オートポリス Round8




オートポリス Round8 Qualifying Certifications


■公式予選結果

予選1回目:21位  1分53秒713
スーパーラップ:--位  -分--秒---
予選総合:21位  1分53秒713

■開催日:2006年10月14日

天 候:曇り
観客動員数:予選 14,970人
監督:坂東正明
■コース:ツインリンクもてぎ
(全長4,674km)
路面コンディション:ドライ
車 名:ウエッズスポーツセリカ
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:松田晃司/脇阪薫一
チーム:WedsSportRacingTeam
with BANDOH

<< 公式予選 >>
■1回目  GT300クラス占有 10時30分〜10時50分/混走 11時10分〜11時30分
天候:晴れ 路面:ドライ


 オートポリスサーキットと言えば「霧」というイメージがあったここ数年だが、そんな雰囲気を微塵も感じないさせほど晴れ渡った青空の下、「SUPER GT IN KYUSHU 300KM」レースの公式予選第1回目が始まる。気温も初夏のレースを思わせるほどで、耐火スーツに身を包んだ監督やメカニック、そしてドライバーも出走前から少し汗ばむような陽気だった。

 定刻通りに始まったGT300占有走行だったが、他のマシンもなかなかコースインしないという状況の中、満を持して19号車ウェッズスポーツセリカ松田選手がコースイン。1LAPの走行後、決勝シミュレーションを行うため、サインテントの監督と無線にて連絡を取り合い、これを実施する。
 走行4LAP目に 1分53秒713というタイムをマークした19号車ウェッズスポーツセリカは、このとき、GT300クラス3番手タイムとなる。777号車梁山泊 apr MR-Sが1分50秒519というタイムをマークしたのを頭にGT300クラスのタイムアタックが激化する。

 19号車ウェッズスポーツセリカは7LAP目でピットインし、松田選手から脇阪選手へとドライバー交代を行った。一旦外したタイヤを再度マシンに戻し、脇阪選手がコースインする。1LAPの走行を終えるあたりで脇阪選手よりピットへ緊急連絡が入る。ステアリングの状況に異変を感じた様だ。すぐに解決策を無線にて連絡する監督。脇阪選手もステアリングの切り替え部分を切り替えてチェックを行ったりしながら詳細をピットに連絡する。この報告を受けて、メカニックは考えうる全ての原因を考え、ピット内で早期に修復に取りかかれるよう準備を始める。松田選手もマシンからの無線連絡を聞きながらサインガードテントにて走行中の19号車ウェッズスポーツセリカを見守る。
 GT500車両の出走準備が始まり、にわかにあわただしくなる中、チェッカー連絡を受けた19号車ウェッズスポーツセリカ脇阪選手がピットへと戻って来た。
 メカニックは即座にタイヤを外し、異常個所を確認する作業に移る。脇阪選手からのコメントもあり、確認を行ってみると、フロント部分のダクトホースに破損が見つかった。この破損部分がブレーキ部分へと干渉していた可能性があり、ドライバー立会いのもと、確認作業が始まった。この結果、パワーステアリングのユニットに破損が見つかり、ボンネットやフロントウィンドウガラスを外して即座に作業に入った。
 修復作業のために、19号車ウェッズスポーツセリカは予選1回目のGT300・GT500合同の走行枠には出走することが出来なかったため、タイムは GT300占有走行枠で松田選手が4LAP目にマークした1分53秒713がベストタイムとなり、21番手となった。

GT300公式予選1回目は96号車 EBBRO BTEC MAZIORA 350Rの1分50秒199が1番手タイムとなり、2号車プリヴェチューリッヒ・紫電が1分50秒475で2番手、7号車雨宮アスパラドリンクRX7が1分50秒511で3番手と、上位4台が1分50秒台という結果となった。

