富士スピードウェイ Round3


 2008 AUTOBACS SUPER GT 第3戦 FUJI GT 500km
 練習走行 2008年5月2日(金)
 公式予選 2008年5月3日(土)
 決  勝 2008年5月4日(日)

富士スピードウェイ Round3 Practice


<< フリー走行 >>
■ 1回目(混走) 9時00分〜10時25分
天候:曇  路面状況:ウェット/ドライ  気温:16度  路面温度:19度


待望のIS350のシェイクダウンが始まる。
シャーシが来てから2週間、メカニックたちは毎日明け方まで作業をし、昨日の夜9時にサーキット到着となった。
サーキットに着いてからは車輌のカラーリングを施す。

金曜日の朝、ウェッズスポーツIS350は完成した。

ピットのシャッターを開けるとすぐにギャラリーが集まる。昨年より、新車での参戦を表明していたレーシングプロジェクトバンドウとしては監督をはじめ、ドライバー、メカニック、スタッフなど感無量であった。
しかし、レースはこれから。チーム一同、新車「ウェッズスポーツIS350」とともにチャンピオンをめざし、頑張って行きたいと思います。

金曜日の午前中は昨日の雨が残り、レインタイヤで織戸選手がスタート。
シェイクダウン最初の感触は良好で最初の走りとしては合格点。1LAPでピットに戻り、各部の点検調整を行う。ドライタイヤに履き替え、最初の計測タイムは1分51秒158を記録し、18番手のタイム。
その後も、調整、点検の為のピットインを繰り返し、9LAP目に1分45秒889を記録し、この時点で12番手までタイムを詰めた。

ウェッズスポーツIS350はスーパーGTでも、新規登録の車両なので、「練習走行において、10周以上の連続走行でその練習走行中上位3車の平均タイムの110%以下のタイムで走らなければならない」という参加条件が課せられている。
この時点でのトップタイムは77号車クスコインプレッサで1分44秒073、上位3車の平均タイムは1分44秒台であった。
織戸選手はコンスタントに45秒台をキープし、11LAP終了後、110%以下のタイムで走行した。これで、参戦条件を満たし、明日からの予選に集中できる。

■ 2回目(混走/占有走行) 14時00分〜16時00分
天候:雨  路面状況:ウエット  気温:16度  路面温度:19度


午前中は雨も上がり、ドライ路面となっていたが、雨はしだいに本格的になる。
途中、セーフティーカーのシミュレーションを行い、セッティングなどの為の走行となる。

12LAP目には1分56秒938を織戸選手が記録し、この時点で10番手タイム。
阿部選手に交代するが、雨は次第に強くなり、最終LAPの1分59秒847が阿部選手のベストタイムになった。

結果、金曜日のフリー走行は総合14番手で終わった。シェイクダウンの走行では満足のいく日となった。

富士スピードウェイ Round3 Qualifying Certifications


■公式予選結果

予選1回目:2位  1分50秒556
スーパーラップ:7位  1分45秒354
予選総合:7位  1分45秒354

■開催日:2008年5月3日

天 候:雨/晴
観客動員数:予選 31,100人
監督:坂東 正敬
■コース:富士スピードウェイ
(全長4.563km))
路面コンディション:ウエット / ドライ
車 名:ウエッズスポーツIS350
<GT300クラス ゼッケン19>
ドライバー:織戸学 / 阿部翼
チーム:WedsSportRacingTeam with BANDOH

<< 公式予選 >>
■1回目 10時00分〜10時20分(GT300)
     10時40分〜11時00分(混走)
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:18度  路面温度:23度


□GT300占有走行
雨は上がっているが、路面は濡れている為レインタイヤでのアタックとなる。
最初は阿部選手からのアタックで、1分59秒172を記録する。その後織戸選手に代わり、インターミディエイトでアタックするが、GT300占有時間ギリギリで1分55秒381を記録し、9番手となった。

スーパーラップ進出タイムである。

ウェッズスポーツIS350の基本設計の高さが伺える。






□混走
不規則な天候の中、インターミディエイトで織戸選手がスタート。

1LAP目には1分52秒199で2番手を記録するが、やはり、AWDの77号車クスコインプレッサが1分50秒481と言う驚異的なタイムで1番手を記録した。
しかし、雨も上がり乾き始めた路面に対し織戸選手は経験と判断により、スリックタイヤを選択しアタックに出た。
タイヤ選択が見事に当たり、1分50秒556を記録し、予選1回目は2番手を記録し阿部選手に交代、阿部選手もスリックタイヤで走行し、1分53秒882で規定タイムをクリアし、無事予選総合2番手でスーパーラップ進出を果たした。

