セパンサーキット Round4




セパンサーキット Round4 Practice


<<決勝前フリー走行 >>
2006年6月25日(日)
天候:曇り  路面状況:ドライ  気温:30度  路面温度:33度


決勝前に行われたフリー走行では、松田選手がピットから出走し、11LAPの走行で車両のチェックを行った。松田選手のベストタイムは2LAP目の2分13秒523。そして松田選手のピットイン時にチーム全体でレース本番を想定したピットワーク練習が行われた後、脇阪選手が出走する。走行時間をめいっぱい使って6LAPを走った脇阪選手のベストタイムは3LAP目の2分11秒301で、今回のフリー走行では全体の2番手となるタイムをマークした。

決勝前フリー走行結果
1位 雨宮アスパラドリンクRX7     2分10秒784
2位 ウェッズスポーツセリカ      2分11秒301
3位 direxiv ADVAN 320R       2分11秒741
4位 TEAM RUN’A apr MR-S     2分12秒157
5位 吉兆宝山 DIREZZA Z (46号車) 2分12秒386 


決勝前フリー走行後ドライバーコメント


脇阪薫一
ドライバー:
脇阪薫一
決勝日のフリー走行は非公式の走行となり、タイヤの制限もなく、タイヤ選択など未確認な部分も十分確認する事ができました。結果的には2位のタイムで、決勝に向けての自信につながりました。

セパンサーキット Round4 Race


■決勝結果結果

決勝結果:3位

■開催日:2006年6月25日

天 候:
観客動員数:決勝36,000人
監 督:坂東正明


■コース :マレーシア セパンサーキット
(全長5.542km)
路面コンディション:ドライ
車 名:ウェッズスポーツセリカ
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:松田晃司/脇阪薫一
チーム:WedsSportRacingTeam
with BANDOH

<< 決勝 >>
2006年6月25日(日)
天候:曇り/晴れ  路面状況:ドライ  気温:33度  路面温度:44度


 予選日とはうって変わって、気温・路面温度ともに上昇し、例年通りのセパンサーキットコンディションとなった。国内サーキットとは違った緊張感に包まれながら決勝レースは時間通り、16時にスタートを迎える。今回のスタートドライバーは松田選手がつとめ、19号車ウェッズスポーツセリカは4番グリッドから走り出す。しかし7LAP目、2号車I.M JIHAN CO,LTD・APPLE・Shidenをインからパスしていこうとする際に詰め寄られ、わずかに接触。幸いに車両自体に大きなダメージは与えられることは無かったが、これにより左ミラーが内側を向いてしまい、松田選手の左側の視界を大きく狭めてしまうことになってしまう。左ミラーは背後の確認、特に馬力の違うGT500車両が背後に迫ったときに非常に重要な役割を担うため、松田選手にとってかなりのハンディとなってしまう。しかしこのアクシデントに戸惑う事無く、冷静に坂東監督が無線で後方の状況を松田選手に伝え、順位を大きく落とすことなく周回を重ねる。しかしこの後、GT500のトップ車両に自車をパスさせる際、同じGT300クラスの27号車direxiv ADVAN 320Rと55号車DHG ADVAN FORD GTにまでパスされてしまった。しかし14LAP目あたりから徐々に順位を上げていく。

そして24LAP目にピットインし、脇阪選手へと交代する。ピットイン時にドライバー・メカニックの迅速なピットワークと内側を向いてしまったミラーを直すことができ、55号車DHG ADVAN FORD GT、13号車エンドレスアドバンCCIZを抜き、順位を2つ上げ、コースを順調に走り出す。その後もGT300トップ集団の中において、周回を重ねるごとに前車とのタイム差を縮める。最終的には前を行く27号車direxiv ADVAN 320Rにラスト2LAPで追いつき、激しい2番手争いを繰り広げる。そしてファイナルラップ最終コーナーでスリップに入るが、27号車direxiv ADVAN 320Rに押さえられてしまい、2番手となった27号車direxiv ADVAN 320Rとはコンマ003秒差でチェッカーを受け、19号車ウェッズスポーツセリカは3番手となり、今季初の表彰台に上がることとなった。




決勝レース結果
1位 雨宮アスパラドリンクRX7
2位 direxiv ADVAN 320R
3位 ウェッズスポーツセリカ
4位 I.M JIHAN CO,LTD・APPLE・Shiden
5位 DHG ADVAN FORD GT

決勝 コメント



松田晃司
ドライバー:
松田晃司
今回もスタートを担当させてもらって出走したんですけど、金曜日に行った性能確認で、タイヤ等にも問題は無いんじゃないかということを予想していました。しかし日本と状況が違って・・・路面も、気温も、人間も、車も、そしてタイヤも。その点を少し心配していました。
4位で徐々にペースをつかんで、そして後半の薫一(選手)に車を渡せたら、という気持ちで走っていました。しかしあるタイミングでストレートスピードの速い2台のポルシェに前に出られてしまい、トップグループと離れたような状態になってしまいました。このような他車の性能によるレース中のバトルは想定内でもあり想定外でもありました。しかし自分はただ焦らずにやっていこうと思ってこなしていきました。この結果、ポルシェに塞がれたことによってタイヤを酷使すること無くいけたし、全体のグリップダウンでは無くフラットに展開できたと思います。そして自分のスタートポジションである4位で薫一(選手)に車を渡すことが出来ました。後半も薫一(選手)が本当によく頑張ってくれて、ファイナルラップの最終コーナーは残念だったけど、冷静に対処した薫一(選手)の走りは素晴らしかったね。