<< 公式予選 >>
■2回目  GT300クラス占有 14時25分〜14時40分/スーパーラップ 15時00分〜
天候:晴れ 路面:ドライ


 修復作業を完了した19号車ウェッズスポーツセリカは14時25分に脇阪選手を乗せてコースインする。今回の予選2回目は1回目と同様、決勝シミュレーションを行うことと、修復作業後の車両チェックを行うことがメインだった。午前中よりもリアに重さを感じるとの連絡を受け、ピット前にてフロントのリバウンドの調整を行ったが、幸いパワーステアリングの動きには問題が無かった様だ。
 19号車ウェッズスポーツセリカは6LAPの走行を終えた脇阪選手から松田選手へとドライバー交替を行い再びコースへ。走行時間の都合上、アウトラップのみとなってしまったが、タイヤ交換練習をピット前で行い、予選2回目の走行時間が終了した。

今回の予選での19号車ウェッズスポーツセリカのベストタイムは脇阪選手が3LAP目にマークした1分55秒277となり、GT300クラス15番手となった。GT300クラス1番手タイムは2号車プリヴェチューリッヒ・紫電の1分52秒716、2番手は62号車WILLCOM ADVAN VEMAC 408Rの1分52秒719、3番手は7号車雨宮アスパラドリンクRX7の1分52秒995となった。

予選 コメント


松田晃司
ドライバー:
松田晃司
 前日の金曜日は事前のテストも無くぶっつけの走行だったし、今回のレースに臨むにあたって、オートポリスのセットアップは不安でした。金曜日はいつものように薫一(選手)メインでセットアップを行いました。しかしセットアップを行う上で大きく車を動かさなくてはいけないシチュエーションになってしまって、これに非常に時間を費やしてしまいました。時間がかかってしまったことは仕方の無いことだったが、薫一(選手)が一生懸命セットアップをすすめてくれたし、予選中もこれを模索する感じでした。
 総合周回数も少ない僕でしたが、ニュータイヤで出て行くという予選で金曜日の走行よりタイムが1秒上がっていました。そして薫一(選手)もニュータイヤを使って出て行くということで僕と変わった時に、パワステトラブルが出てしまい、アタックすることが出来ませんでした。結果的に僕の出したタイムが今回の予選のアタックタイムで残ってしまい、残念ながら最後尾でのスタートが確定してしまった。土曜日はトラブルが出てしまい、流れが悪く終わってしまいました。

脇阪薫一
ドライバー:
脇阪薫一
 今回のオートポリス、そして最終戦の富士でなんとか優勝するということを望んでやってきました。金曜日のフリー走行でとりあえず走ってみて、残念ながら車両のパフォーマンス的に優勝は狙えないという判断をしたので、残り2戦でへたなウエイトを積んだりしないようにコンスタントなレースでポイントをとっていこうと決めました。
 予選1回目からスタートドライバーをつとめる松田選手に走ってもらい、決勝のレースとまったく同じニュータイヤ、ガソリン満タンの状態を確認してもらいました。
 午後からはパワステの修理が終わっていたので走ることが出来ましたが、まだ調整不足のため、まともに走ることは出来ませんでした。

予選総合


GT300クラス/予選総合
□1回目:2006-10-14|天候:晴れ|コース:ドライ
□スーパーラップ/2回目:2006-10-14|天候:晴れ|コース:ドライ
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
196EBBRO BTEC MAZIORA 350R
黒澤 琢弥*
黒澤 翼
R 1'50.199152.691km/h3/8DL
22プリヴェチューリッヒ・紫電S高橋 一穂
加藤 寛規*
1'50.4750.2763/15YH55
37雨宮アスパラドリンクRX7S山野 哲也*
井入 宏之
1'50.5110.3124/16YH45
4777梁山泊 apr MR-SS田中 実
大嶋 和也*
1'50.5190.3203/20MI

+2

546吉兆宝山 DIREZZA ZS佐々木 孝太*
番場 琢
1'51.1320.9333/14DL20
6101TOY STORY Racing MR-S
新田 守男
高木 真一*
1'51.1530.9545/18MI
762WILLCOM ADVAN VEMAC408R
柴原 眞介
黒澤 治樹*
1'51.1730.97411/12YH30
85プロμマッハGOGOGO車検320R九州
玉中 哲二*
筒井 克彦
1'51.2161.0173/16YH

