オートポリス Round8




オートポリス Round8 Race


■決勝結果結果

決勝結果:12位

■開催日:2006年10月15日

天 候:
観客動員数:決勝51,200人
監 督:坂東正明

■コース :オートポリス
(全長4.674km)
路面コンディション:ドライ
車 名:ウェッズスポーツセリカ
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:松田晃司/脇阪薫一
チーム:WedsSportRacingTeam
with BANDOH

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2006年10月15日(日)
天候:晴れ 路面状況:ドライ 気温:22度 路面温度:43度


 グリッド21番からのスタートとなった今回の「SUPER GT IN KYUSHU 300KM」レース。
 フォーメーションおよびレース開始時間が近づくにつれて段々と人が少なくなっていくグリッドで、19号車ウェッズスポーツセリカのコクピットの松田選手と脇阪選手は時間いっぱいまで今回のレースのための詰めを行っていた。

 時間通りに始まった決勝レースは、1LAP目から101号車TOY STORY Racing MR-Sがコースアウトするなど、見ていてヒヤっとさせられる出来事もあった。
 その後、松田選手はコンスタントにLAPを刻んでいく。しかし、前に立ちふさがるGT300車両は19号車ウェッズスポーツセリカとは全く異なる特性の持ち主たちばかり。それに加えてオートポリスサーキットの持つ起伏に富んだ地形の変化により、なかなか順位を上げていくことが難しい様子。
 その頃、96号車EBBRO BTEC MAZIORA350Rがドライビングスルーペナルティを受けることとなった。

 19LAPを過ぎたあたりから、段々と順位を上げていく松田選手。タイヤもまだ生きているし、弱アンダーで車はいい感じと心強いコメントが19号車ウェッズスポーツセリカ松田選手よりピットへと届いた。
 車のバランスにも問題が無く、近隣のピットとの作業の兼ね合いもあるため、予定していたピットインのタイミングを少し遅らせることとなった。









 31LAP目でピットインし、松田選手から脇阪選手へと交替。ピット作業により先ほどの順位より上がって17番手となった19号車ウェッズスポーツセリカ。
 サインガードテントよりコース上のドライバーとの連絡のためのサインボードの表示方法も松田選手の加算表示方式から脇阪選手の減算表示方式へと変わり、後半戦が始まった。

 4LAPほど走行した時点で、少しタイヤが滑るような感じがあるとの連絡を受けたが、フロントのスタビを調節することで安定した様子だ。
 39LAPを走行した時点でレース終了まで残りが20LAPとなった。脇阪選手の渾身のアタックで19号車ウェッズスポーツセリカは順位を1つ、また1つ上げていく。ピットで見守るメカニックたちもライブタイミングモニターから目が離せない。
 そして19号車は8位争いを繰り広げるGT300車両集団へ。チェッカーまでの残り8LAPとなった時点での19号車ウェッズスポーツセリカは13番手。
 厳しい状況の中、また1つ順位を上げ、トータルで 56LAPを走行し、19号車ウェッズスポーツセリカは12番手でチェッカーを受けることとなった。

決勝 コメント


松田晃司
ドライバー:
松田晃司
 僕の前車14号車は僕らの車よりもストレートが速いマシンでしたが、車のバランスはそれほど良くなかった様に感じました。
 最終の上りセクションなどは苦労している感じでした。上り区間ではコースの特性上、道幅も狭いし、追いついたり離されたりの堂々巡りで14号車をなかなか攻略することが出来ませんでした。  
最後尾というポジションでお互いにタイムを落とす様なレース展開に持ち込まれ、非常にジレンマを感じました。しかし、次のレースにつなげていくという上で、ここで無理をするよりも20LAP近く、前の車を攻略出来ませんでしたが、GT500クラスのマシンが14号車をパスする瞬間、14号車を攻略することが出来、目の前が広がりました。
 前が広がったことで、自分のレースが出来るようになりました。薫一(選手)へとバトンを渡すまでの残り周回数は少なかったんですが、プッシュしました。前をおさえられていたことでタイヤを温存していたため、バランスも悪くなかったし、順位を上げたところで薫一(選手)にバトンタッチしました。
 結果的に12 位という順位まで回復することが出来、ほぼ僅差で10位の車もいました。もし僕が早めに順位を上げることが出来たらと思うと、チェッカー後非常に悔やみました。

脇阪薫一
ドライバー:
脇阪薫一
朝からレースのシミュレーションをやったんですけど、コンスタントにラップを刻んでいくことは出来ても、マシンのスピード不足は否めない状態でした。そのため、後半戦のレースの中で一番不安を抱えながらのレースでした。
 スタートからは松田選手が担当で慎重にポジションを上げていってくれましたが、アップダウンのあるサーキットの特性や、特性が違う他車との関係でなかなかポジションを上げていくのが難しい状況でした。
 そんな中、ピット作業で相当ポジションを上げてくれたので、プッシュしながらいくことが出来ました。なかなかペースを上げることが出来ず、ファイナルラップでは8番手争いの最後尾である12番手まで追い上げることが出来ましたが、残念ながら状態が厳しく、ポイント圏内へ入ることは出来ませんでした。
 特に今回はトラブルで走行時間が短くなってしまい、セッティングの方向性も違ったので、これが次の富士で生かせるかどうかは分かりません。もう一度、セッティングを見直し、気持ちを切り替えてラストは勝ちたいです。

