鈴鹿サーキット Race





鈴鹿サーキット Round6 Practice


<<決勝前フリー走行 >>
2006年8月20日(日)
天候:曇り  路面状況:ドライ  気温:29度  路面温度:31度


スタートドライバーである松田選手がガソリンを満タンにした状態から出走。決勝へ向けて、車の最終チェックを行う。

タイヤは先日のスーパーラップで脇阪選手が3LAPのみ走行したタイヤを使用した。
そして、2分09秒497というタイムで3番手のタイムをマークし、走行時間を終了する。


決勝前フリー走行結果
1位 5号車  プロμマッハGOGOGO車検320R   2分09秒218
2位 52号車 プロμ太陽石油KUMHOセリカ    2分09秒440
3位 19号車 ウェッズスポーツセリカ    2分09秒497
4位 11号車 JIM CENTER FERRARI DUNLOP  2分09秒647
5位 87号車 トライクジャパン ムルシェRG-1 2分09秒737


鈴鹿サーキット Round6 Race


■決勝結果結果

決勝結果:19位

■開催日:2006年8月20日

天 候:
観客動員数:決勝35,000人
監 督:坂東正明

■コース :鈴鹿サーキット
(全長5.807km)
路面コンディション:ドライ
車 名:ウェッズスポーツセリカ
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:松田晃司/脇阪薫一
チーム:WedsSportRacingTeam
with BANDOH

<< 決勝 >>
2006年8月20日(日)
天候:晴れ 路面状況:ドライ 気温:33度 路面温度:47度


このレースウィークで一番の暑さとなったスターティンググリッドでは、出走直前まで車について、そして今回の作戦について最後の確認をする19号車ウェッズスポーツセリカ両ドライバーの松田選手と脇阪選手がそこには居た。真夏の1000km耐久レースに挑むため、クールスーツとクールベストで万全のクーリング対策をしたスタートドライバーの松田選手がセーフティーカーに先導され、ゆっくりと1LAP走行した後、レースがスタート。

心配していた1コーナーでの混雑も無く、スタートからの順位をキープしたまま周回を重ねる松田選手。しかし13週目、18号車TAKATA童夢NSXリアタイヤが19号車ウェッズスポーツセリカのフロントタイヤに接触するというアクシデントが。




その後、車両に異変を感じるとのマシン側からの連絡を受け、13LAPを走行した後、19号車ウェッズスポーツセリカは緊急ピットイン。スタートから38分後の出来事だった。ホイール同士の接触だったためにフロントフェンダーやフロントバンパーに大きな損傷などは見られなかったが、ステアリング系に異常を感じるとのドライバーからの報告を受け、ピットではタイロッドエンド、ナックル等の修復、メカニックの懸命な作業が続く。

同じ頃、コース上では777号車梁山泊 apr MR-Sが52号車プロμ太陽石油KUMHOセリカを抜いてトップに踊り出ていた。そして、続く3番手7号車雨宮アスパラドリンクRX7、47号車吉兆宝山 DIREZZA Z、27号車direxiv ADVAN 320Rが3位争いのバトルを繰り広げていた。

そして19号車ウェッズスポーツセリカは15時13分、1時間35分でマシンの修復を完了し、松田選手のドライブで再びコースへと復帰し、1LAP走行の後に、1度、ピット前にてタイヤ内側をチェックし、再びレース再開。この頃、47号車吉兆宝山 DIREZZA Zがトラブルに見舞われ、13号車エンドレスアドバンCCI Zは接触など、GT300の2位争いは熾烈なものとなっていた。

安定したドライブで周回を重ねる松田選手から脇阪選手へとドライバー交代。ピットインしタイヤ交換を行ってコースに戻った19号車ウェッズスポーツセリカは、脇阪選手のアタックで、59LAP目に今回のレースにおけるGT300ファステストラップとなる2分08秒824というタイムを叩き出す。