脇阪薫一
ドライバー:
脇阪薫一
今回のレースでは、不安な要素もなくスタートを担当した松田選手も安定したレース運びで走行してくれましたし、松田選手は何があっても必ず帰ってくるドライバーなのでとても信頼、また感謝しています。
自分のパートでは予想以上に気温が高く、予想より車も中盤オーバーステアに悩まされましたが、終盤のペースには自信があったので落ち着いて走れました。 終盤、数ラップを残し2番手の車に追いつきましたが、GT500とのからみがあり、仕掛けられるのがファイナルラップの最終コーナーのみになり、結果的には3位でゴールしましたが、今回の目標は3位以内のゴールでしたので、最低限の目標は達成できたと思います。
3位という結果には満足していませんが、今後のレース展開も考えると納得のいく順位ではあると思います。チームとしても士気が上がってきているので、この後のSUGO、鈴鹿1000Kmと結果を残していきたいと思います。

総合結果


GT300クラス/決勝
2006-06-25 | スタート | 天候: | コース: |セパンサーキット:5.542km
Po. No. Class Pos Machine Driver Time Diff Laps BestLap Tire WH
147300-1雨宮アスパラドリンクRX7山野 哲也
井入 宏之
1:52'26.697502'11.347YH
1527300-2direxiv ADVAN 320R密山 祥吾
谷口 信輝
0'04.210502'11.892YH45
1619300-3ウェッズスポーツセリカ松田 晃司
脇阪 薫一
0'04.535502'11.488YH

+1

172300-4I.M JIHAN CO.LTD・APPLE・Shiden高橋 一穂
加藤 寛規
0'17.387502'11.429YH15
1855300-5DHG ADVAN FORD GT光貞 秀俊
池田 大祐
0'42.650502'11.613YH

+1

1914300-6ハンコックエンドレスポルシェ木下 みつひろ
峰尾 恭輔
1'10.913502'12.521HK10
20777300-7梁山泊 apr MR-S田中 実
大嶋 和也
1'14.665502'12.616MI

+1

215300-8プロμマッハGOGOGO車検320R玉中 哲二
筒井 克彦
1Lap492'11.717YH

+2

22110300-9TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER松田 秀士
菅  一乗
1Lap492'12.025YH25
2347300-10吉兆宝山 DIREZZA Z長島 正興
安田 裕信
1Lap492'12.538DL

+1

24910300-11洗剤革命TEAM UEMATSU&石松RSR植松 忠雄
菊地 靖
1Lap492'14.337YH
2546300-12吉兆宝山 DIREZZA Z佐々木 孝太
番場 琢
1Lap492'12.973DL25
2662300-13WILLCOM ADVAN VEMAC408R柴原 眞介
八木 宏之
2Laps482'13.340YH30
2710300-14T&G CyberAgent DUNLOP F360ヒロミ
尾本 直史
2Laps482'14.735DL

+2

28666300-15ライフワークBOMEXアップル NSX周防 彰悟
山下 潤一郎
2Laps482'15.152YH

+2

3070300-16外車の外国屋アドバンポルシェ石橋 義三
平川 晃
3Laps472'14.565YH
3111300-17JIM CENTER FERRARI DUNLOP田中 哲也
青木 孝行
5Laps452'13.317DL15
3236500-15OPEN INTERFACE TOM'S SC430脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
10Laps442'00.500BS20
3313300-18エンドレスアドバンCCI Z影山 正美
藤井 誠暢
12Laps382'11.500YH20
以上完走( GT300 : 35Laps )

101300TEAM RUN'A apr MR-S新田 守男
高木 真一
16Laps342'12.776MI20

■GT 500 CLASS/決勝
2006-06-25 | スタート | 天候: | コース: |セパンサーキット:5.542km
Po. No. Class Pos Machine Driver Time Diff Laps BestLap Tire WH
18500-1ARTA NSX伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
1:51'41.405542'00.151BS
222500-2MOTUL AUTECH Zミハエル・クルム
リチャード・ライアン
0'05.663542'00.498BS10
312500-3カルソニック インパル Zブノワ・トレルイエ
星野 一樹
0'25.120542'00.744BS10
4100500-4RAYBRIG NSXセバスチャン・フィリップ
細川 慎弥
0'44.161542'00.892BS30
523500-5XANAVI NISMO Z本山 哲
松田 次生
0'51.637542'01.284BS30
618500-6TAKATA 童夢 NSX道上 龍
小暮 卓史
1'20.454542'01.591BS70
73500-7イエローハットYMS トミカ Z横溝 直輝
J.P.デ・オリベイラ
1'28.867542'01.692BS10
824500-8WOODONE ADVAN KONDO Zエリック・コマス
柳田 真孝
1'30.838542'01.615YH10

(+1)

932500-9EPSON NSXロイック・デュバル
武藤 英紀
1'34.934542'01.694DL
1025500-10ECLIPSE ADVANスープラ織戸 学
土屋 武士
1Lap532'01.639YH

+1

1135500-11BANDAI DIREZZA SC430服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
1Lap532'02.730DL60
121500-12ZENT セルモ SC立川 祐路
高木 虎之介
1Lap532'01.094BS20
1366500-13triple a サード スープラGTアンドレ・クート
平中 克幸
4Laps502'03.692BS20
296500-14Mobil 1 SC飯田 章
片岡 龍也
7Laps472'02.274BS30
以上完走( GT500 : 37Laps )

□参加台数:35台/出走台数:34台/完走台数:33台

□タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

□WH = ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)


□Fastest Lap :
GT500 : 2'00.151 (R.ファーマン/No.8 ARTA NSX)
GT300 : 2.11.347 (山野 哲也/No.7 雨宮アスパラドリンクRX7)


※No.35は、No.6 に対する接触行為により、ドライビングスルーペナルティを課した。

※No.1は、No.47 に対する接触行為により、ドライビングスルーペナルティを課した。