+1

911JIM CENTER FERRARI DUNLOPS田中 哲也*
青木 孝行
1'51.5221.3233/15DL40
1013エンドレスアドバンCCI ZS影山 正美*
藤井 誠暢
1'51.5521.35311/12YH50
1155DHG ADVAN FORD GT
光貞 秀俊*
池田 大祐
1'51.6591.46010/14YH10

(+1)

1261アネブル ADVAN VEMAC320R
密山 祥吾
谷口 信輝*
1'51.8361.63712/15YH85
1347吉兆宝山 DIREZZA Z
長島 正興
安田 裕信*
1'52.1901.9914/18DL
14110TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER
松田 秀士
菅  一乗*
1'52.2092.0103/13YH10
1577クスコスバルADVANインプレッサ
小林 且雄*
菊地 靖
1'52.4352.2364/19YH

+1

1688アクティオ ムルシェ RG-1
マルコ・アピチェラ*
桧井 保孝
1'52.6682.4698/18YH
1752プロμ太陽石油KUMHOセリカ
竹内 浩典*
嵯峨 宏紀
1'53.1162.9174/18KH35
189NOMAD ADVAN LeyJun MT
OSAMU*
田中 勝喜
1'53.2383.0392/19YH
1914ハンコックエンドレスポルシェ
木下 みつひろ*
峰尾 恭輔
1'53.4783.2794/19HK
2087トライクジャパン ムルシェ RG-1
山西 康司*
和田 久
1'53.5163.3179/18YH
2119ウェッズスポーツセリカS松田 晃司*
脇阪 薫一
1'53.7133.5144/11YH5
GT300 予選1回目通過基準タイム(107%) : 1'58.122

■GT 500 CLASS/予選総合
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
123XANAVI NISMO ZS本山 哲*
松田 次生
R 1'40.867166.818km/h3/14BS10

(+1)

218TAKATA 童夢 NSXS道上 龍
小暮 卓史*
R 1'41.0290.1624/13BS30

+25

38ARTA NSXS伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン*
R 1'41.2090.2973/13BS40

+25

4100RAYBRIG NSX
セバスチャン・フィリップ*
細川 慎弥
R 1'41.2570.3903/13BS80

+25

56Mobil 1 SCS飯田 章*
片岡 龍也
R 1'41.8821.0153/13BS30
622MOTUL AUTECH ZSミハエル・クルム*
リチャード・ライアン*
R 1'41.8881.0214/15BS90
766triple a サード スープラGT
アンドレ・クート*
平中 克幸
R 1'42.0831.2167/16BS
81ZENT セルモ SCS立川 祐路*
高木 虎之介
R 1'42.0981.2313/11BS80
925ECLIPSE ADVANスープラ
織戸 学
土屋 武士*
R 1'42.1051.2383/13YH

+1

-25

1012カルソニック インパル ZSブノワ・トレルイエ*
星野 一樹
R 1'42.2641.3973/11BS60
1136OPEN INTERFACE TOM'S SC430S脇阪 寿一*
アンドレ・ロッテラー
1'43.0152.14811/13BS90
1235BANDAI DIREZZA SC430S服部 尚貴*
ピーター・ダンブレック
1'43.0602.1937/18DL20
1324WOODONE ADVAN KONDO Z
柳田 真孝*
荒  聖治
1'43.2882.4213/7YH

+1

143イエローハットYMS トミカ ZS横溝 直輝
J.P・デ・オリベイラ*
1'44.3313.46410/16BS
1532EPSON NSXSロイック・デュバル*
武藤 英紀
1'45.1604.2932/6DL

+1

GT500 予選1回目通過基準タイム(107%) : 1'48.107

車名の後ろの S:シード権車両

□タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

□WH = ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

□ *=タイムを出したドライバー/R=コースレコード


※No.8:2006 SUPER GT Sporting Regulations 第34条 10(ピット作業違反)により、公式予選1回目のベストタイム抹消の
ペナルティを課す。

※No.87:2006オートポリス一般競技規則 第22条 10(ピットレーン通過速度違反)により、罰金3万円を科す。