIS350はスタートの1コーナーで7号車雨宮RX7がコースアウトした為、7番手にポジションアップする。3LAP目には26号車タイサンポルシェに先行され、8番手となる。
その後は7番手を行く46号車MOLAZ、後方の7号車雨宮RX7の3台が接近戦となり序盤から気の抜けないレースとなる。15LAPの長いバトルは順位の入れ変わりも激しく、20LAP過ぎにはポイント争いをしている2号車紫電もトップ争いに絡んできた。



トップ43号車、19号車ウェッズスポーツIS350は8番手。トップから19号車ウェッズスポーツIS350まで団子状態となる。前の46号車のペースが上がらず、オートポリスは抜きづらいサーキットなのでピットに早めに入れる作戦にした。

25LAP目に織戸選手に交代する。戻ったときの順位は11番手となったが、ピットストップのタイミング、ピット作業がミスもなく迅速に行われた為、ピット作業の終ったチームの中ではトップとなる。
しかし、後方にいるのは19号車ウェッズスポーツIS350より1LAP速めにピットに入った11号車が迫る。前を行くマシンはピット作業に入りだす為、順位が入れ替わっていく。19号車ウェッズスポーツIS350は次第に順位を上げていく、31LAP目には4番手、35LAP目には2番手、そして、37LAP目には26号車タイサンポルシェをかわし、トップに躍り出る。

後方から追い上げてくるマシンはピット作業終了後の26LAP目からぴったりとついてくる11号車ジムゲイナーフェラーリで、コンマ5秒以内のタイムで27LAPもの長いバトルが続く。53LAP目、GT500のマシンとの遭遇により11号車ジムゲイナーフェラーリにトップを明け渡してしまうが、織戸選手は懸命に追い上げる。

1秒以内で追走していくが、タイヤのきつくなった59LAP目に痛恨の単独スピンをする。その間に後方を走っていた7号車雨宮RX7にかわされ3番手にポジションダウンしてしまう。60LAP目のファイナルラップは3番手でゴール、チャンピオン争いをしている43号車は4番手、2号車は16番手でチェッカーを受けた。

これでチャンピオン争いは今回優勝した11号車と8番手に入った46号車、そして2位表彰台の7号車と加わり6台となった。ポイント争いは熾烈な争いとなる。しかし、ポイントランキングトップに返り咲き最終戦もてぎに挑むことになった19号車ウェッズスポーツIS350は確実にチャンピオン獲得を目指し、もてぎで美酒を浴びることになるだろう。



決勝 コメント


織戸 学
ドライバー:
織戸 学
凄く良いレースでしたが、個人的には抑え切れなかったこと、最後に自分のミスでポジションを下げてしまったことが悔しいです。

車は昨日のコンディションとは違いとても良い状態でした。これでポイントリーダーになれましたので、最終戦はノリノリでチャンピオンを獲得します。

片岡 龍也
ドライバー:
片岡 龍也
今日は8番手からスタートして車の調子は良かったが、前半のレース展開が悪く、前に詰まってしまい思うようなペースがつかめませんでしたが、トップ集団との差が詰まってきたタイミングでピットに入れたし、ピットワークも完璧でした。

そのおかげでトップに躍り出られたのですが、思いのほか2番手の車が早く織戸選手もプッシュし続けたのですが、GT500クラスとのタイミングが悪く、トップを譲るかたちになってしまいました。その後も織戸選手がプッシュし続けてくれて追い詰めて行ったのですが3番手で今回のレースを終えました。

しかし、ポイントリーダーに返り咲いたし、うちのチームは攻めのチームなので最終戦に向けて攻め続けます。

坂東 正敬
監督:
坂東 正敬
予選8番手から3番手まで上がれたのはドライバー、チームの結束力だと思います。

ポイントリーダーで最終戦に行くのが今回の目標だったので、目標も達成し、表彰台にものれました。ピット作戦ではタイヤ2本交換と4本交換でかなり悩みましたが、ドライバーとヨコハマタイヤさんとの意見を踏まえ4本交換で行きました。

シリーズ争いは6台に絞られましたが、次のもてぎに向けて、チーム、ヨコハマタイヤさんと綿密なミーティングを持ち、より良いパフォーマンスを出せるよう体制作りをして行きたいと思います。もてぎは行きます。