総合結果


GT300クラス/決勝
2006-10-15 | スタート | 天候:晴れ | コース:ドライ |オートポリス:4.674km
Po. No. Class Pos Machine Driver Time Diff Laps BestLap Tire WH
152300-1プリヴェチューリッヒ・紫電高橋 一穂
加藤 寛規
1:57'46.532611'52.254YH55
167300-2雨宮アスパラドリンクRX7山野 哲也
井入 宏之
0'12.268611'53.073YH45
1755300-3DHG ADVAN FORD GT光貞 秀俊
池田 大祐
1Lap601'53.444YH10

(+1)

18110300-4TOTALBENEFIT GREENTEC BOXSTER松田 秀士
菅  一乗
1Lap601'54.379YH10
19777300-5梁山泊 apr MR-S田中 実
大嶋 和也
1Lap601'54.296MI

+2

2062300-6WILLCOM ADVAN VEMAC408R柴原 眞介
黒澤 治樹
1Lap601'53.420YH30
215300-7プロμマッハGOGOGO車検320R九州玉中 哲二
筒井 克彦
1Lap601'54.114YH

+1

2288300-8アクティオ ムルシェ RG-1マルコ・アピチェラ
桧井 保孝
1Lap601'53.838YH
2377300-9クスコスバルADVANインプレッサ小林 且雄
菊地 靖
1Lap601'53.462YH

+1

2447300-10吉兆宝山 DIREZZA Z長島 正興
安田 裕信
1Lap601'54.594DL
2513300-11エンドレスアドバンCCI Z影山 正美
藤井 誠暢
1Lap601'54.336YH50
2619300-12ウェッズスポーツセリカ松田 晃司
脇阪 薫一
1Lap601'54.289YH5
2752300-13プロμ太陽石油KUMHOセリカ竹内 浩典
嵯峨 宏紀
2Laps591'55.170KH35
2814300-14ハンコックエンドレスポルシェ木下 みつひろ
峰尾 恭輔
2Laps591'55.924HK
2996300-15EBBRO BTEC MAZIORA 350R黒澤 琢弥
黒澤 翼
2Laps591'52.780DL
3046300-16吉兆宝山 DIREZZA Z佐々木 孝太
番場 琢
2Laps591'53.275DL20
319300-17NOMAD ADVAN LeyJun MTOSAMU
田中 勝喜
2Laps591'55.268YH
3287300-18トライクジャパン ムルシェ RG-1山西 康司
和田 久
2Laps591'55.732YH
3411300-19JIM CENTER FERRARI DUNLOP田中 哲也
青木 孝行
6Laps551'53.482DL40
3561300-20アネブル ADVAN VEMAC320R密山 祥吾
谷口 信輝
15Laps461'53.329YH85
規定周回数 GT300 : 42Laps

101300TOY STORY Racing MR-S新田 守男
高木 真一
61Laps0-MI

■GT 500 CLASS/決勝
2006-10-15 | スタート | 天候:晴れ | コース:ドライ |オートポリス:4.674km
Po. No. Class Pos Machine Driver Time Diff Laps BestLap Tire WH
123500-1XANAVI NISMO Z本山 哲
松田 次生
1:56'15.613651'43.303BS10

(+1)

218500-2TAKATA 童夢 NSX道上 龍
小暮 卓史
0'07.925651'43.574BS30

+25

3100500-3RAYBRIG NSXセバスチャン・フィリップ
細川 慎弥
0'30.221651'43.619BS80

+25

412500-4カルソニック インパル Zブノワ・トレルイエ
星野 一樹
1'02.484651'44.022BS60
51500-5ZENT セルモ SC立川 祐路
高木 虎之介
1'13.104651'45.005BS80
622500-6MOTUL AUTECH Zミハエル・クルム
リチャード・ライアン
1'33.121651'45.407BS90
736500-7OPEN INTERFACE TOM'S SC430脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
1'34.685651'45.669BS90
83500-8イエローハットYMS トミカ Z横溝 直輝
J.P・デ・オリベイラ
1'34.855651'45.344BS
935500-9BANDAI DIREZZA SC430服部 尚貴
ピーター・ダンブレック
1'44.592651'45.180DL20
1066500-10triple a サード スープラGTアンドレ・クート
平中 克幸
1'50.639651'44.783BS
118500-11ARTA NSX伊藤 大輔
ラルフ・ファーマン
1Lap641'43.308BS40

+25

1232500-12EPSON NSXロイック・デュバル
武藤 英紀
1Lap641'46.043DL

+1

136500-13Mobil 1 SC飯田 章
片岡 龍也
1Lap641'45.110BS30
1424500-14WOODONE ADVAN KONDO Z柳田 真孝
荒  聖治
2Laps631'46.201YH

+1

3325500-15ECLIPSE ADVANスープラ織戸 学
土屋 武士
9Laps561'45.467YH

+1

-25

規定周回数 GT500 : 45Laps

□参加台数:36台/出走台数:36台/完走台数:35台

□タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

□WH = ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)
+25,-25:GT500クラス特別性能調整(kg)


□Fastest Lap :
GT500 : 1'43.303 (本山 哲/No.23 XANAVI NISMO Z)
GT300 : 1'52.254 (加藤 寛規/No.2 プリヴェチューリッヒ・紫電)


※No.62:オートポリス一般競技規則 第22条10. (ピットレーン速度違反)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

※No.13:2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14. (接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

※No.13:2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14. (接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。

※No.96:2006 SUPER GT Sporting Regulations 第29条14. (接触行為)により、ドライビングスルーペナルティを課した。


※No.100:2006 SUPER GT Sporting Regulations 第34条11. (ピット作業遵守事項)違反により、
競技結果に対し30秒加算のペナルティを課した。