19号車ウェッズスポーツセリカは115LAPを走りきり、19時2分にチェッカーを受けた。



決勝 コメント


松田晃司
ドライバー:
松田晃司
今回のレースは距離も長いので、いろいろ思いがけない事が起こると思う。

自分たちは、ミスなく燃料セーブの前半500kmを走り、後半500kmでレースをする作戦を考えていた。前半からコース上にいられれば後半の500kmで確実に結果が出ていたはずだったが、13LAP目、25号車エクリプスアドバンスープラ、18号車TAKATA童夢NSX、23号車ザナヴィNISMO Zの3台が連なって来ているのがデグナーカーブ前に確認していた。110R手前からGT500の3台をパスさせようとイン側を空けていたところ、25号車エクリプスアドバンスープラ、18号車TAKATA童夢NSXと順調にパスしていったと思ったが、18号車TAKATA童夢NSXが抜け切れず、18号車TAKATA童夢NSXのリアタイヤと自分のフロントタイヤの剛性の高い部分で接触し、ステアリングから手が離れるぐらいの衝撃を感じ、スピンしながらヘアピンコーナーの内側グラベルへ飛んでいき、そのままヘアピンコーナーのクリッピングポイントまで飛んでいったが、コーナー通過中の車との接触は避けられました。
コース復帰後、ステアリングは180度右に曲がっていて絶望感を感じました。
ピットへ車の状態を報告し、ピットインしてタイヤ交換ですぐに出たが、ステアリングの異常はかわらず、走れないと判断し再度ピットインした。
チームでもあきらめきれず、車を修理してレースに復帰した。

2戦続けてこのような事態になるのは自分にも何らかの原因があるのではないか、よく考えて行きたいと思います。

脇阪薫一
ドライバー:
脇阪薫一
日曜日、決勝、スタートは松田選手。
落ち着いたスタートで序盤2位をキープ、その後3位に落ちるも順調に走ってくれていましたが、ヘアピン手前の110Rコーナーで500クラスの車と接触、右フロントのホイールとアームにダメージがありピットで修復。
その後、松田選手で再走し、その後、僕に交代。
ファステストラップのポイント獲得と諦めずに完走基準に入り少しでもポイントを獲る事を目標に走りました。

セリカは今まで僕が乗った事のある車の中で一番暑くて大変なんですが、少ない時間の中、メカニックがクーリング対策をしっかりしてきてくれたおかげで助かりました。
その後、暗くなったり、路面状況が悪化していったりとコンディションがどんどん変わっていくので、そのままもう1スティントチェッカーまで僕が走る事にしました。
関係者の皆さんやサーキットに来て頂いたファンの皆さんに応える為にも最後まで攻めて走りたかったけど、ラスト15周ほどは#52の露払い役となりました。

総合結果


GT300クラス/決勝
2006-08-20 | 天候:晴 | コース:ドライ |鈴鹿サーキット:5.807km
Po. No. Class Pos Machine Driver Time Diff Laps BestLap Tire WH
1152300-1プロμ太陽石油KUMHOセリカ竹内 浩典
嵯峨 宏紀
澤  圭太
6:00'02.3441602'09.629KH

+2

1227300-2direxiv ADVAN 320R密山 祥吾
谷口 信輝
1Lap1592'10.609YH70
13101300-3TOY STORY Racing MR-S新田 守男
高木 真一
1Lap1592'11.172MI5
147300-4雨宮アスパラドリンクRX7山野 哲也
井入 宏之
山路 慎一
2Laps1582'11.111YH35
152300-5プリヴェチューリッヒ・紫電高橋 一穂
加藤 寛規
吉本 大樹
2Laps1582'10.979YH70
1647300-6吉兆宝山 DIREZZA Z長島 正興
安田 裕信
2Laps1582'09.786DL

+1

1762300-7WILLCOM ADVAN VEMAC408R柴原 眞介
黒澤 治樹
2Laps1582'10.874YH10
1846300-8吉兆宝山 DIREZZA Z佐々木 孝太
番場 琢
3Laps1572'11.169DL40
1911300-9JIM CENTER FERRARI DUNLOP田中 哲也
青木 孝行
3Laps1572'11.082DL10
20110300-10TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER松田 秀士
菅  一乗
壷林 貴也
4Laps1562'12.908YH5
2170300-11外車の外国屋アドバンポルシェ石橋 義三
伊橋 勲
山岸 大
6Laps1542'12.363YH
22910300-12洗剤革命TEAM UEMATSU&石松RSR植松 忠雄
菊地 靖
阪口 良平
7Laps1532'13.058YH
239300-13NOMAD ADVAN LeyJun MTOSAMU
田中 勝喜
7Laps1532'12.835YH
24777300-14梁山泊 apr MR-S田中 実
大嶋 和也
小林 敬一
8Laps1522'11.387MI

+2

26111300-15RodeoDrive WAKO'S GT3飯島 寛也
Guts 城内
滑川 健
18Laps1422'15.798YH
2713300-16エンドレスアドバンCCI Z影山 正美
藤井 誠暢
27Laps1332'10.672YH35
2887300-17トライクジャパン ムルシェ RG-1山西 康司
和田 久
余郷 敦
40Laps1202'10.559YH
295300-18プロμマッハGOGOGO車検320R九州玉中 哲二
筒井 克彦
渡辺 明
42Laps1182'10.233YH