金曜日シェイクダウンで、2日目にはスーパーラップ進出する車両を作り上げたメカニックに感謝すると共に、これからのシーズンが楽しみになってきた。

■2回目 GT300クラス占有15時10分〜15時25分
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:20度  路面温度:25度


このセッションはスーパーラップのためのセッティング時間となった。


1LAP目には1分46秒048を記録し、暫定トップになるが、セッティングに専念する為、ピットインを繰り返し調整に時間を費やした。
結果、13番手でこのセッションを終えた。

■スーパーラップ GT300クラス占有15時45分〜16時15分
天候:晴  路面状況:ドライ  気温:17度  路面温度:30度


予選1回目で2番手タイムを記録したウェッズスポーツIS350は9番目スタートで織戸選手がアタックする。

1番目は予選暫定10番手の7号車ORC雨宮SGC-7で1分45秒299を記録、このタイムがターゲットタイムとなる。
その後、44秒台の争いとなり、5番手スタートの95号車ライトニングマックィーンapr MR-Sが1分44秒189を記録し、暫定トップに躍り出る。
そして、19号車ウェッズスポーツIS350のアタックが始まる。結果は7番手1分45秒354となった。
シェイクダウンの次の日に予選7番手を記録したウェッズスポーツIS350、順位的には1番じゃないが、正直予選結果にチームは満足していた。
しかし、マシンは決勝に向けてすでにメカニックが作業していた。



予選 コメント


織戸 学
ドライバー:
織戸 学
タイヤ選択が決まり、午前中は2番手のタイムを出すことが出来ました。
ヨコハマタイヤの選択肢の広さに感謝しています。
また、IS350としても、他チームに存在の大きさをアピールしていけたと思います。

阿部 翼
ドライバー:
阿部 翼
予選1回目はレインコンディションで数周走り前日よりも乗りやすくなっていました。
その後、ハーフウェットで規定タイムクリアをする為、一周だけアタックした所、スーパーラップに残れるタイムを出せたので、良かったです。

坂東 正敬
監督:
坂東 正敬
昨日、シェイクダウンでSUPER LAP進出。
本当に信じられません。
メカニック、マネージャー、お手伝いをしていただいた皆様、スポンサー様のおかげだと思っています。
ドライバーもウェットの中スリックタイヤでのアタック、流石です。
一日、一日進化していくISに是非注目してください。


予選総合


GT300クラス/予選総合
□1回目:2007-05-03|天候:晴|コース:ウエット/ドライ
□スーパーラップ/2回目:2006-05-03|天候:晴|コース:ドライ
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
195ライトニング マックィーン apr MR-Ss平手 晃平
国本 京佑
1'53.3261'44.189MI

+2

2110KUMHO BOXSTER-GTs光貞 秀俊
池田 大祐
1'53.4921'44.789KH

+1

343ARTA Garaiyas新田 守男
高木 真一
1'53.6581'44.802MI60
477クスコDUNLOPスバルインプレッサ山野 哲也
佐々木 孝太
1'50.4811'44.974DL20
533HANKOOK PORSCHE木下 みつひろ
影山 正美
1'53.1321'44.976HK

+2

67ORC雨宮SGC-7井入 宏之
折目 遼
1'53.8581'45.299YH35
719ウェッズスポーツIS350s織戸 学
阿部 翼
1'50.5561'45.354YH
84EBBRO UEMATSU 320Rs阪口 良平
松下 昌揮
1'53.4691'45.863YH

+1

95プロμ マッハ号 320R玉中 哲二
山野 直也
1'52.8021'46.134YH

+2

1088triple a ガイヤルドRG-3s松田 秀士
古谷 直広
1'53.2361'48.441YH

+1

1146MOLAレオパレスZs星野 一樹*
安田 裕信
1'54.052
MI15
1231DOUBLEHEAD avex apr MR-S峰尾 恭輔*
坂本 雄也
1'54.334
MI

+1

1370外車の外国屋&LMPポルシェ赤鮫オヤジ
山岸 大*
1'54.615
YH

+2

1462WILLCOM ADVAN VEMAC 408Rs黒澤 治樹*
密山 祥吾
1'54.857
YH
1527石松・RYUMA HANKOOK GT3井上 貴志
ファン・ジヌ*
1'55.071
HK