総合結果


■GT300クラス/決勝
2009-10-18 | スタート 14:00 | 天候:晴 | コース:ドライ | オートポリス:4.674km
Po. No. Machine Driver Time Diff Laps Tire WH
111JIMGAINER ADVAN F430田中 哲也
平中 克幸
1:59'30.53161YH51
27M7 MUTIARA MOTORS雨宮SGC 7谷口 信輝
折目 遼
0'01.52861YH52
319ウェッズスポーツIS350織戸 学
片岡 龍也
1Lap60YH63
443ARTA Garaiya新田 守男
高木 真一
1Lap60MI63
531avex apr COROLLA Axio坂本 雄也
峰尾 恭輔
1Lap60YH12
65マッハGOGOGO車検320Rマッハ号玉中 哲二
赤鮫 オヤジ
1Lap60YH4
774COROLLA Axio apr GT井口 卓人
国本 雄資
1Lap60MI22
846エスロード MOLA Z星野 一樹
柳田 真孝
1Lap60YH55
926UP START タイサンポルシェ阿部 翼
筒井 克彦
1Lap60YH14
10808初音ミク Studie GLAD BMW Z4番場 琢
田ヶ原 章蔵
2Lap59YH
1166triple a ムルシェ RG-1山西 康司
余郷 敦
2Lap59YH17
1288triple a ガイヤルド RG-3松田 秀士
坂本 祐也
2Lap59YH2
1352KUMHO TIRE  SHIFT  IS350佐々木 孝太
関口 雄飛
2Lap59KH9
14112石松 with ARKTECH GT3アーロン・カラッティ
澤 圭太
2Lap59KH
15666FieLDS BOMEX 320R周防 彰悟
山下 潤一郎
2Lap59KH
162アップル・K-one・紫電加藤 寛規
吉本 大樹
5Laps56YH63
1787giraffa ガイヤルド RG-3井入 宏之
和田 久
7Laps54YH
1881ダイシン アドバン Ferrari青木 孝行
藤井 誠暢
7Laps54YH51
1910JIMGAINER ADVAN F360植田 正幸
川口 正敬
10Laps51YH2
GT300 規定周回数:42


■GT 500 CLASS/決勝
2009-10-18 | スタート 14:00 | 天候:晴 | コース:ドライ | オートポリス:4.674km
Po. No. Machine Driver Time Diff Laps Tire WH
136PETRONAS TOM'S SC430脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
1:57'37.25965BS53
21MOTUL AUTECH GT-R本山 哲
ブノワ・トレルイエ
0'02.91065BS63
324HIS ADVAN KONDO GT-RJ.P・デ・オリベイラ
荒 聖治
0'36.24265YH37
48ARTA NSXラルフ・ファーマン
伊沢 拓也
0'36.43065BS53
518ROCKSTAR 童夢 NSX道上 龍
小暮 卓史
0'37.96865BS43
6100RAYBRIG NSX井出 有治
松浦 孝亮
0'38.65665BS21
735KRAFT SC430石浦 宏明
大嶋 和也
0'50.03865BS38
83HASEMI TOMICA EBBRO GT-Rロニー・クインタレッリ
安田 裕信
1'42.04565MI46
932EPSON NSXロイック・デュバル
中山 友貴
1Lap64DL11
106ENEOS SC430伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム
1Lap64BS26
1138ZENT CERUMO SC430立川 祐路
リチャード・ライアン
6Laps59BS41
1239DUNLOP SARD SC430アンドレ・クート
平手 晃平
7Laps58DL21
GT500 規定周回数:45

12IMPUL カルソニック GT-R松田 次生
セバスチャン・フィリップ
36Laps29BS32

17KEIHIN NSX金石 年弘
塚越 広大
64Laps1BS40

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)

開始時刻:14:03'49/終了時刻:16:03'19.531

出走台数:33台/完走台数:31台

決勝ベストラップ
GT500 - 1'44.842 : No.38 ZENT CERUMO SC430 (リチャード・ライアン)
GT300 - 1'53.802 : No.74 COROLLA Axio apr GT (国本 雄資)

No.35 2009 SUPER GT Sporting Regulations 第30条1.違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。

No.38 2009 SUPER GT Sporting Regulations 第34条 違反により、第47条を適用し競技結果に対して30秒を加算する。

No.52 2009 SUPER GT Sporting Regulations 第30条1.違反により、ドライビングスルーペナルティを課した。

No.66 2009 SUPER GT Sporting Regulations 第30条1.違反により、第47条を適用し競技結果に対して30秒を加算する。