+2

3019300-19ウェッズスポーツセリカ松田 晃司
脇阪 薫一
45Laps1152'08.824YH5

(+1)

規定周回数 GT300 : 112Laps

14300ハンコックエンドレスポルシェ木下 みつひろ
峰尾 恭輔
砂子 塾長
54Laps1062'11.216HK

88300アクティオ ムルシェ RG-1マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
古谷 直広
84Laps762'10.978YH10

55300DHG ADVAN FORD GT光貞 秀俊
池田 大祐
石浦 宏明
130Laps302'11.322YH

+1


10300T&G CyberAgent DUNLOP F360ヒロミ
尾本 直史
山田 英二
153Laps72'11.313DL

+2


96300EBBRO BTEC MAZIORA 350R黒澤 琢弥
黒澤 翼
158Laps2

■GT 500 CLASS/決勝
2006-08-20 | 天候:晴 | コース:ドライ |鈴鹿サーキット:5.807km
Po. No. Class Pos Machine Driver Time Diff Laps BestLap Tire WH
112500-1カルソニック インパル Zブノワ・トレルイエ
星野 一樹
ジェレミー・デュフォア
5:57'45.4681731'58.829BS10
222500-2MOTUL AUTECH Zミハエル・クルム
リチャード・ライアン
ファビオ・カルボーン
1'29.1481732'00.059BS80
335500-3BANDAI DIREZZA SC430服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
田嶋 栄一
1Lap1722'01.108DL20
432500-4EPSON NSXロイック・デュバル
武藤 英紀
1Lap1722'00.452DL10

(+1)

524500-5WOODONE ADVAN KONDO Zエリック・コマス
柳田 真孝
荒  聖治
1Lap1721'59.352YH

+2

68500-6ARTA NSX伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
金石 年弘
1Lap1721'59.195BS50
71500-7ZENT セルモ SC立川 祐路
高木 虎之介
ロニー・クインタレッリ
2Laps1712'00.905BS80
83500-8イエローハットYMS トミカ Z横溝 直輝
J.P・デ・オリベイラ
ダレン・マニング
2Laps1712'00.136BS10
9100500-9RAYBRIG NSXセバスチャン・フィリップ
細川 慎弥
5Laps1681'59.246BS30
1036500-10OPEN INTERFACE TOM'S SC430脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
エイドリアン・スーティル
7Laps1662'01.042BS60
2566500-11triple a サード スープラGTアンドレ・クート
平中 克幸
ソエイル・アヤリ
30Laps1432'00.467BS

+1

規定周回数 GT500 : 121Laps

25500ECLIPSE ADVANスープラ織戸 学
土屋 武士
野田 英樹
83Laps901'59.006YH

+2


6500Mobil 1 SC飯田 章
片岡 龍也
ビヨン・ビルドハイム
149Laps241'59.996BS

+1


18500TAKATA 童夢 NSX道上 龍
小暮 卓史
金石 勝智
152Laps211'59.769BS50

23500XANAVI NISMO Z本山 哲
松田 次生
井出 有治
失格BS50

開始時刻:13:05'03/終了時刻:19:02'48

□参加台数:40台/出走台数:39台/完走台数:30台

□タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

□WH = ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)


□Fastest Lap :
GT500 : 1'58.829 (B.トレルイエ/No.12 カルソニック インパルZ)
GT300 : 2'08.824 (脇阪 薫一/No.19 ウェッズスポーツセリカ)


※No.100, 62:ドライビングスルーペナルティ(2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14.2(一般安全規定)違反)

※No.23:ドライビングスルーペナルティ(2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14.1(一般安全規定)違反)*不履行

※No.18:ドライビングスルーペナルティ(2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14.2(一般安全規定)違反)*リタイアの為未消化

※No.87:ドライビングスルーペナルティ(2006年SUPER GTシリーズ第6戦第35回インターナショナルポッカ1000km特別規則書第22条
(ピットレーン速度制限)違反)

※No.1:ドライビングスルーペナルティ(2006 SUPER GT Sporting Regulations 第34条10(ピット作業)違反)

※No.110:ドライビングスルーペナルティ(国際モータースポーツ競技規則付則H項4.1.2d(青旗中の接触)違反)

※No.23:失格及び罰金30万円を課した。