+1

162プリヴェKENZOアセット・紫電s高橋 一穂
加藤 寛規*
1'55.088
YH20
1781ダイシン ADVAN Z青木 孝行*
藤井 誠暢
1'55.153
YH5
1826ユンケルパワータイサンポルシェs谷口 信輝
山路 慎一*
1'55.197
YH50
1966triple a ムルシェRG-1山西 康司*
余郷 敦
1'55.239
YH
2052GREEN TEC KUMHO IS350黒澤 琢弥*
井口 卓人
1'55.243
KH
2187アクティオガイヤルドRG-3和田 久
栗原 宗之*
1'55.819
YH

+1

221184CARAT SON GT3宮本 隆士*
栗原 正之
1'55.821
YH

+1

2311JIMCENTER ADVAN F430田中 哲也*
植田 正幸
1'55.899
YH
24111ARKTECH BOXSTER-GT小泉 洋史*
黒澤 翼
1'56.415
KH

+2

25666楽天 BOMEX 320R周防 彰悟
山下 潤一郎*
1'56.593
KH

+2

2616CHUGAI UEMATSU 350R植松 忠雄*
筒井 克彦
1'56.934
YH

+1

GT300 以上予選通過
9ニッソーサービスC6谷川 達也
武井 寛史
未出走
KH

 
■GT 500 CLASS/予選総合
Po. No. Machine
Driver Qualify#1 SuperLap Tire WH
118TAKATA 童夢 NSXs道上 龍
小暮 卓史
1'41.8841'34.941BS
238ZENT CERUMO SC430s立川 祐路
リチャード・ライアン
1'42.0951'34.971BS
335宝山 KRAFT SC430ピーター・ダンブレック
片岡 龍也
1'42.0741'35.017BS
417REAL NSX金石 勝智
金石 年弘
1'42.6681'35.181BS

+1

536PETRONAS TOM'S SC430s脇阪 寿一
アンドレ・ロッテラー
1'42.1751'35.249BS30
6100RAYBRIG NSXs井出 有治
細川 慎弥
1'42.4901'35.565BS

+1

732EPSON NSXsロイック・デュバル
平中 克幸
1'41.1151'35.750DL
839DENSO DUNLOP SARD SC430高木 虎之介
アンドレ・クート
1'40.9851'35.797DL

+2

925ECLIPSE ADVAN SC430土屋 武士
石浦 宏明
1'42.2451'35.853YH

+2

1012カルソニック IMPUL GT-Rs松田 次生
セバスチャン・フィリップ
1'42.5061'36.270BS30
111ARTA NSXsラルフ・ファーマン
伊沢 拓也*
1'43.181
BS25
1224WOODONE ADVAN Clarion GT-RsJ.P・デ・オリベイラ*
荒  聖治
1'43.216
YH

+1

1323XANAVI NISMO GT-Rs本山 哲*
ブノワ・トレルイエ
1'43.463
BS115
143YellowHat YMS TOMICA GT-Rsロニー・クインタレッリ*
横溝 直輝
1'43.499
BS
1522MOTUL AUTECH GT-Rsミハエル・クルム*
柳田 真孝
1'43.777
BS20
166ENEOS SC430s伊藤 大輔
ビヨン・ビルドハイム


BS

+1

GT500 以上予選通過

両クラスの上位10台は、スーパーラップにより順位を決定

タイヤ=BS:ブリヂストン/DL:ダンロップ/HK:ハンコック/KH:クムホ/MI:ミシュラン/YH:ヨコハマ

WH=ウェイトハンディキャップ(kg)/+1:性能引き上げ措置(1ランク)/+2:性能引き上げ措置(2ランク)

スーパーラップ アタックドライバー:GT500[赤字]GT300[青字]

*=予選1回目のタイムを出したドライバー

車名の後ろのS:シード権車両=シード権車両は、全ての参加条件が満たされている限り決勝レースへの出場が保証される。

No.6は、公式予選2回目に予選通過基準タイムをクリア

■公式予選1回目

No.6 国際モータースポーツ競技規則付則H項違反により、当該セッション全ラップタイム抹消のペナルティを課す。

■公式予選2回目

No.87 国際モータースポーツ競技規則付則H項第4章18.1違反(ピットレーン速度超過)により、罰金2万円を課す。

No.110 2008 SUPER GT Sporting Regulations 第3章 第28条 14.b.(他の車両をコースアウト)により、当該予選出走ドライバーのタイムを抹消のペナルティを課す。